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マツエクサロンの集客方法10選|成功事例から学ぶ効果の高い実践方法を解説

マツエクサロンの集客方法10選|成功事例から学ぶ効果の高い実践方法を解説

マツエクサロンの集客成功には、Instagram・MEO・ポータルサイトなどのWeb施策と、ポスティングやコラボイベントといったオフライン施策を組み合わせた多角的なアプローチが効果的です。

また、競合分析によるターゲット設定と差別化、リピーターを育てる顧客管理や質の高い接客も欠かせません。

本記事では、マツエクサロンの集客方法を具体的に解説します。Instagramでの集客手順や、競合店との差別化ポイント、リピート率を上げる実践的な方法まで幅広くカバーしています。

「どの方法から始めればいいか分からない」という方も、この記事を読めば自サロンに合った集客戦略が見えてくるはずです。

マツエクサロンの集客方法10選

マツエクサロンにおすすめの集客方法は次の通りです。

  1. SNS
  2. ブログ運営
  3. ポータルサイト
  4. MEO
  5. ポスティング
  6. 知人からの紹介
  7. コラボイベント
  8. メルマガ配信
  9. リスティング広告
  10. 看板設置

以下にて詳しく見ていきましょう。

1.SNS

SNSは視覚的な魅力を伝えやすいため、マツエクサロンのような集客において欠かせないツールです。総務省の調査では、各SNSの利用率が示されています。

SNS名

利用率

LINE

91.1%

Instagram

52.6%

Twitter

43.3%

TikTok

33.2%

Facebook

26.8%

このように、SNSは今や全世代で使われているツールです。特に、InstagramやTikTokなどのSNSでは、施術の仕上がりやサロンの雰囲気を写真や動画で直接アピールでき、若い世代を中心とした幅広いユーザーにリーチできるため重要度が高いです。

フォロワーとの双方向コミュニケーションで信頼関係を構築できる点も魅力の一つといえるでしょう。

マツエクサロンにとって特に重要となるInstagramの活用方法については後述しますので、ぜひそちらも参考にしてください。

2.ブログ運営

ブログ運営は、サロンの個性やこだわりを深く伝えられる集客手法です。SNSでは伝えきれない詳細な情報や、施術に対する想い、オーナーの人柄などの発信は共感を呼び、来店のきっかけを作れます。

実際にブログ運営で集客に成功した「salon de beaute Jolie」オーナーのMihoさんの事例を紹介します。

独立してから数カ月間、お客様がほとんどいなかったことです(苦笑)。はじめはここにサロンがあることはもちろん、誰も私を知らないし、当たり前なんですけどね。

そこで、なぜお客様が来ないかひたすら考えて、一番の問題は「ナチュラルなエクステ」というコンセプトだけでは他店と差別化しずらいことに気づいたんです。

そこで、私自身がHSP気質※であることから、ブログに「パニック症候群の方でも安心して来店できる工夫をしています」と書いてみたんです。そうしたら反響が大きくて! メンタルに不安をお持ちの方が、ブログを読んで来店してくださるようになったんです。

