看板は美容室において、通学通勤などの通りすがりの人に存在をアピールするために欠かせないツールです。
看板はネットでは伝わらないリアルな美容室の雰囲気を伝え、集客につなげることができます。ただし、目的に応じた看板製作をしなければ効果は薄れてしまうので注意が必要です。
では、どのように看板製作すれば美容室の魅力が伝わり集客につながるのでしょうか?
本記事では集客アップにつながる看板製作のコツについて詳しく解説していきますので、最後までぜひご覧ください。
美容室が看板に期待できる効果
美容室の集客ではSNSやネットなどの媒体に注目しがちですが、看板も大切な集客方法です。看板は美容室の存在を知らせる目印だけではありません。
看板で伝える内容により、次の3つの効果を期待できます。
- ターゲットのニーズに訴求する
- 美容室の魅力を伝える
- 来店のハードルを下げる
ただし、看板は記載できる情報に制限があり、記載する情報を選定する必要があります。以下で、それぞれを詳しく解説します。
新規顧客の集客アップ
通りに面している路面店なら美容室の存在を認識しやすいですが、ビルの中や路地裏などに位置する場合は分かりづらいことがあります。そこで、看板を設置すれば、美容室であると一目で分かるようになります。
店舗前を通りかかって看板を見る人は、通勤や通学など普段その地域で生活している人が多く含まれます。こうした人たちは来店しやすく、リピートにつながることもあります。このように美容室に通いやすい人から認知されることで新規顧客の集客アップにつながるでしょう。
すぐに来店しなくても、インターネットなどを使い美容室の情報を検索してくれたり、別日に来店してもらえたりする可能性もあります。また美容室の看板を繰り返し見ると、見込み客の来店意欲が湧き、選択肢の1つになり得ます。
ブランドイメージの向上
看板で美容室のコンセプトを記載することでブランドイメージが伝わります。またコンセプトを一貫して伝えることで美容室としてのブランドイメージがアップし、訴求したい見込み客へ看板を通してアピールできます。
またインターネット上では伝えにくい美容室の雰囲気などがリアルに伝わるため、新規顧客を惹きつけます。さらに見込み客だけではなくスタッフのブランドに対する認識が高まり、美容室のサービスや良い雰囲気を作ろうとする意識も高まるでしょう。
競合との差別化
商圏内の美容室と比べて自分の美容室の強みや独自性をアピールすることで「ここでしか受けられない」と認識してもらい、ライバル店との差別化ができます。
差別化で大切なのは、競合店はどんな差別化を図っているのかをリサーチすることです。以下のような点をリサーチして、差別化できるポイントがあれば看板で宣伝していきましょう。
- 美容室の外観やデザイン
- 美容室のコンセプト
- 立地条件
看板は規格や見やすさに応じて記載できる内容・文字数に限りがあります。そのため、美容室のブランドをイメージできるキャッチコピーの作成をおすすめします。
キャッチコピーを看板に記載することで、短い情報で美容室の強みや独自性を見込み客に宣伝できます。また、美容室の強みや独自性を伝えれば、リピート率アップへつながるでしょう。
新サービスの紹介
季節やタイミングによって気軽に書き換えられることは看板のメリットです。
美容室で新サービスを導入した場合には、看板で告知や宣伝を行えます。また、既存のお客様に認知されると、利用・購入のきっかけになるでしょう。さらに看板を見たお客様は〇%割引と記載することで集客アップを狙えます。
美容室に向いている看板の種類
美容室に向いている看板には色々な種類があります。
看板の種類によっては宣伝できる内容に差が出ますので、看板で何を宣伝したいのかをよく考慮して選んでください。
ここでは「スタンド看板」「LED看板やサイネージ」「壁面看板」「ウィンドウ看板」「のぼり旗・バナー」をご紹介します。
スタンド看板(手書き含む)
美容室の看板といえばスタンド看板をイメージする人もいるかもしれません。メニュー、価格、キャンペーンなどの表示に向いている看板です。
素材も木製や金属性のタイプもあり、耐久性だけでなく美容室の雰囲気に合わせることも大切です。また看板のデザインも自由に作成できるのはメリットの1つです。
