ネイリストの求人掲載をしたい場合は、まずは利用率の高い求人サイトの活用を検討するとよいでしょう。求人サイトには、美容専門の特化型求人サイトとさまざまな職種が掲載されている総合型求人サイトの2タイプが存在します。両者の特徴を把握したうえで、利用する求人サイトを検討することが大切です。
本記事ではネイリストの採用におすすめの求人サイトを特化型と総合型に分けて12個紹介します。さらに美容ヘルスケアの特化型求人サイト「リジョブ」の掲載事例をもとに、採用につながるポイントを解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
ネイリストの求人を掲載する場合は、ネイリストの利用割合が高い媒体を選ぶとよいでしょう。「(株)リクルート ホットペッパービューティーアカデミー 美容就業実態調査2023」によると、復職するネイリストが活用する仕事の探し方は次のとおりです。
ネイリストの仕事の探し方 |
割合 |
---|---|
以前働いていた店からの紹介 |
29.5% |
親・知人からの紹介 |
28.6% |
ハローワーク |
23.8% |
美容系専門の求人サイト |
21.9% |
各サロンのホームページ |
19.0% |
フリーペーパー(無料求人情報誌) |
18.1% |
その他の求人サイト |
17.1% |
雑誌(有料求人情報誌) |
17.1% |
SNS |
15.2% |
働きたい美容サロンに直接問い合わせ |
14.3% |
美容サロン検索サイト |
13.3% |
通っていた大学・専門学校からの紹介 |
5.7% |
その他 |
1.9% |
※「(株)リクルート ホットペッパービューティーアカデミー 美容就業実態調査2023」をもとに作表
以上をもとに、求人を掲載できる媒体を次の5つに分けて解説します。
仕事探しをするネイリストの利用率が高い順に紹介するので、参考にしてください。
ハローワーク(公共職業安定所)は、厚生労働省が運営する職業紹介機関で、無料で求人を掲載できます。人材募集の費用を抑えながら幅広い求職者にアプローチできる点がメリットです。
ハローワークに求人を掲載すると事業所だけではなく、インターネット上でも求人情報を公開できます。利用者数が多く、地域ごとに事業所が設置されているので、特定の地域内でネイリストを探したい場合に便利です。
ハローワークにネイリストの求人を掲載したい場合は、次の記事をご覧ください。
求人サイトは美容系専門のサイトとその他に分かれます。先述した「(株)リクルート ホットペッパービューティーアカデミー」のデータによると、その他の求人サイトよりも美容系専門の方が利用率が高い結果でした。
美容系専門の主な求人サイトとして、リジョブやホットペッパービューティーワークなどが挙げられます。これらの求人サイトは美容特化型とも呼ばれ、ネイリスト以外にもエステティシャンや美容師などの美容系の専門職の求人を幅広く扱っています。
一方でネイル求人.comやアットネイルなど、ネイリストのみに限定して求人を募集するサイトも存在します。
特化型の特徴は、ネイリスト向けの絞り込み検索やコラム記事が充実しているため、ネイリストに限定して仕事探しをする人材を集めやすい点です。
その他の求人サイトは総合型と呼ばれ、美容系あるいはネイリストに限定せずに幅広い求職者が利用している点が特徴です。ネイリストを募集する場合は、求人検索エンジンと呼ばれる部類に属する求人サイトを利用するとよいでしょう。
なぜなら「ネイリスト 求人」とインターネット検索すると、求人検索エンジンに掲載されている求人票が検索結果に表示されるからです。検索ユーザーに対してネイリストの求人をアピールしやすくなるため、より多くの応募者が期待できます。
求人検索エンジンとは、求人情報に特化した検索エンジンのことで、Indeedや求人ボックス、スタンバイなどの求人サイトが該当します。多くの検索エンジンは、職種と勤務地で条件を絞り込んで求職者が仕事探しをするシステムになっています。
求人情報誌は地域単位で発行されることの多い媒体で、地域密着型の採用活動を進める場合は特に効果的です。駅やコンビニなど多くの人が訪れる場所に置かれるため、地元の求職者に対して効果的にアプローチできます。
厚生労働省の調査によると、現在は無料の求人情報誌を発行する事業者が多いようです。
▼求人情報事業の形態
利用媒体名 |
割合 |
---|---|
無料求人情報誌(フリーペーパー)の発行 |
47.4% |
有料求人情報誌の発行 |
8.2% |
新聞の折り込み広告 |