引用元:モアリジョブ|「salon de beaute Jolie」オーナー Mihoさん

ブログで差別化を図るポイントは次の通りです。

  • 自サロンならではの強みや配慮を具体的に発信する
  • どんなお客様に来てほしいかを明確にする
  • 施術技術だけでなく、寄り添える悩みを伝える

効果が見込める記事内容も押さえておきましょう。

  • マツエクの持ちを良くするケア方法
  • デザインの選び方や施術の流れ
  • お客様の疑問に答える実用的な情報

定期的な更新を続ければ、検索エンジンからの流入も期待でき、サロンへの信頼度も高まっていくでしょう。

3.ポータルサイト

ポータルサイトへの掲載は、マツエクサロンを探しているユーザーに直接アプローチできる有効な集客方法です。

「ポータルサイトで毎回予約を取る」という層は一定数存在するため、掲載すれば確実に認知を広げられます。

以下にて、無料で掲載可能な主要ポータルサイトをまとめました。

サイト名

特徴

料金プラン

エキテン

月間790万人以上が利用するクチコミサイト

・無料会員有り

・有料:初期33,000円+月額5,500円

MIRRE.JP

スタイリスト個人を検索できる。事前決済機能付き

・店舗掲載:無料

・スタイリスト:3ヶ月無料

PayPay

登録者数6,500万人超の決済サービス

・加盟料:無料

・有料:月額1,980円~

CUTS

東京都内中心の美容室情報サイト

・掲載料:無料

ぴらくネット

予約機能が1年間無料

・基本無料

・予約機能:月額550円~

ヘアログ

全国21万件以上が登録

・無料プラン有り

・有料:月額5,500円~

NAILCLUE SALON

ネイルサロン専門検索サイト

・完全無料

エステサーチ

全国のエステサロン検索

・完全無料

Yelp

世界最大級のレビューサイト

・無料

ポータルサイトを活用する際のポイントは次の通りです。

  • 営業時間・料金・アクセスなどの基本情報を充実させる
  • 施術写真や店内画像を複数枚掲載する
  • 口コミへの返信をこまめに行い誠実さをアピールする

複数のポータルサイトに掲載すれば、それぞれのユーザー層にリーチできるため、可能な限り多くのサイトへの登録を検討してみてください。ただし、管理を怠ると「悪い口コミが放置される」「サイト更新がないため営業してないと思われる」といったデメリットが生じるので注意しておきましょう。

4.MEO

MEO(Map Engine Optimization)対策とは、Googleマップ上での表示順位を上げる施策です。

「地域名+マツエク」といった検索をしたユーザーに対して、自サロンを上位表示させれば、来店意欲の高い見込み客を効率的に獲得できます。

▼「渋谷駅_マツエクサロン」で上位表示ができた事例

1.「渋谷駅_マツエクサロン」で上位表示ができた事例

Googleビジネスプロフィールで必ずしておきたい基本設定は次の通りです。

  • 店舗名・住所・電話番号を正確に登録する
  • 営業時間・ウェブサイトURLを最新の状態に保つ
  • 店内や駐車場の写真を複数アップする

またGoogle口コミ対策も重要です。こちらも基本的な対策をまとめました。

  • 施術後のお客様に口コミ投稿をお願いする
  • 投稿された口コミには必ず返信して誠実さを示す
  • 改善点の指摘にも真摯に対応する姿勢を見せる

あとは投稿機能を活用し、キャンペーン情報や新メニューを定期的に発信するのも大切です。更新頻度が高いほどGoogleからの評価が上がりやすく、検索結果での表示順位向上につながるとされています。

自力での対策が難しい場合は、MEO専門業者への相談も検討してみましょう。

5.ポスティング

ポスティングは、地域に密着したマツエクサロンにおすすめの集客手法です。古典的なやり方ですが、ターゲット層に直接アプローチできる有効な手法で、地方では特に重視されています。

近隣住民をメインターゲットとする場合、チラシを通じてサロンの存在を知ってもらうきっかけにもなります。

効果的なチラシを作成する際のポイントは次の通りです。

  • 施術の仕上がり写真を大きく配置する
  • 料金やサロンの特徴を分かりやすく記載する
  • 初回限定価格や友人紹介割引など特典を目立たせる

チラシ作成は、デザインツール「Canva」活用により無料で作成できます。無料で使えるテンプレートが豊富に用意されており、デザインの知識がなくても、プロフェッショナルな仕上がりにすることが可能です。美容サロン向けのテンプレートも多数あるため、自サロンのイメージに合ったデザインを選んで編集するだけで完成します。

