リラクゼーションサロンを経営しているものの「お客様が来ない」「集客方法がわからない」と悩んでいませんか。
リラクゼーションサロンの集客を成功させるには、ポータルサイトやSNSを軸としたオンライン施策と、ポスティングなどのオフライン施策を組み合わせることが重要です。
さらに、ターゲットの明確化やコンセプトの差別化、リピーター獲得の仕組みづくりなど、戦略的なアプローチも欠かせません。
そこで本記事では、リラクゼーションサロンにおすすめの集客方法を9つ紹介し、集客を成功させるポイントと注意点を解説します。
成功事例も交えながら、今日から実践できる具体的な方法をお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
リラクゼーションサロンの集客はSNSが要!
リラクゼーションサロンでの集客を成功させるには、SNSの活用が欠かせません。スマートフォンの普及で多くの人が日常的にSNSを利用する現代、若い世代ほどSNS上で情報を探す傾向が強まっているためです。
スマートシェアの調査によると、15歳から29歳の世代では「SNS上の口コミ(レビュー)」を参考にする人が最も多く、34.33%という結果でした。
Z世代と呼ばれる若年層は幼少期からSNSに触れて育った世代であり、利用率は95%以上に達しています。利用頻度が高く、SNSを見る時間も長いため、新しいサロンとの出合いも自然と増えるわけです。
また総務省の調査によると、LINEの利用率は全年代で90%を超えており、年齢を問わず幅広い層がSNSを日常的に使っていることがわかります。
その他の主要SNSについても、全年代での利用率は以下のとおりです。
- Instagram:48.5%
- Twitter:46.2%
- Facebook:32.6%
各SNSで利用者層には違いがあるものの、いずれも高い利用率を示しており、集客ツールとしての効果が期待できます。
さらに同調査では、全年代においてモバイル機器でのインターネット利用時間が増え続けていることも明らかになりました。特に休日は平均利用時間が2年連続で100分を超えています。
このように、SNSは今や店舗集客において重要な手段です。多くの人が日々目にする場所で適切にメッセージを発信すれば、来店へとつなげられる可能性を秘めています。
リラクゼーションサロンが活用すべきSNSとポイント
リラクゼーションサロンが活用すべきSNSは次のとおりです。
- X(旧Twitter)
- 公式LINE
以下では、活用する際のポイントについても解説します。
Instagramは画像や動画を中心に投稿するSNSです。総務省の調査によると、10代と20代の7割以上が利用しています。
男女ともに利用率が高いものの、女性ユーザーの割合がやや高いため、女性客をメインターゲットとする場合は特に力を入れたいSNSです。視覚的な訴求力が高く、サロンの雰囲気や居心地の良さを伝えるのに適しています。
最近では、単に映える写真を投稿するだけでなく、ユーザーにとって学びになる投稿でファンを獲得する手法が主流となっています。
たとえば、マッサージ店であれば「肩こりを招く生活習慣3選」といったテーマで複数枚の画像を使い、専門知識を分かりやすく提供するのが効果的です。セルフマッサージの動画投稿も、ユーザーの関心を引きやすい方法の一つです。
その他、以下のような投稿もおすすめです。
- インフルエンサー来店時に店舗前や看板の前で撮影した写真
- 店内の雰囲気が伝わる写真や動画
- スタッフの人柄がわわかる動画
- 施術前後の変化を示す写真
特にビフォーアフターの画像は視覚的に効果が伝わりやすく、来店動機につなげやすくなります。また、どのような場所でどんなスタッフがいるのかがわかると、初めてのお客様にも安心して来店してもらえるでしょう。
X(旧Twitter)
Xはテキスト投稿を中心としたSNSで、140文字以内という制限があるため、コンパクトかつリアルタイムな情報発信に向いています。
総務省の調査の調査によると、10代から50代まですべての世代で利用率40%以上と高く、男女比にも大きな差がないため、幅広い見込み客へのアプローチが可能です。
Xの大きな特徴は、リポスト機能による高い拡散力です。投稿を引用して再投稿できる仕組みにより、魅力的なコンテンツであれば、短期間で多くの人の目に触れる可能性があります。
まずはフォロワー数向上のために、関連アカウントやマッサージ・リラクゼーションに興味がありそうなアカウントを積極的にフォローし、相互フォローの関係を構築しましょう。店舗でもフォローを促す工夫をすると効果的です。
また、Xは他のSNSと異なり、気軽につぶやける点が魅力です。そのため、ユーザーから質問を募集して回答する形で役立つ情報を発信することをおすすめします。ファンが増えるだけでなく第三者からの信頼も獲得しやすくなります。日常生活に活かせる情報を盛り込んで発信することを心がけましょう。