30.9% |
新聞への求人広告の掲載(新聞広告の代理店業務) |
14.4% |
※「求人情報・求職情報関連事業実態調査結果の概要|厚生労働省」をもとに作表
先述したホットペッパービューティーアカデミーのデータでもフリーペーパーの利用割合が有料の雑誌よりも多い結果でした。
以上を加味すると、求人情報誌を利用する場合、まずはフリーペーパーから検討するとよいでしょう。求人サイトとの併用で、より広範囲にアプローチするのもおすすめです。
自社ホームページに求人を掲載するのも有効です。求人掲載を目的に作成したホームページやサイトは、採用ページや採用サイトと呼ばれます。
株式会社ニュートラルワークスの調査によると、7割以上の求職者が企業のホームページを閲覧していることがわかりました。
自社の採用ページを作成するメリットは、自社で働く魅力を求職者に対して自由に伝えられることです。
一方で求人サイトに掲載すると掲載できる情報の範囲や文字数、画像の枚数、項目などが決められているので、求職者に伝えられる情報が限定されます。しかし採用ページの場合は、自社で所有するサイトに情報を載せるので、文字数や画像の枚数を限定せずに豊富な情報を伝えることが可能です。
たとえば入社後のキャリアマップやスタッフインタビュー、ブログなどを活用すると、求職者が入社した後の働き方について具体的にイメージしやすくなります。
ネイリストを募集する場合、SNSに求人を掲載するのも有効です。SNSを活用する場合は、日ごろからサロンの雰囲気やネイルのデザインに関する画像を投稿して、SNSユーザーの興味を引きつけることが大切です。
SNSユーザーの興味を引きつつ多くのフォロワーを獲得すると、そのなかから求人に応募してくれる人材が現れます。東海地方を中心に多店舗を展開する「レディスペネイル」に勤めるスタッフのなかには、SNSを見て求人に応募したケースもあるようです。
自分好みのデザインを提供しているサロンだったことです。就職先を考えるにあたって、さまざまなサロンのSNSなどをたくさん見たのですが、「レディスペネイル」は私自身が好きで、得意なキラキラしたかわいい系のネイルが掲載されていたので、得意を活かせるかもしれないと思ったんです。
モアリジョブ|レディスぺネイル 土川萌々音さん
上記の事例によると、SNSに掲載されたネイル作品を見たネイリストが自分の趣向や能力との親和性を感じたことがきっかけで、求人に応募してもらえたことがわかります。SNSに求人を掲載する場合は、ネイルの作品を掲載するのもおすすめです。
ネイリストの求人を掲載する場合は、ハローワークに次いで利用率の高い求人サイトが掲載先の中心になると考えられます。そこで、まずは求人サイトの選び方を見ていきましょう。
求人掲載するサイトを選ぶ際には、次のポイントをチェックしましょう。
求職者登録者が多いということは、さまざまなバックグラウンドを持つ求職者にリーチできることを意味します。また多くの母数のなかから求人を募れるため、自社にマッチした人材に出会える確率も高くなります。
求職者に積極的にアプローチできると、求める人材を採用するまでの期間を短縮できます。そのためにも、企業側から求職者とコンタクトがとれる「スカウト機能」を提供している求人サイトを活用するとよいでしょう。
一方でエージェント型のサイトでは、求人掲載後に求職者の応募を待つ時間が長くなり、求める人材を採用するまでの期間が長くなるケースがあります。スカウト機能が搭載された求人サイトを活用して、採用までのプロセスをスピーディーに進めましょう。
ネイリストの求人サイトを選ぶ際には、掲載されている求人の数も重要です。豊富な求人が揃っているサイトの場合、求職者側の選択肢の幅が広がるため、それを魅力に感じた求職者が集まりやすくなります。
選択肢が多いと、自分のライフスタイルに合った職場や自分の能力を活かしやすい職場を見つけやすいため、求職者側にとっては魅力的に感じられるのです。
技術系の職種の場合、経験者や未経験者、経験年数、これまでに習得したスキルなどによって対応できる仕事内容や労働条件がさまざまです。そのため仕事内容や条件が詳細に調べられたり、絞り込み検索が充実していたりすると、求職者と企業が互いにマッチしやすくなります。
とくにネイリストの場合、専門学校の卒業生や、独学もしくは通信教育で学んだ社会人など、求人への応募者のバックグラウンドがさまざまです。
引用:jobtag|厚生労働省
ネイリストとしての実力やスキルにも幅があるため、給与や仕事内容、スキル、資格などネイリストに特化した絞り込み検索ができた方が、求職者と企業のマッチ度も向上するでしょう。