▼実際のチラシデザイン例

2.実際のチラシデザイン例

引用元:umi.design.web

サロンから徒歩圏内の住宅街やマンションを中心に配布したり、土日の午前中など在宅率の高い時間帯を狙ったりなどの工夫をすればより高い効果を得られるでしょう。

6.知人からの紹介

知人からの紹介は、信頼性の高い集客方法として効果的です。すでに施術を受けて満足している既存顧客が友人や家族にサロンを勧めてくれるため、紹介された方も安心して来店しやすくなります。

紹介をもとに集客する場合は、ターゲットに合った特典を用意し、効果的に促進する必要があります。具体的な特典の例を見てみましょう。

紹介者:次回使える1,000円割引クーポン

被紹介者:初回20%オフ

ポイント:両方にメリットを提供することで紹介のハードルを下げる

具体的な促進方法は下記を参考にしてください。

  • 施術後の会計時に紹介カードを手渡す
  • 特典内容とサロンの連絡先を記載する
  • LINEやSNSでシェアできるデジタルクーポンを用意する

紹介をお願いするタイミングとポイントは次の通りです。

  • 施術直後の満足度が高いタイミング
  • 自然な流れで紹介をお願いする
  • 無理強いせず、顧客が「紹介したい」と思える高品質なサービス提供が前提

また、紹介してくれた顧客には必ず感謝の気持ちを伝えましょう。次回来店時のお礼や手書きメッセージカードを添えるのもよいです。こうした丁寧な対応が継続的な紹介につながり、安定した集客の基盤となります。

7.コラボイベント

コラボイベントは、他の美容サロンや関連業種と連携して開催する集客イベントです。それぞれのサロンがもつ顧客層にアプローチできるため、新規顧客の獲得に効果的です。

▼実際のイベント事例「BITOKU BEAUTY FES」

引用元:bi.tokushima

上記、徳島で開催された総合ビューティーイベントでは、エステ、ネイル、肌質改善、ハンドケア、眉毛スタイリング、耳ツボジュエリー、占いなど、複数の美容サロンが集結。気になっていた美容メニューを体験できる機会として、多くの来場者を集めています。上記のイベントは大規模ですが、2~3店舗でのイベントでも問題ありません。

こうしたコラボイベントを開催する際のポイントは次の通りです。

  • 相乗効果が期待できる関連業種のサロンと連携する
  • 体験メニューを用意して気軽に参加できる環境を作る
  • SNSでイベント情報を事前に発信し認知を広げる
  • 当日限定の特典やクーポンを用意して来店につなげる
  • イベント後のフォローアップで継続来店を促す

コラボイベントを通じて、単独では接点をもてなかった層にアプローチでき、サロンの認知度向上と新規顧客獲得の両方を実現できます。

8.メルマガ配信

メルマガ配信は、既存顧客との関係を維持しながら、リピート来店を促進できる効果的な集客方法です。定期的に有益な情報を届ければ、サロンを思い出してもらう機会が増え、顧客の選択肢として想起してもらえます。

マツエクサロンにおすすめの配信内容は次の通りです。

  • セール情報
    期間限定の割引キャンペーンを告知
  • 新作や新規アイテムの入荷お知らせ
    最新のマツエクデザインや商品を紹介
  • 購読者限定クーポン
    メルマガ登録者だけの特別価格を提供
  • お誕生日クーポン
    顧客の誕生月に特別な特典を贈る

メルマガ登録を促す際は、事前に上記のようなお得情報を配信すると伝えます。「メルマガ登録で初回10%オフ」「限定クーポンを毎月配信」など、登録するメリットを明確に提示すると登録率が大幅にアップします。

ただし、配信する際は下記のような注意点があります。

  • 配信頻度は月2〜4回程度に抑え、過度な配信を避ける
  • 件名は開封率を意識して興味を引く内容にする
  • モバイルでも読みやすいレイアウトを心がける
  • 配信解除のリンクを必ず設置する

メルマガは低コストで継続的にアプローチできる施策のため、リピーターを育成したいマツエクサロンはぜひチャレンジしてみてください。

9.リスティング広告

リスティング広告とは、検索エンジンでユーザーが検索したキーワードに合わせて、検索結果一覧に表示される広告のことです。見出しの前に「スポンサー」と記載されているサイトが、リスティング広告のページになります。