その他、以下のような投稿もおすすめです。
- 質疑応答の実施
- キャンペーン情報の告知
- 予約可能枠の空き状況の報告
Facebookは基本的に実名登録が原則で、プロフィールや名刺代わりにビジネス利用する人が多いのが特徴です。総務省の調査によると、Facebookは30代以上の利用率が高く、ビジネス層へのアプローチに適しています。
個人アカウントとは別に店舗のビジネスページを作成できるため、ホームページのような役割で活用する店舗オーナーも多くいます。
ビジネスページは管理者を複数設定でき、編集権限も細かく調整できるため、セキュリティ面でも優れています。アクセス解析機能も利用できるため、自店の利用者層や顧客ニーズを把握するのに役立つでしょう。
Facebookでは、Xよりも多くの文字数を投稿できるため、コラムやブログのような読み物を投稿するのもおすすめです。
その他、以下のような投稿もおすすめです。
- 季節ごとの営業時間変更のお知らせ
- 新メニューの紹介
- 店舗やメニューへのこだわりポイント
Facebookはビジネス色が強いプラットフォームなので、店舗にかける思いや技術面でこだわっている部分などを投稿すると、専門性の高さが伝わり信頼獲得につながるでしょう。
公式LINE
公式LINEは、リピーター獲得施策として非常に有効なツールです。
総務省の調査の調査によると、LINEは70代を除くすべての年代で90%を超える高い利用率を誇り、日常的に使われているコミュニケーションツールであるため、顧客との継続的な接点を持ちやすいのが特徴です。
気軽に登録してもらえるよう、店内にポップアップやQRコードを設置するなど、目に留まりやすい工夫をするとよいでしょう。登録特典としてクーポンを用意するのも効果的です。
リピーターの獲得施策は、新規顧客を獲得する施策よりもコストを抑えられるので、しっかりと活用していきましょう。リピーター獲得施策については後述しますので、そちらもぜひ参考にしてください。
リラクゼーションサロンにおすすめの集客方法8選
リラクゼーションサロンにおすすめの集客方法は次のとおりです。
- ポータルサイト
- SNS運用
- ポスティング
- SEO
- MEO
- 看板の設置
- 紹介キャンペーン
- Web広告
以下にて詳しく見ていきましょう。
1.ポータルサイト
多くの人が日常的にアクセスするポータルサイトは、幅広い層に店舗情報を届けられる有効な手段です。
開業したばかりで認知度を高めたい場合や、自社サイトで十分な集客ができるまでのつなぎとして活用するのに適しています。
ただし、同じ画面に競合店も表示されるため、他店と差別化できる強みを打ち出す必要があります。ポータルサイトのみで集客を完結させるのは難しいため、他の宣伝方法と組み合わせて実施するのが重要です。
リラクゼーションサロンにおすすめのポータルサイトを一覧表にまとめました。
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サイト名 |
運営会社 |
利用者数 |
無料プラン |
料金プラン |
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ホットペッパービューティー |
リクルートライフスタイル |
月間3500万人 |
なし |
要問い合わせ |
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楽天ビューティー |
楽天 |
月間1億人(グループ全体) |
なし |
初期費用:要問い合わせ 月額利用料:0円 成果型報酬:予約1件1000円、ネット予約は施術料金の15% |
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Beauty Park |
株式会社オーエス |
月間30~60万人 |
なし |
初期費用:0円 ミニマムプラン:3300円 スタンダードプラン:1万1000円 プレミアムプラン:1万9800円 |
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WomanBeauty |
株式会社パトラーズ |
要問合せ |
イージープラン無料 |
ライトプラン:月額1万円 スタンダードプラン:月額2万円 |
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OZmall |
スターツ出版株式会社 |
会員数400万人 |
なし |
要問い合わせ |
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EPARKリラク&エステ |
株式会社EPARK&エステ |