たとえばリジョブの絞り込み検索の場合、次のようにネイリスト向けの検索が表示されるので、ネイリストが自分の能力を活かせる職場を探しやすくなります。
▼リジョブの絞り込み検索
他にも、勤務地を最寄り駅や沿線で絞り込める機能があると、求職者自身が働きやすい職場に出会えるため、採用後の離職防止につながります。
美容特化型の求人サイトの場合、次の3タイプが存在します。
いずれのタイプを選択するかによって、料金負担と求職者とのコミュニケーションの取り方に違いが出てくるので、美容特化型の求人サイトを利用する場合は、料金体系をチェックしましょう。
掲載料金と成果報酬の両方がかかる場合、掲載するだけで料金が発生しますが、双方をうまくバランスさせて高額な成果報酬がかからないようにしているケースが多いです。一方で成果報酬のみの場合、掲載料金がかからない反面、成果報酬が高くなる傾向にあります。
掲載料金がかかる求人サイトの場合、求職者と企業とのコミュニケーションを取りやすいケースが多いです。たとえば求職者から企業の求人に対して直接応募できたり、企業側から求職者にスカウトメールを送ることができたりします。
一方で成果報酬のみの求人サイトの場合、求職者と企業のやり取りをエージェントもしくはキャリアコンサルタントと呼ばれる担当者が仲介するケースが多いです。担当者が仲介するため、採用にかかる企業側の負担を軽減できる点がメリットです。その反面、企業が求職者にスカウトメールを送れず、直接アプローチできないことがあります。
ネイリストの採用におすすめの特化型求人サイトは次のとおりです。
サイト名 |
月間訪問数 |
ネイリストの求人掲載数 |
料金体系 |
---|---|---|---|
リジョブ |
1,391,000 |
1,874件 |
掲載料金+成果報酬 |
ホットペッパービューティーワーク |
366,447 |
706件 |
掲載料金+成果報酬 |
ネイル求人.com |
6,034 |
1,649件 |
成果報酬のみ |
アットネイルズ |
3,975 |
556件 |
掲載料金のみ |
サロンdeジョブ |
61,548 |
792件 |
成果報酬のみ |
ネイリストジョブ |
12,450 |
312件 |
成果報酬のみ |
※2024年10月18日調べ
なおネイリストの採用におすすめの特化型求人サイトを探すにあたって、まずは「求人 ネイリスト」のキーワードでインターネット検索しました。その検索結果に表示された順に、ネイリストの求人掲載におすすめの特化型サイトを紹介します。
リジョブはネイリスト関連のキーワードの多くで上位表示されているため、多くのネイリストの目に触れやすい求人サイトです。たとえば2024年10月現在、「ネイリスト」と検索すると厚生労働省運営のjobtagの次にリジョブが表示されます。
▼「ネイリスト」のGoogle検索の結果
さらにネイリストを志望する会員数は79,000人を超えているため、多くのネイリストのなかから自社にマッチした人材を探せます。スカウトメールも送れるので、積極的アプローチも可能です。
安価な掲載料金と成果報酬の組み合わせで費用対効果も抜群です。採用に費用をかけづらい小規模事業者でも、費用を抑えながら求める人材を採用できます。リジョブの利用でかかる費用は非公開ですので、以下より資料をダウンロードしてご覧ください。
ホットペッパービューティーワークは、美容業界に特化した求人サイトで、ネイリストの求人掲載にもおすすめです。
勤務地や職種、給与、福利厚生など、細かい条件で絞り込み検索ができるため、求職者が自分に合った求人を見つけやすい点も特徴です。またYouTubeやInstagramを活用してプロモーション活動を行っているため、求人情報の認知度が広がり、応募者の増加も期待できます。
またスカウト機能を使って、企業側から積極的に求職者にアプローチできる点も特徴です。ミスマッチを防ぎ、効率的に採用活動を進められます。ホットペッパービューティーワークの利用でかかる料金は、掲載料金と成果報酬の合計で非公開です。
採用担当者向けの「ホットペッパービューティーワーク」公式ホームページ
ネイル求人.comはネイリスト専門の求人サイトです。求人の掲載を依頼すると担当者がついて、応募から面接の日程調整、面接までを丁寧にサポートしてくれるエージェント型の求人サイトです。初期費用や掲載費用は無料で、求人が決まったときに人材紹介料が発生します。
▼人材紹介料
雇用形態 |
人材紹介料 |
---|---|
正社員を採用した場合 |