▼実際のリスティング広告

4.実際のリスティング広告

一般的に、ユーザーがクリックするごとに広告費がかかる課金制ですが、1クリックにかかる金額はジャンルや商品によって変わり、需要がある分野は単価も高くなる傾向にあります。

いくら広告費をかけても、最終的にサロンの予約につながらなければ意味がありません。そのため、リスティング広告を運用する際は、CTRやCVRの向上を重視してください。

CTR(クリック率)とは、広告が表示された回数のうちクリックされた割合で、広告がユーザーの興味に上手くアプローチできているかを把握する際に見る指標です。

一方のCVR(コンバージョン率)とは、広告をクリックした中でお問い合わせや来店につながった割合で、美容業界の平均値は3%前後です。

コストを抑えたい場合は、除外するキーワードを設定したり、配信する対象者を限定するとよいです。予算に余裕がある場合は、専門業者に依頼しましょう。

10.看板設置

看板は通行人とサロンをつなぐ第一印象を決める重要なツールです。特に2階以上のテナントでは、外から店内が確認できないため、看板の役割が大きくなります。

看板デザインで伝えるべき要素来店前のお客様は、看板から店舗の雰囲気をイメージします。サロンが大切にしている世界観を反映させながら、以下の情報を視覚的に訴求するのが重要です。

  • サロン名を読みやすいフォントで大きく配置
  • 提供メニューや価格帯を明記
  • 営業時間と連絡先を分かりやすく表示
  • 清潔感のある配色とレイアウト
  • 夜間も視認できる照明の設置

ターゲット層に響くデザインマツエクサロンの主な顧客は、美意識の高い女性層です。洗練されたビジュアルとブランドの統一感を意識したデザインにすると、ターゲット層の心をつかめます。

また、看板で示した印象と実際の店内が一致しているのも大切です。看板を見て抱いたイメージ通りの空間が広がっていれば、お客様は安心して施術を受けられるでしょう。

店頭のスタンド看板やA型看板を設置する場合は、通行人の視線の高さを考慮し、遠くからでも認識できるサイズとデザインを心がけてください。

マツエクサロンにおけるInstagramでの集客手順

マツエクサロンにおけるInstagramでの集客手順は次の通りです。

  1. 参考にするアカウントの選定
  2. プロアカウントの作成
  3. 定期的な投稿と見直し

Instagramで投稿する際のポイントについても解説します。

1.参考にするアカウントの選定

Instagram運用を始める際、どのような方向性で進めるかを決めるために、参考アカウントの設定が欠かせません。ただし、1つのアカウントを丸ごと真似するのではなく、複数のアカウントから良い要素を抽出して組み合わせるのが大切です。

参考アカウントを活用する際の具体例を見てみましょう。

  • 魅力を感じるアカウントを3つピックアップする
  • 1つ目のアカウントから動画編集のテクニックを学ぶ
  • 2つ目のアカウントからキャプションの書き方を参考にする
  • 3つ目のアカウントから投稿リズムを取り入れる

このように、各アカウントの長所を掛け合わせれば、オリジナリティのあるコンテンツが生まれます。すべてをそのまま真似すると個性が失われるため、要素の組み合わせを意識しましょう。

続いて以下を参考にし、選ぶべきアカウントの条件も設定してください。

  • エンゲージメント率が高く、フォロワーとの交流が活発
  • 投稿に一貫性があり、ブランドの世界観が確立されている
  • 撮影クオリティが高く、ビジュアルで魅了している
  • ストーリーズやリールなど各機能を使いこなしている