月間2000万人 |
なし |
要問い合わせ |
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エキテン |
株式会社デザインワン・ジャパン |
月間860万人 |
あり |
有料プラン:月額5000円 |
2.SNS運用
SNSはリラクゼーションサロンの認知度を高めるために非常に効果的な手段です。ブログやホームページと併せて活用すれば集客の要になるでしょう。
特に、Instagramは視覚的な訴求力が高く、サロンの雰囲気やこだわりを伝えやすいため、リラクゼーションサロンとの相性がよいプラットフォームです。誰でも無料で始められるため、情報発信が気軽にできます。
ただし、リラクゼーションサロンでは目に見える商品が少ないため、施術ベッドや店舗全体の雰囲気など、撮影する対象の選定や撮影テクニックによってフォロワー数が左右される点には注意が必要です。
実際にInstagramを効果的に活用しているリラクゼーションサロンの事例として、「relaxation.salon.r」のアカウントが参考になります
▼投稿の例
引用元:リラクゼーションサロン【ルチュ】
このアカウントでは、店内の落ち着いた雰囲気を伝える写真や施術中のスタッフの写真など、多角的にサロンの魅力を発信しています。こうした視覚的な訴求は、フォロワーに安心感を与えるためおすすめです。
3.ポスティング
ポスティングは、サロン周辺に住む人へ直接情報を届けられる手段です。予約方法や電話番号、スマートフォンですぐに読み取れるQRコードなどをしっかり掲載すれば来店につながります。
チラシは自作するほか、クオリティにこだわりたい場合には業者に作成を依頼する方法があります。リラクゼーションサロンはイメージ戦略が重要であるため、できるだけ質の高いクリエイティブを求めてプロに作成を依頼するとよいでしょう。業者の中にはチラシの作成から配布まで一貫して請け負ってくれるところもあります。
なお、チラシは「1000枚出して1件の成果」という数字を追っていく集客方法である点は理解してきましょう。できるだけ成果につなげるには、24時間いつでも予約を受け付けられる予約システムを導入し、QRコードから直接予約できるようにすることをおすすめします。
ポスティングサービスを展開するラクスルでは、実際に整体院がポスティングで成果を上げた事例が紹介されています。
東京都練馬区にある整体院では、練馬区田柄を中心にポスティングを行いました。配布部数は6,550部、予算は50,809円。6日間・30名限定の無料体験会を実施することをチラシでアピールしました。
反響数としては集客18名、売上15万円という結果に。ポスティングで集客できたことにより、リピーターの獲得にもつながりました。
引用元:ラクスル
このように、地域を絞った効果的なポスティングは、新規顧客の獲得だけでなくリピーター創出にもつながる可能性があります。
4.SEO
導入コストが少なく、手軽に始められるのがブログです。SEO(検索エンジン最適化)を理解し、ターゲットユーザーが検索しそうなキーワードに適したページを作成していけば集客につなげられるでしょう。「地域名+リラクゼーションサロン」などで検索結果の上位を取ることができれば、店舗の知名度と集客力アップに直結します。
▼「新宿 リラクゼーションサロン」の検索結果
独自のドメインを取得してブログを作成すれば、中長期的にお客様を呼び込む資産となるメリットもあります。しかしGoogleやYahoo!といった検索エンジンにページを評価されるには一定の期間がかかるため、他の宣伝方法と組み合わせて、長期的な目線で運用しましょう。
地域密着型のリラクゼーションサロンで、すぐに効果を出したい場合はnoteでもよいでしょう。noteは、利用者と既存のコンテンツが豊富なためGoogleからの評価が高く、投稿が検索結果に反映されるまでが早い傾向があるからです。
5.MEO
リラクゼーションサロンのように実店舗型のビジネスを行っているのであれば、無料で掲載できるGoogleビジネスプロフィールの活用は必須です。
営業時間やメニュー、写真、住所などの基本情報が掲載でき「(地域名)+マッサージ」などとGoogleで検索すれば、近所のマッサージ店が表示される仕組みです。
▼「新宿 リラクゼーションサロン」の検索結果
検索結果の上位に表示させるためにはMEOを行う必要がありますが、Googleビジネスプロフィール上の情報を充実させるだけでも十分に効果を発揮します。
6.看板の設置
看板は古典的ながら、今でも効果的な集客ツールです。特に地域密着型のリラクゼーションサロンにとっては、通行人や近隣住民へのアピールに欠かせません。
看板設置は道路や歩道、店舗前などに設置できるため視認性が高く、適切に訴求できれば「ただの通行人」をすぐに「お客様」へと変えられます。