正社員の月給×1.2か月分 |
業務委託スタッフを採用した場合 |
1日1万円×1カ月の出勤日数×1.2 |
パート・アルバイトを採用した場合 |
週1~5日の勤務ごとに経験者と未経験者別に指定の料金が発生 |
アットネイルズは、月額の求人掲載料を支払うと利用できるネイリスト専門の求人サイトです。契約期間に応じて、3つの料金プランが準備されています。
▼求人掲載料
ライトプラン |
スタンダードプラン |
プレミアムプラン |
|
---|---|---|---|
契約期間 |
1カ月 |
3カ月 |
6カ月 |
月額料金(税込み) |
7,700円 |
6,600円 |
5,500円 |
合計(税込み) |
7,700円 |
19,800円 |
33,000円 |
同社の特徴は17年以上ネイルに特化した求人サービスを行っている点で、掲載料以外の料金が発生しないため安価に求人を掲載できます。またジェルメーカーの絞り込み検索が充実している点も特徴で、ネイリストが自分のスキルや経験を活かせる職場を探しやすい環境が整えられています。
サロンdeジョブは成果報酬制を導入しているエージェント型の美容専門の求人サイトです。エージェント制が導入されており、求職者はサロンの求人票に直接応募せずにキャリアコンサルタントに求人を紹介してもらうシステムが採用されています。
採用後に早期退職をされてしまった場合に、3ヶ月間の返金保証期間がついている点が特徴です。成果報酬の金額については、公表されていません。
ネイリストジョブは、月間15万以上のユーザーが訪れるメディアで情報発信を行うエージェント型の求人サイトです。メディアでネイリストに関するお役立ち情報の発信を行っているため、転職活動中の人材から、これからネイリストを志す人材まで幅広い層にアプローチできます。
ネイリストジョブも掲載料金が無料で、採用が決まったときにのみ成果報酬を支払うシステムですが、金額は公開されていません。
ここでは上記で紹介した特化型の求人サイト以外を、総合型求人サイトとして紹介します。ネイリストの採用におすすめの総合型求人サイトは次のとおりです。
サイト名 |
月間訪問数 |
ネイリストの求人掲載数 |
種類 |
---|---|---|---|
インディード |
23,780,000 |
13,000件以上 |
求人検索エンジン |
求人ボックス |
10,840,000 |
40,449件 |
求人検索エンジン |
ジョブメドレー |
8,353,000 |
978件 |
求人サイト |
スタンバイ |
6,918,000 |
33,244件 |
求人検索エンジン |
バイトル |
9,843,000 |
3,641件 |
求人サイト |
とらばーゆ |
355,362 |
160件 |
求人サイト |
総合型求人サイトと呼ばれるもののなかには、一般的な求人サイトと求人検索エンジンと呼ばれるものの2タイプが存在します。
求人サイトは企業が直接求人を掲載して、それを見た求職者が求人に応募するシステムのプラットフォームです。
一方で求人検索エンジンは、インターネット上に存在する様々な求人情報を一か所に集めて、求職者が検索できるようにして掲載された求人を見られるようにするシステムが採用されています。ネイリストの求人を掲載する際には、両者の違いを把握してサイト選びをするとよいでしょう。
なおネイリストの採用におすすめの求人サイトを探すにあたって、まずは「求人 ネイリスト」のキーワードでインターネット検索しました。その検索結果に表示された順に、ネイリストの求人掲載におすすめの総合型サイトを紹介します。
インディードは求人検索エンジンであり、掲載費用や採用成功報酬などがかかりません。課金をした場合は、スポンサー求人となり、求人広告の表示回数を増やせます。
Web面接機能が実装されているため、応募者と簡単に面接ができる点が特徴です。他にも、候補者を一括管理するためのツールや採用市場レポートなども搭載されているため、求人掲載から採用までのプロセスの効率化につながります。
求人ボックスも上記と同じく求人検索エンジンに分類され、求人の掲載費用や採用成功報酬がかかりません。求人広告の表示回数を増やせる有料オプションは、1クリック25円~で利用できます。有料オプションは1日単位で利用できるので、採用状況に応じて柔軟に有料と無料の切り替えができる点も魅力です。
メールアドレスと名前のみで求職者が応募できるように設定できるため、求人応募へのハードルを下げて、応募数を増やすことも可能です。