自サロンが目指すイメージに近いアカウントを選べば、運用の具体的なビジョンが描きやすくなります。

2.プロアカウントの作成

ビジネス活用ではプロアカウントへの切り替えが必須です。個人アカウントでは利用できない機能が解放されるため集客力が高まります。

プロアカウントでは、以下のようなフォロワーの詳細データを確認できます。

  • フォロワーの年代・性別・居住エリア
  • アクティブな曜日や時間帯
  • 投稿のリーチ数・保存数・シェア数
  • 動画の視聴完了率

こうしたデータ分析により、ターゲット層の特性把握と投稿の最適化が可能になります。

また、自サロンのアカウントでは、連絡導線の設置も欠かせません。具体的には、プロフィールに電話番号やメールを表示してユーザーの検索手間を省いてあげます。

「予約する」ボタンを設置すれば、タップ1回で予約ページへ誘導でき、途中離脱を防げます。そのほか、プロフィールには具体情報を盛り込んでサービス内容を明確に伝え、来店ハードルを下げましょう。

3.定期的な投稿と見直し

Instagram運用で成果を上げるには、継続的な投稿と改善のサイクルが不可欠です。投稿して終わりではなく、データを確認しながら次の一手を考えることが重要になります。

推奨する投稿ペースは次の通りです。

フィード:週に3〜5回

ストーリーズ:1日1〜3回

リール:週に2〜3回

投稿後は必ずインサイトをチェックし、どの内容が好評だったかを把握しましょう。人気投稿の傾向を見極めれば、効果的なコンテンツ制作につながります。

Instagram投稿のポイント

フィード投稿で重視すべきポイントは次の通りです。

  • 自然光を活かした撮影
  • フォロワーが求めるプロがもつ情報の提供
  • 画像内にテキストを用いて一目で分かるように工夫

ハッシュタグを活用する際は、関連性の高いタグを10個程度に厳選し、大・中・小テーマで段階的に絞り込むのがポイントです。具体例を紹介します。

大テーマ:「美容好きと繋がりたい」など検索数の多いワードで幅広い層にリーチ

中テーマ:「マツエク」など業界特化ワードで関心度の高い層にアプローチ

小テーマ:サロン名や地域名など固有名詞で来店見込みの高いユーザーを獲得

こうした階層的な構造を作れば、広範囲への露出とコアなフォロワー獲得を同時に実現できます。

マツエクサロン集客力を向上させるポイント5選

マツエクサロンの集客力を向上させるポイントは次の通りです。

  1. 競合店の分析
  2. ターゲットの明確化
  3. 競合店との差別化を図る
  4. ターゲットに適した情報発信
  5. 安易に値下げしない

それぞれのポイントについて詳しく解説します。

1.競合店の分析

マーケティングの基本手法として「3C分析」があります。

3C分析とは、次の3要素を組み合わせて分析し、競合との差別化要素を生み出す方法です。

  • Customer(市場・顧客)
  • Company(自社)
  • Competitor(競合)

分析の具体的なステップは次の通りです。

  • 競合店の特定
    商圏内の同業サロンをリストアップ
  • 強みと弱みの洗い出し
    価格帯、メニュー、接客スタイルを比較
  • 業界動向と顧客ニーズの把握
    トレンドや求められるサービスを調査
  • 差別化ポイントの検討
    自サロンならではの価値を明確化

3C分析を済ませておけばスムーズに進みます。

上記の分析をして競合店との違いを明確にすれば、顧客に選ばれる理由ができ、リピーター獲得にもつながるでしょう。

2.ターゲットの明確化

女性は年齢やライフステージによって、求めるものが大きく変わります。

たとえば、学生、OL、主婦ではそれぞれ悩みや生活リズムが異なるため、誰をメインターゲットにするかを明確に定めなければなりません。

メインターゲットの明確化に役立つのがペルソナです。ペルソナとは、一人の具体的なターゲット像(人物)で、Web集客の施策の考案や、サービス設計をする際に役立ちます。

具体的なペルソナの例を見てみましょう。

▼ペルソナの例

項目

内容

年齢・性別

24歳・女性

居住エリア

東京都渋谷区(一人暮らし)