また看板は地域住民や通行人へ直接訴求でき「そういえばこのお店気になるな」という思いを持ってもらうことで、持続的に店舗の認知度を向上できます。
このように、看板は一度作ってしまえば長期にわたって効果を発揮するためおすすめです。
7.紹介キャンペーン
紹介キャンペーンとは、お客様の友人や家族を紹介してもらって集客する方法です。既存客の満足度を高めながら新規顧客も得られるため、サロンにとってメリットの大きい方法といえます。
紹介キャンペーンには主に2つの方法があります。
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紹介カード |
来店された方全員に配り、家族や友達を紹介してもらう手法。カードには店名、住所、電話番号、地図などを入れ、カードを見ただけで来店できるよう工夫すること |
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紹介特典 |
紹介したお客様と紹介されたお客様それぞれに特典を用意して数珠つなぎに顧客を獲得する手法。割引率は売り上げにつながる範囲内に設定するのがポイント |
ただし紹介キャンペーンは、「ある程度長く通っている」「サービスへの満足度が高い」「アクセス可能なエリアに友達がいる」といった顧客条件を満たす必要があり、大量の集客は見込めない点に注意しましょう。
8.Web広告
Web広告は、見込みの高いユーザーに効率的にアプローチできる集客方法です。特にリスティング広告がリラクゼーションサロンに効果的とされています。
Web広告の主なメリットは以下のとおりです。
- サロンのサービスに興味がある来店可能性の高いユーザーに絞ってアプローチできる
- 広告の表示回数やクリック数、コンバージョン数までリアルタイムに把握でき、改善につなげられる
- 広告内容の変更や出稿停止を簡単にでき、費用対効果を高められる
リスティング広告では、検索キーワードに応じて広告が表示されるため「リラクゼーションサロン」だけでなく「肩こり」「ご褒美」といった関連キーワードでも配信可能です。少額からテスト運用を開始し、効果を確認しながら予算を調整するとよいでしょう。
セラピストの技術力を高めて集客力アップ
リラクゼーションサロンにおいて、セラピストの技術力向上は、効率的な集客力アップにつながります。技術力が向上すれば顧客満足度が上がり、口コミやリピート率の向上が期待できるためです。
技術力を高めるには、単に練習量を増やすだけでは足りません。たとえば「指ラックス」では、気軽に新たな手技を導入しやすい環境を整え、スタッフが学ぶことへのモチベーションを維持しています。
現場で働く今井さんは、「気軽に新たな手技を導入しやすいため、学ぶことへのモチベーションを維持できる」と語っていました。スタッフ全員の施術が異なるからこそ、互いに手技を教え合うことが多く、同店舗のスタッフが持つ手技をすべて吸収することもできるそうです。実際に、今井さんも周りの影響を受けて技術の幅を広げており、現在はタイ古式や整体、リフレクソロジーなど数々の知識と手技をミックスした施術を提供しています。
引用元:モアリジョブ|「指ラックス」セラピスト 今井さん
上記の事例が示すとおり、技術力向上には以下のような工夫が効果的です。
- スタッフ同士で手技を教え合う環境づくり
- 新たな手技を気軽に導入できる仕組み
- 複数の技術をミックスした独自の施術開発
単なる練習量の増加に縛られず、学びやすい環境を整えるのがポイントです。
リラクゼーションサロンの集客ポイント
リラクゼーションサロンで集客する際のポイントは次のとおりです。
- ターゲットの明確化
- コンセプト・メニューの差別化
- 安易な値下げをしない
- リピーター獲得の仕組みづくり
以下にて詳しく解説します。
ターゲットの明確化
リラクゼーションサロンの集客を成功させるには、ターゲット設定とペルソナの明確化が重要です。ターゲットを明確にすれば、効果的なメッセージを届けられ、無駄な広告費を削減できます。
ターゲット設定は、以下の手順で進めると効果的です。
- 競合調査
近隣の店舗をできるだけ多く調査し、料金、メニュー、コンセプト、ターゲット層などを把握
- 競合優位性の確立
競合のデータを見てどこに競合優位性があるかを探す。たとえば、「特定の施術に特化している」「価格帯が異なる」「立地がよい」などの強みを見つける
- 競合優位性をもとに差別化
発見した優位性をもとに自店の独自性を打ち出す
ペルソナは具体的に設定することが大切です。ペルソナが明確になれば、メニュー開発や集客施策の方向性も定まりやすくなります。
具体例を見てみましょう。
▼ペルソナの具体例
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項目 |
内容 |