手書き看板のなかには表面が黒板になっており、チョークなどで書けるタイプもあるため、温かみのあるイメージを表現することもできます。
特に手書きの場合、そこで働くスタッフの人柄、美容室の雰囲気などが伝わり、入店しやすくなるでしょう。また季節やイベントなどに対して簡単に書き換えられるので、飽きさせない工夫もできます。
また設置場所も容易に変更できるため、多くの美容室に使用されています。
引用:POPの学校ブログ
LED看板やデジタルサイネージ
お店の個性を活かす方法としてLED看板があります。特に夜間に通る人の視線を惹きつけ、足を止めるきっかけになります。ネオンなどを活かした看板を用いれば、おしゃれな雰囲気を演出できます。
色みやデザインなどで雰囲気が変わるため、美容室のコンセプトやターゲット層を考えて選ぶ必要があります。SNSを活用して宣伝している美容室も多いため、フォトスポットとして活用してもいいでしょう。
最近ではディスプレイなどの電子機器を活用したデジタルサイネージを採用している美容室もあります。
通常の看板では規格に制限があるので記載できる情報量に限りがあります。一方でデジタルサイネージの場合は、文字や静止画だけでなく動画や音声を使ってアプローチできます。
他の看板に比べ制限がないので多くの情報を分かりやすく伝えられ、競合が多い地域でも美容室のコンセプトやメニュー、店内の雰囲気を効果的にアピールできる点もメリットです。また、InstagramやLINEから簡単にデジタルサイネージへ放映できる製品もあるため最新情報の発信も行えます。
引用:株式会社NSS
壁面看板
壁面看板とは美容室の入口の上や目立つところ、壁面などに屋号を入れる看板です。美容室の印象を大きく左右する看板で、美容室の顔といえるでしょう。
第一印象につながる壁面看板は、美容室の存在感だけでなく、ブランドイメージや雰囲気を伝えるため重要です。
壁面看板の主な狙いは「良好な印象付け」であり、「おしゃれで気になる」「記憶に残る」といったイメージを与えられるようにしましょう。
また夜に営業をする美容室は視認性も大切で、LEDアームライトで外側からあてたり、文字を立体的に浮かび上がらせたりして、より目立たせることも必要です。
気を付けるべき点は長期間の設置となるため、容易に変更できないことです。そのためデザイン性や機能性を熟慮しましょう。
引用:株式会社関東ダイイチ
ウィンドウサイン
ウィンドウサインとは美容室の扉や窓ガラス面に広告物を貼る看板です。屋号名だけでなくさまざまな情報を宣伝する場合にも活用されるので、イベントや新メニューの告知もできるでしょう。
QRコードを掲示すれば、SNSやWEBページへ誘導して集客にまでつなげられます。そのためには、ターゲット層となる通行人の興味を惹けるようなデザインやキャッチコピーを考えて作成することが大切です。
また商業施設などのテナント条件で壁面看板を設置できない場合にも有効です。店内の目隠し効果や直射日光の眩しさを軽減できるメリットもあります。
引用:有限会社ティアライズ
のぼり旗・バナー
のぼり旗・バナーとは縦型形状を基本とし風でなびくことで人の目を惹く看板です。
のぼり旗の効果は、以下のように、通行人の注目を集めやすい点がメリットといえるでしょう。
- 目立つから美容室を見つけやすい
- どんなお店か分かりやすい
- 迷わず美容室にたどり着けた
また「名前」「新メニュー」「キャンペーン」などピンポイントに宣伝したい内容を載せることで、何を訴えたいのかが分かりやすくなります。
ただし、道路の脇に設置する場合は通行する人の妨げになることもあり、美容室のマイナスイメージにつながることがありますのでよく確認してから活用しましょう。
引用:オーダーのぼりドットコム
美容室が看板を製作する手順
効果的な看板を製作するにはどうすればいいのでしょうか。
看板の種類によっては長期設置となる場合もあり、スケジュールなどを考慮して計画的に製作を進めましょう。
ここではステップに分けて製作の手順をご紹介いたします。
1.目的とターゲット層を明確にする
看板は美容室のコンセプトや強み、価値観、キャンペーンを伝えるツールです。ただやみくもに看板を製作すると効果が薄れてしまう可能性があるので注意が必要です。
看板を作成する前に以下の2点を明確にしましょう。
- どんな内容を宣伝したいのか?