家族構成

・実家は神奈川県

・両親と兄が在住

職業

アパレル店員

年収

約320万円

趣味

・Instagram・TikTokでトレンドチェック

・カフェ巡り、ショッピング

特技

・メイク

・コーディネート

・写真加工

生活リズム

シフト制勤務(10時〜19時or 13時〜22時)、週休2日

予算感

1回あたり5,000〜7,000円程度

情報収集の方法

・Instagram

・TikTok

・友人からの口コミ

上記のペルソナであれば、InstagramやTikTokを中心にしたSNS集客、メイクやコーディネートを意識した動画づくりなどが考えられます。

3.競合店との差別化を図る

競合分析で得た情報をもとに、自サロンならではの独自性を構築しましょう。具体的には、競合店の調査データをもとに、差別化できる要素を見出します。

たとえば、近隣のマツエクサロンが大衆向けの低価格な店舗が多い傾向にあったとします。この場合、コンセプトを完全予約制のプライベートサロンにすれば、大きな差別化要素になるでしょう。

ただし、単に「他店舗がやっていないから」という理由だけでコンセプトや商品設計を行うのはNGです。自分ならではの強みを反映する必要があります。競合店がもっていない自分だけの強みを差別化要素としてコンセプト等に反映できれば、おのずと集客力は向上するでしょう。

4.ターゲットに適した情報発信

ターゲット層の目線に立ち、どんな情報を発信すれば喜んでもらえるかを意識しましょう。たとえば、マツエクのトレンド情報や、まつ毛ケアアイテムの紹介などが効果的です。

情報は、ネットやSNSのトレンドを見たり、施術中にお客様から悩みを聞き出したりして収集しましょう。

顧客が役立つと感じやすい情報として、マツエクの最新情報や、特定の悩みを解決する方法などが挙げられます。興味をもってもらえれば、問い合わせや予約につながる確率が上がるため、常に情報にアンテナを張るのが重要です。

5.安易に値下げしない

ネット予約サイトでは、似たようなメニューやコンセプトのサロンが多く、料金を下げて集客しようとするケースが見受けられます。利益が出るなら問題ありませんが、安易な値下げには以下のリスクがあります。

  • 安さだけが目的の顧客を呼び込むためリピートにつながりにくい
  • 一度下げた価格を戻すと、客離れが発生する可能性がある
  • サロンの価値が低く見られる

株式会社リクルートの調査によると、マツエクで実際に支払った金額の平均は5,824円でした。またコロナ禍から17.2%の人が「支払う料金が増えた」と回答しており、今後も支払う金額の増加が予想されます。

このデータからも分かるように、適正価格での運営は十分可能です。まずは安定したサロン経営が実現できる料金設定を行い、顧客がその価値に共感できるサービス提供を目指しましょう。価格ではなく、サービスの質で勝負する姿勢が、長期的な成功につながります。

マツエクサロン集客でリピート率を上げる方法3選

マツエクサロン集客でリピート率を上げる方法は次の通りです。

  1. 顧客管理ソフトの利用
  2. 再来店してもらうための接客を心がける
  3. 特典や次回割引の提供

以下にて詳しく解説します。

1.顧客管理ソフトの利用

顧客管理ソフトを導入すれば、来店履歴や施術記録を一元管理でき、次回来店時のカウンセリングに活かせます。過去にどんなデザインを選んだか、どの長さや太さを好んだかといったデータが蓄積されるため、お客様の好みを正確に把握したうえで提案を行えます。

また、顧客管理ソフトの中には、誕生日や記念日といった特別なタイミングで、お祝いメッセージや限定クーポンを配信する機能も備わっています。こうした心配りがお客様に「大切にされている」という実感を与え、長期的な関係構築につながります。

さらに、蓄積された来店データを分析すれば、どの時間帯に予約が集中しているか、どのメニューが支持されているかといった傾向を掴めます。こうした情報は、営業時間の調整や新メニュー開発の判断材料として有効活用できるでしょう。