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年齢 |
32歳 |
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性別 |
女性 |
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住んでいるところ |
東京都渋谷区 |
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職業 |
IT企業のマーケティング担当(一般社員) |
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収入・貯蓄 |
年収450万円、貯蓄120万円 |
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ライフスタイル |
・起床7:00 ・就寝24:00 ・通勤1時間 ・勤務時間9:00~18:00 ・休日はカフェ巡りやショッピング |
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性格・価値観 |
・真面目で几帳面 ・自己投資を大切にする ・美容や健康への意識が高い |
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人間会社・家族構成 |
・独身 ・一人暮らし ・友人と定期的に会う |
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趣味・興味 |
・ヨガ ・カフェ巡り ・美容 ・SNS ・旅行 |
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不満・悩み |
・デスクワークによる肩こり ・眼精疲労 ・運動不足 ・睡眠不足 ・むくみ |
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インターネットの利用状況・利用時間 |
・1日4時間(主に通勤時間と就寝前)・Instagram・Twitter・YouTubeをよく利用 |
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持っているデバイス |
iPhone、iPad、ノートパソコン |
コンセプト・メニューの差別化
競合優位性をもとに、コンセプトやメニューを差別化することは集客力向上のポイントとなります。競合のデータがあれば料金で差別化を図ることも可能です。特に、実体験にもとづいたコンセプト設計は相手に魅力が伝わりやすく強力です。
たとえば「relaxation salon N°572」のオーナーセラピスト森川まきさんは、自身の顔のコンプレックスがきっかけでサロンを開業しました。
自分の顔にコンプレックスがあったんです。なにもしないとむくみもあるし、エラも張っていて、顔も頭も横に広がりやすい。要は顔が真ん丸なんです。昔の写真を見たらびっくりされると思いますよ。小顔になるための知識を身につけて、セルフケアができるようになりたいと思ったことがきっかけです。あとは、もともとフェイシャルが好きだったことと、同じ悩みを持つ方に寄り添いたいという思いもありました。
(中略)
小顔に特化する理由の裏側には、顔を良い状態に持っていくことで内面まで整えたいという思いがあります。施術後のお客さまの顔を見ていると、やっぱり皆さん気分が良くなって帰られる方がとても多いですね。
引用元:モアリジョブ|「relaxation salon N°572」オーナーセラピスト 森川まきさん
このように、自身の経験や想いを反映したコンセプトは、同じ悩みをもつお客様の共感を呼び、強い差別化要因となります。
安易な値下げをしない
集客が伸び悩むと、つい値下げで対応したくなりますが、安易な値下げには注意が必要です。値下げをしたら売上げを維持するために客数を増やす必要があり、その分スタッフの負担が増加します。
また、安いサロンというイメージが定着し、高単価メニューが売れにくくなるリスクもあります。
さらに価格だけで選ぶお客様が増え、サービスの価値を理解してくれるお客様が減る点も、長期的に見れば大きなデメリットです。
しかし競合のデータがあれば、適正価格を把握でき、間違った値下げをせずに済みます。価格で勝負するのではなく、技術力やサービスの質、コンセプトの独自性で差別化を図るのが重要です。
リピーター獲得の仕組みづくり
リラクゼーションサロンは新規顧客の獲得も大事ですが、リピート客の獲得のほうがさらに重要になります。前述のとおり、新規顧客よりもリピーターを獲得するほうが低コストを抑えられるためです。