ジョブメドレーは採用が決定したときにのみ成果報酬が発生するシステムなので、求人は無料で掲載できます。採用決定時に発生する費用は最低4万円で、詳細な費用は公開されていません。
ジョブメドレーは「医療介護業界No.1」を謳っており、医療介護の特化型求人サイトともいえます。さらに美容・ヘルスケア業界の求人も掲載されており、ネイリストの求人を掲載することが可能です。毎月200通までであればスカウトメールを送れるので、ターゲットに積極的にアプローチできます。
スタンバイはクリック課金型の求人検索エンジンです。1クリック20円~の料金で、求人票がクリックされて閲覧されると料金が発生する仕組みです。そのため、求人を掲載しただけでは料金は発生せず、成果報酬を支払う必要もありません。
日本では利用者の多いYahoo!Japanのユーザーにリーチできる点が特徴で、若年層からシニア層まで幅広い年齢層にアプローチできます。掲載料は1日ごとに上限設定ができるため、採用計画に応じて柔軟にコストの変更が可能です。
バイトルは一定の期間ごとに求人掲載料を支払うと利用できる求人サイトです。期間の設定は1週間以上であれば、柔軟に設定できます。掲載料は、掲載する地域やプランによって変化します。
たとえば、もっとも高い首都圏の場合、プランごとの掲載料は次のとおりです。
▼バイトルの料金プラン
引用:バイトルの公式ページ
上位プランになるに従い、掲載順位が上がるため求人票を見てもらえる求職者の数が増えます。
バイトルの特徴は、動画を使って職場の雰囲気や魅力を伝えられる点です。さらに利用者の35%が高校生や学生であるため、ネイリストを志す学生にアプローチしたい場合にもおすすめです。
とらばーゆは掲載料を支払うと求人を掲載できるサイトで、関東圏であれば1週間の掲載料が15万円~で利用できます。とらばーゆの特徴は、利用者の中心が20~34歳の女性である点です。
▼とらばーゆの利用者層
引用:とらばーゆの公式ページ
またとらばーゆには、ファッションとビューティー、看護の3種類があり、ネイリストを募集する場合は、ビューティーに求人を掲載することになります。
ネイリストを採用するための求人掲載のコツは次のとおりです。
それぞれについて解説します。
なお、本項では下記の資料に書かれている情報の一部を紹介します。詳細を知りたい場合は、無料でダウンロードしてご覧ください。
給与や労働条件、仕事内容、研修内容などの求人票の項目を記載する際は、具体性を意識することが大切です。たとえば、給与について具体的に記載すると、入社後の処遇について求職者が自分自身に当てはめてイメージしやすくなります。
単に月収を記載するだけではなく、その内訳も記載すると報酬体系について理解を深めてもらえます。また従業員の勤務年数ごとの給与を記載すると、入社後の将来性についてもイメージしてもらえるため、より働く魅力を伝えやすくなるでしょう。
スタッフの声を求人票に載せると、求職者が働き方についてイメージしやすくなったり、職場のスタッフの人柄を把握できたりするため、求人に応募しやすくなります。
同じような境遇にある求職者であれば共感を得る効果も期待できるため、複数のスタッフコメントを掲載するのもおすすめです。スタッフが実際に働いて感じたことや、普段どのようなコミュニケーションをスタッフ同士で取り合っているのかを素直に記載するとよいでしょう。
ネイリストの採用に役立った事例として、デビューまでのスケジュールが記載されている求人票がありました。下記のようにスケジュール例の概要を簡単に伝えるだけでも、未経験者に安心感を与えられます。
このようにスケジュール例を掲載すると、未経験者が働けるようになるまでの道のりをイメージできるようになるため、採用後の働き方に関する不安を抑える効果が期待できます。
求職者に働き方をイメージしてもらうためにも、客層を載せるのも効果的です。たとえば次のように客層を具体的に記載すると、入社後にどのような接客態度やスキルが求められるのかを求職者に伝えやすくなります。
求職者が自分にマッチしているかどうかを判断しやすくなるため、アンマッチによる早期離職の予防にもなるでしょう。とくにネイルケアや働きたい職場にこだわりのある求職者に効果的です。
メニューや料金体系を紹介すると、求職者が、自分の希望する働き方やスキルと実際にサロンで提供されているサービス内容を照らし合わせ応募を検討できます。たとえば次のようにメニュー名と料金を並べて紹介すると、求職者が自分のスキルを活かせるかどうか判断しやすくなるでしょう。
メニューのなかに求職者が興味のある施術がある場合は、求人に応募するきっかけにもつながります。