2.再来店してもらうための接客を心がける

eyaBeautyの調査によると「長く通えるサロンの条件」として技術力や料金体系に続き、「スタッフの接客」「カウンセリングが丁寧」「スタッフの人柄」が上位にランクインしています。技術や価格は前提条件として、スタッフの対応こそがリピートを左右する決定的な要素だといえます。

また同サイトの「サロンに求めること」に関する調査では、スタッフの接客とカウンセリングの丁寧さが1位と2位を占めています。このデータからも、技術以上に人間性や対応の質が重視されているのが明らかです。

接客とカウンセリングが丁寧だと思ってもらうためのポイントを押さえておきましょう。

  • 初めてのお客様でもリラックスできる空気を作る
  • 希望デザインやライフスタイルを丁寧にヒアリング
  • 施術前には十分な時間をかけてカウンセリングを実施
  • 施術中はお客様の表情や反応に注意を払い、痛みや不快感がないか確認する

また、会計時には「次回のご予約はいかがですか?」と自然に提案し、お客様の都合に合わせた来店ペースを一緒に考えることで、次回予約へとスムーズにつなげられます。

加えて、お客様の仕事や生活リズムに配慮した提案も大切です。たとえば「月に1回のペースでお越しいただくと、常に綺麗な状態を保てますよ」といった具体的なアドバイスは納得感が高く、自然な予約につながります。

3.特典や次回割引の提供

特典や割引制度は、リピート来店を後押しする効果的な集客施策です。

たとえば、初回来店者に割引や無料オプションを用意すれば、他サロンとの差別化を図れます。初めての体験に不安を抱くお客様の心理的ハードルを下げ、再来店のきっかけを作り出せるでしょう。

既存顧客向けには、定期的なキャンペーンを展開するのが効果的です。特定の曜日限定割引や、シーズンごとのキャンペーンを打ち出せば、来店のタイミングを創出できます。

また、次回来店時に使える割引券を渡せば「また来よう」という意欲を喚起できます。こうした特典により、お客様は自分だけが特別扱いされていると感じ、サロンへのロイヤリティが高まります。

ポイント制度の導入も検討の価値があります。来店ごとにポイントを付与し、一定ポイント達成時に特典と交換できる仕組みを作れば、お客様はお得感を実感しながら継続来店する動機を保てます。こうした施策を組み合わせることで、リピート率を着実に向上させられるでしょう。

マツエクサロンの成功事例3選

ここでは、マツエクサロンの成功事例を3つ紹介します。

実際の成功事例から集客のポイントを学びましょう。

成功事例1.「eyelashsalon Clover」

郊外で店舗を構える伊藤麻里子さんは、独立開業後も学びを止めず、その結果として常に予約が埋まる人気店を実現しています。

日々のサロンワークでは、お客さまの施術をしながら気づいたことや反省点などをカルテに細かく書き留めています。毎日、カルテを見返しては反省の繰り返しですね。まつ毛も眉毛も、その方の骨格や筋肉の付き方、毛の生え方、量、質などによって本当に一人ひとり違うため、復習や勉強は欠かせません。

最近ではお肌やまつ毛、眉毛を傷めない薬剤が発売されるなど、まつ毛パーマやエクステの技術もどんどん進化しているので、良さそうだなと思う商材があれば友人に頼んで練習させてもらうこともあります。

引用元:モアリジョブ|「eyelashsalon Clover」オーナー 伊藤麻里子さん

上記の事例から学べる成功ポイントは以下の通りです。

  • 施術中の気づきや反省点を細かく記録し、毎日見返して改善を重ねる
  • 骨格、筋肉の付き方、毛質など一人ひとりの違いに注目し、カスタマイズした施術を提供
  • 新しい薬剤や技術が登場するたび積極的に学び、常に最新の知識をアップデート
  • 友人に協力してもらいながら新しい商材を試し、技術を磨いている