効果的なリピーター獲得施策には以下のようなものがあります。
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リピーター獲得施策 |
詳細 |
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アットホームなお店づくり |
顧客に寄り添う雰囲気とコミュニケーションを心がけて、気持ちの面で来やすい店舗づくりを心がける |
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通いやすく居心地のよい空間の提供 |
照明や香りなどにこだわってリラックスできる空間づくりを心がける |
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お客様の悩みを記録 |
再来店したときに悩みを聞く手間が省け、すぐに悩みを解決するように施術できるので、リピートにつながる可能性が高まる |
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定期的なクーポンの配布 |
再来店を促すように定期的にクーポンを配布。価格設定は全体のバランスを見ながら慎重に設定する |
顧客にとって「また来たい」と思える体験を提供すれば、長期的な集客力向上につながるでしょう。
リラクゼーションサロンの集客成功には採用も重要
リラクゼーションサロンの集客を成功させるには、優秀な人材の採用も欠かせません。たとえばSNSを活用できる人材を採用すれば、集客力の向上に直結します。
具体的に、技術力の高いセラピストを採用できれば、口コミやリピート率の向上が期待できます。接客スキルに優れた人材は顧客満足度を高め、長期的な売上げアップにつながるでしょう。
しかし、美容・ヘルスケア業界は採用難易度が高く、適切な求人媒体の選択が重要です。そこでおすすめなのが、業界特化型求人サイト「リジョブ」です。
リジョブは、転職満足度98%を誇り、総会員数80万人を超えており、業界従事者の2人に1人が登録しています。平均新規登録者数は7300人/月で、豊富な人材にスカウトメールで攻めのアプローチも可能です。
こだわりの個人サロンやオープンしたばかりの店舗でも、埋もれずに個性や魅力を伝えられるのも特徴の一つです。また、都心だけでなく全国的に求人が掲載されており、難易度の高い地方の採用活動にも向いています。
実際の利用企業様からは「小規模店舗に強く、費用対効果が一番よい」「難易度の高い治療家でも応募が多く、会社を支える人材に出会える」などといった声が寄せられており、多くの方にご満足いただいています。
採用活動の活性化と集客力の向上を同時に進めたい場合は、ぜひリジョブの活用をご検討ください。
リラクゼーションサロン集客の成功事例2選
ここでは、リラクゼーションサロンが集客で成功した事例を2つ紹介します。
実際の成功例から集客のポイントを学びましょう。
成功事例1.コンセプトへの徹底的なこだわり
モアリジョブの取材によると、「Spa LaLasia」のオーナー蝦名香穂さんは「リラックスできること」を一番のコンセプトにしています。
リラックスできることを、一番のコンセプトにしています。私自身が青森の自然のなかで育ったので、東京にきてストレスを抱えて過ごしている人が多いことにとても驚きました。せめてこのサロンにいらっしゃったときくらいは、ありのままの自分でいられ、リラックスして過ごしていただけるように心がけています。
(中略)
とくに施術中の「音」に気をつけています。施術中にせっかくリラックスしてもらっているのに、音を立ててしまったら台無しなので、小さな音もたてないように細心の注意を払っていますね。またお客さまに話しかけるときも静かに、そっと伝えているんです。さらにサロン内でかけている音楽や水の音も、人を癒やす周波数に近いものを選んでいます。
引用元:モアリジョブ|「Spa LaLasia」オーナー蝦名香穂さん
上記の成功事例から学べる成功ポイントをまとめました。
- 「リラックスできること」という一貫したコンセプトを軸に、すべてのサービスを明確に設定している
- 自身の経験から生まれた想いをコンセプトに反映して独自性を打ち出している
- 施術中の音、話しかけ方、BGMの周波数まで、あらゆる要素をコンセプトに沿って徹底管理している
成功事例2.価格競争とうまく向き合う
20年にわたりリラクゼーションサロンを経営してきた野里さんは、価格競争にただ乗るのではなく、間口を広げながら技術をしっかり担保することが重要だと語ります。
昔は1時間1万円は普通でしたが、価格競争の時代になってきているので今はもっと下がっています。お客さまにとってはすごくいい時代ですが、サロンにとっては生き残るのが大変な時代でもあると思います。うちだけ意地を張っていてもお客さまが来なくなってしまうので、ある程度価格競争には乗り、間口は広く開けておきたい。でも技術のクオリティはしっかりと守っていきたいと思ってます