- どのターゲット層に集客したいのか?
この2点を決めれば、製作イメージを具体化しやすくなります。
宣伝したい内容によっては看板の種類が異なります。
たとえば以下のように、目的に応じて看板の特徴があるので選んでみてはいかがでしょうか。
- 手書きで美容室のイメージを伝えたい→「スタンド看板」
- 多くの情報を宣伝したい→「LED看板やデジタルサイネージ」
- ブランドイメージを伝えたい→「壁面看板」
また集客したいターゲット層を明確にしましょう。ターゲット層に響くキャッチコピーを看板に記載でき、デザインの方向性も定まりやすくなります。
2.看板の種類と設置場所を決める
次に看板の種類と設置場所を決めます。設置場所は美容室の認知や集客に直接影響があるため重要なポイントです。
目的やターゲット層を考慮して、以下を決めましょう。
- 看板の種類
- 設置場所の選定
- 遮断物の有無
立地条件によっては制限がある場合もあります。たとえば許可が必要な場所で設置した場合、行政から撤去要請や罰則を求められることもありますので注意が必要です。
国土交通省の景観まちづくりでは、以下のような場所には広告物等を表示・設置してはならない、など細かく決められています。
- 住居専用地域、景観地区、風致地区等
- 重要文化財等周辺地域
- 保安林
依頼する前によく確認してから次のステップでデザインの方向性を決めましょう。
3.デザインの方向性を決める
看板のデザインを考えるうえで大切なのが視認性です。遠くから見た人でも美容室名や情報が分かるようなデザインにする必要があります。特に立地が裏路地などの場合は困難です。店舗の立地を考慮して、視認性が高まるデザインにしましょう。
また、美容室のコンセプトや特徴を表現する必要があります。看板のデザインは美容室の雰囲気と同じほうが見た人もイメージしやすくなります。競合が多い地域は美容室のイメージを伝えながら違う色合いを使用するなどの工夫も必要です。
4.制作業者を選び、見積もりを取る
看板製作会社はたくさんあり、製作業者により得意分野がある場合もあります。その場合、製作業者のWEBページで製作実績を調べるとよいでしょう。
美容室の看板製作の実績を確認し「ここにお願いしたい」と思える業者を選んでください。看板製作において納期、費用や保障も業者により異なることもありますので、気になる業者は見積もりを取りましょう。
一社に限定せず、いくつかの業者で見積もりを取り、製作途中でもデザインの確認ができる業者を選ぶことをおすすめします。
5.製作を依頼し、完成したら設置する
製作を依頼したら制作過程でデザインや内容に相違ないかを適宜確認してください。完成しましたら予定していた箇所へ設置します。設置作業を自らで行う場合は、破損や建付けを確認しながら、安全に配慮して設置しましょう。
美容室の看板に掲載すると良い内容
美容室の看板に掲載すると良い内容について紹介します。
店舗名とロゴ
看板には必ず店舗名とロゴを記載しましょう。キャンペーンや料金など伝えたい情報を第一優先に考えてしまいがちですが、看板は美容室の認知度を上げることが大切です。
ロゴは人の認知度を上げる役割をしています。「文字よりも絵や図形の方が覚えやすい」といわれるようにロゴは人の認知度を上げる役割を果たします。
またロゴは個性を表現するブランディングとしての役割もあります。競合他社との差別化を図り、美容室のコンセプトを伝えられます。ロゴはまさに「美容室の顔」ともいえる存在ですので、看板には必ず記載しましょう。
キャッチコピー
キャッチコピーとは消費者の心をつかむ言葉であり、美容室のみならず全てのビジネスで必要とされている宣伝文句です。
ただし、看板の種類や規格によっては記載できる文字数に制限があり、短い文章で興味を惹くようなキャッチフレーズを考えることで集客に活用できます。そのため、看板のキャッチコピーは基本的にパッとみてすぐに伝わるような言葉にしましょう。
キャッチコピーを作成する際には、競合のリサーチも大切です。オリジナリティ(独自性)を持たせるように、他の美容室と差別化されたキャッチコピーにしてください。
また、分かりやすさや視認性を考慮して、複雑・難解な漢字を用いないようにしましょう。
施術メニューや料金