成功事例2.「:Riico:」

競合調査を実施したうえでサロンのコンセプトやサービス内容を設定し、見事に成功したRISAさんが差別化の重要性について語ってくれました。

当時(2018年)は眉へアプローチできるサロンが少数派だったため、目元をトータルでお手入れできる店として売り出していこうと考えていました。ただ、屋号を決める際に「眉&まつげ」「まつげ&眉」のどちらにするかはすごく悩んだんですよ。まつげに比べて眉の技術にまだ自信がなかったものの、「眉を変化させる=顔を変化させることができる」という技術に可能性を感じ、思い切って「眉」を屋号の頭にもってきました。

現在では、コロナ禍のマスク着用の習慣も手伝い、眉の施術ができるサロンを探していたお客様が押し寄せています。意図した以上に他店との差別化に成功したと言えますね。

引用元:モアリジョブ|「:Riico:」オーナー RISAさん

上記の事例から学べる成功ポイントは以下の通りです。

  • 開業前に競合状況を綿密に調査して他店との違いを明確化
  • 2018年当時少数派だった眉施術に注目し、目元トータルケアを打ち出した
  • コロナ禍のマスク着用習慣により眉施術の需要が高まり、想定以上の差別化に成功
  • 技術に自信がない中でも「眉」を屋号の先頭に置き、明確な強み(差別化要素)として発信

成功事例3.「salon de beaute Jolie」

コンセプト設定やSNS集客をすべて自分で行っているMihoさん。バズるInstagram運用方法について語ってくれました。

SNSはPRのためもありますが、お客様に自分の考えを分かりやすく伝える練習も兼ねています。SNSがきっかけで来店する方がとても多いので、客観性は意識しながら、私の人柄もよく分かるように書いています。お店の特長として「メンタルに不安な方でもOK」を掲げているので、その意味でもSNSとは相性がいい気がします。

以前は写真と文章だけでしたが、動画をアップするようになったらバズる確率がかなり高くなりました。カラーやボリューム感の細かいニュアンスは、動画のほうが伝わりやすいですからね。撮影は全くの素人でしたが、カメラマンの友人に機材の選び方から撮り方、加工処理まで教えてもらい、全て自分で作業しています。

引用元:モアリジョブ|「salon de beaute Jolie」オーナー Mihoさん

上記の事例から学べる成功ポイントは以下の通りです。

  • 写真と文章から動画投稿に切り替えたことで、バズる確率が大幅に上昇
  • PRだけでなく自分の考えを伝える練習も兼ね、客観性を保ちながら人柄を発信
  • 「メンタルに不安な方でもOK」という独自の強みを掲げ、SNSとの相性を活かす
  • カメラマンの友人から撮影・加工技術を学び、全て自分で作業することでコスト削減

まとめ

本記事では、マツエクサロンの集客方法やポイントなどを紹介してきました。

集客成功のポイントは次の通りです。

  • 市場を理解して自サロンの強みを明確にする
  • Instagram、MEO、ポータルサイトなど複数の手法を組み合わせる
  • 他店にない独自の価値を打ち出して一貫して発信する
  • 顧客管理と質の高い接客で再来店を促す仕組みを作る

集客は一度実施すれば終わりではなく、データを分析しながら継続的に改善していくのが大切です。

本記事で紹介した成功事例を参考に、自サロンに合った集客方法を見つけ、実践していきましょう。地道な努力の積み重ねが、必ず成果につながります。

山田 大地(Yamada Daichi) プロフィール画像
執筆者情報
山田 大地(Yamada Daichi)
大学卒業後に上京し、新卒から転職エージェントと人事部を担当。その後、訪問型セラピストの展開を目指してリラクゼーションサロンに勤務する傍ら、副業として始めたWebライターで独立を果たす。現在はWebマーケティングの専門知識を活かし、父が経営する複数店舗の集客支援に従事。転職支援から接客サービス、コンテンツ制作まで幅広い業界経験を持ち、デジタルマーケティングを軸とした事業成長支援を行っている。