引用元:モアリジョブ|「アスカクリニカルサロン」院長 野里勉さん
上記の成功事例から学べる成功ポイントをまとめました。
- 価格競争の時代という現実を受け入れて柔軟に対応
- 価格を下げて間口を広げつつも技術のクオリティは妥協しないという両立を実現
- 価格だけでなく技術力で勝負すして長期的な競争力を維持
リラクゼーションサロンが集客する際の注意点
リラクゼーションサロンが集客を行う際の注意点は次のとおりです。
- 広告規制の把握
- 俗人的な運営を避ける
- コミュニケーションしやすい環境をつくる
以下にて詳しく見てみましょう。
広告規制の把握
リラクゼーションサロンが集客活動を行う際には、広告規制を正しく理解することも重要です。
広告規制とは、事業者が顧客を勧誘する際に「だます」「著しくお得だと勘違いさせる」などして、消費者に不利益を与えないように設けられた規制です。
リラクゼーションサロンの場合は、消費者から医療行為を行っていると誤解されないために、広告で使用する表現や画像などに注意しなければなりません。
たとえば、あはき法(あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律)があります。
あはき法は、マッサージ・はり・きゅうに関する法律です。「マッサージ」という言葉はつい使ってしまいがちですが、資格がない場合はこの表記を避けなければなりません。代わりに「トリートメント」や「リラクゼーション」という言葉を使うことが多いです。
そのほかの広告規制については以下で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
俗人的な運営を避ける
俗人的な運営をしていると、特定のスタッフが負傷した場合などに売上げが大きく落ちるリスクがあります。そういったリスクを避けるにはスタッフがケガをしないための事前対策が大切です。
サロンオーナー兼プロデューサーの東福由香理さんは、スタッフが長く働ける環境づくりの重要性を語っています。
接客接遇ももちろん重要ですが、最も大切にしていることは「スタッフが体を壊さないための施術方法」を教えること。
実はセラピストって、体を壊して辞めてしまう人も多いんです。意外と力仕事だったり、時に長時間労働を余儀なくされたりしますから。
あらゆることに通じるかもしれませんが、仕事も続けることでしかわからない楽しさや気がつけない喜びがあります。そのためにはなんといっても体が資本。施術時の体の使い方を教えるのは、この仕事を長く続けてほしいという思いからです。
引用元:モアリジョブ|「Terme Felice(テルメフェリーチェ)」サロンオーナー兼プロデューサー 東福由香理さん
対策ポイントは、次のとおりです。
- スタッフが体を壊さないための体の使い方を丁寧に指導
- 特定のスタッフに依存しない体制を構築して技術を共有
- 長時間労働を避けて適切な休憩時間を確保
- スタッフの体調管理をサポートして早期に問題を発見
コミュニケーションしやすい環境をつくる
リラクゼーションサロンは店舗で協力しあって運営していくため、スタッフがコミュニケーションを取りやすい環境をつくることは大切です。良好なコミュニケーションは、スタッフ間の技術共有やチームワーク向上につながり、結果的にサービスの質を高めます。
コミュニケーションしやすい環境をつくるポイントは以下のとおりです。
- スタッフ全員が意見を言いやすい場を設けて情報共有や課題解決を図る
- 上下関係にとらわれず気軽に質問や相談ができる雰囲気をつくる
- スタッフ同士で手技を教え合う時間を設けて全体のスキルアップを促進する
- お互いによい点や改善点を伝え合って成長を支え合う関係性を築く
こうした環境が整えばスタッフのモチベーションが向上し、離職率の低下にもつながります。結果として安定した店舗運営が可能となり、集客力を高められるでしょう。
まとめ
リラクゼーションサロンの集客を成功させるには、多様な手法を組み合わせた戦略的なアプローチが求められます。
集客成功のための4つのポイントは次のとおりです。
- SNSを中心としたオンライン施策を強化してポータルサイトやSEO、MEO、Web広告などを活用する
- 競合調査を行って明確なターゲット設定とコンセプト・メニューの差別化を図る
- アットホームなお店づくりや悩みの記録などを行いリピーター獲得の仕組みをつくる
- スタッフの技術力向上と働きやすい環境を整備して広告規制を遵守した集客活動を行う
これらの方法を実践し、自店に合った集客戦略を構築すれば、リラクゼーションサロンの安定した経営成長につながるでしょう。
- 執筆者情報
- 山田 大地(Yamada Daichi)