看板に施術メニューや料金を明記することで、お客様がどんなメニューがあるのかを事前に把握し、安心して来店できます。
仮に料金が記載されていなければ、予約を躊躇してしまうケースがあります。インターネットで検索する手間を省けるように看板に料金を記載することで、来店のハードルが下がります。
また施術メニューや料金も視認性が大切ですので、文字は背景色と重ならないように明暗をくっきり分けた色合いにしましょう。
営業時間・定休日
営業時間や定休日は施術メニューや料金と同じように大切です。
看板ですぐに営業時間や定休日が分かれば、お客様の生活パターンで来店イメージがつきやすくなります。最近ではインターネット予約を行っている美容室も増えています。
お客様が予約時に欲しい情報は、以下の通りです。
- 料金
- メニュー
- 予約できる日時
- 予約方法(サイトなど)
新サービスやおすすめメニューの紹介
とりわけ手書きのスタンド看板、デジタルサイネージなどは気軽に変更可能なため、新サービスやおすすめメニューを紹介できます。
美容室は季節やイベントにより宣伝したいメニューが異なります。文字だけでなくデザインも変更することで変化を与え、見る人の興味を惹けるでしょう。
新サービスやおすすめメニューの紹介で役立つのがキャッチコピーです。短い言葉で新サービスの紹介ができれば、集客に役立ちます。
SNSや公式サイトのQRコード
看板で伝えられる情報量には限りがあります。そこで役立つのがQRコードです。
カットやカラーをしたスタイルは看板では伝えにくいときや、ホームページでより詳細を伝えたい場合にも有効です。最近、SNSを活用した集客方法も主流です。興味を持ったお客様が美容室のことをもっと知りたいと思えればQRコードでより詳しい情報を知ることができます。
また、看板の前で立ち止まるのを遠慮しがちな人に対しても、QRコードであれば短時間で情報を共有可能です。
採用情報
看板は集客だけでなく採用にも活用できます。お客様だけではなく、求職者も看板を見ている可能性があります。
看板は美容室の雰囲気やスタッフの人柄を伝えるツールです。また、看板を見るということは自宅が近いケースも考えられるため、通勤しやすい範囲に居住する人材の応募につながるかもしれません。
また給与や待遇は詳しい情報は看板では伝えにくいものです。QRコードを使用し求人サイトへ案内してもよいでしょう。
美容室の看板を製作する際のポイント
美容室の看板を製作する際のポイントを、6つ紹介します。
視認性を重視する
看板を製作する際にまず考えなければならないのが視認性です。視認性で重要視すべきは、ぱっと見たときに「伝えたい情報が瞬時に正しく伝わるか」です。
看板のデザインの種類や記載内容などを工夫し、ターゲットに素早く正確に認識してもらいましょう。
どんなに記載する内容が素晴らしくても視認性が悪ければ伝わりません。明るい朝昼、暗い夜で看板の見え方に大きく影響するケースもあります。営業時間も鑑みて検討しましょう。
美容室だと分かるようにする
美容業は美容室、エステサロン、ネイルサロン、まつ毛エクステサロンなど多岐にわたります。まずは看板を見た人が「ここに美容室がある」という認識をもってもらいましょう。
反対に看板を見た人がどの業種なのか分からない看板では集客に悪い結果をもたらす可能性があります。
よくサロン名を強く推している看板もありますが、美容室として認知されない場合も考えられます。その場合シザーやコームなどのイラストを記載してもよいでしょう。
写真や画像を使用する
看板では文字だけではなく写真や画像を使用することで大きく視認性が上がります。
カットやカラーなどのメニューは文字で伝えられますが、美容室の店内の雰囲気は伝えにくいものです。
また美容室で施術したヘアスタイルを加えることで美容室の「得意なメニュー」「客層」「デザイン」を短時間で伝えられます。
写真や画像を使用する際は、看板が伝える内容にマッチングしているものを使用しましょう。反対に「宣伝したい施術内容とは違う写真、画像」「違う客層のヘアスタイル」を使用すると内容にズレが生じてしまうので注意してください。
文字のデザインにこだわる
文字のデザインにこだわるのもポイントです。スペースの限られた看板で文字の配置により看板の効果は上がります。視認性が高いデザインには余白が必要であり、製作時のポイントは以下の2点です。
- 上下左右の余白
- 行間を空ける
目立たせようと文字を大きくしがちですが、必ずしも大きければ目立つわけではありません。余白を空けることで視認性だけでなく可読性も向上します。
また文字の大きさだけでなく、「細字太字の使い分け」「見やすい色分け」「下線、囲み線」を駆使すればメリハリが生まれ、宣伝したい内容が見た人に短時間で伝わります。
チラシ・リーフレットの設置を検討する
記載したい情報に限りがある看板でも、より多くの情報を届けたいケースがあります。その場合、看板に「チラシ」や「リーフレット」を設置してみてはいかがでしょうか。
チラシやリーフレットの中にクーポンがあれば入店のハードルも下がり、集客効果が見込めます。それだけでなくSNSやホームページのQRコードを記載すると、美容室の雰囲気や施術したヘアスタイルの宣伝もでき、オーダーにつながるきっかけになります。
このようにチラシ・リーフレットの併用は、看板以外の情報を宣伝できるためメリットが大きいといえます。
安全性を確保する
看板を製作・設置するにあたり安全性に配慮しなければなりません。特にポール看板や屋上などの高所設置の看板は落下の危険性があるため、安全性を確保するため定期的な点検が不可欠です。
それだけでなく、スタンド看板やデジタルサイネージなどの看板は強風で飛ばされる可能性があります。 飛ばされた看板が人に当たるなど思わぬ事故を引き起こさないように、設置する際にはしっかり固定し対応しましょう。
このように設置看板で起こりうるリスクを予測し、事故を未然に防ぎましょう。安全面、点検などで不明点があれば屋外広告物適正化推進委員会が発行しているガイドブックを参照にしつつ、必要に応じて対象地域の組合に問い合わせてください。
美容室の看板を設置した後のポイント
美容室の看板を設置した後のポイントは、以下の3つです。
季節に応じて内容やデザインを変える
毎回同じデザインや内容では新鮮味がなくなり、見る人の興味が薄れていきます。そのため、季節に応じてキャンペーンを宣伝することをおすすめします。
たとえば、以下のようなキャンペーンを看板に記載して内容を変えれば、同じ場所でも変化を感じるようになります。
- 年度末や年度初めにはキッズカット
- 梅雨の時期は縮毛矯正
- 乾燥時期はトリートメント
また桜、海、ハロウィン、クリスマスなど季節に合わせて看板に装飾してもよいでしょう。文字の配色も併せて変えると、注目度も高まります。
破損や汚れに気を付ける
看板は主に屋外に設置するため、天候や気温の影響を受けやすくなります。そのため看板の破損や汚れに気を付ける必要があります。
手書き看板であれば文字や装飾が崩れてしまったり、看板自体が汚れたりします。せっかくの宣伝も汚れて清潔感がなくなれば逆効果につながります。そのため雨天のスタンド看板の設置はおすすめできません。もし設置するならカバーをするなどして汚れないような対処をしましょう。
また破損がないか定期的に確認してください。破損は思わぬ事故を引き起こしかねないため、異常を発見したら使用を控えましょう。
必要に応じて掲載情報を更新する
看板の内容は適宜更新する必要があります。たとえば、手書きのスタンド看板やデジタルサイネージの場合は内容や写真や画像を変更すると、注目を集め直すことができます。同じ内容でも文字のフォントや配色を変更するだけで真新しさを感じるものです。
もちろん、掲載情報は常に最新のものに更新しましょう。時折、看板内容のキャンペーンの期限が過ぎているケースが散見されますが、トラブルを引き起こす要因になり得ますので注意しましょう。
まとめ
集客において看板は重要で、SNSが普及してもオフラインで施術する美容室では必要不可欠なツールです。看板の種類に違いがありますので、目的に応じて検討して見てください。
看板製作をするうえで重要なポイントは次のとおりです。
- 目的やターゲット層を明確にする
- 通行人が一目で興味が湧くように視認性を重視する
- 設置後は飽きられないように工夫し、安全面に配慮する
また検討するにあたり、自治体や物件により看板の設置に対して決まりがありますので、詳細を確認のうえ設置してください。

- 執筆者情報
- Bizリジョブ編集部