「求人掲載しているのにエステティシャンから応募が来ない」
「エステティシャンの採用につながる求人の掲載先がわからない」
以上のお悩みを解決するためには、多くのエステティシャンが利用する媒体を選び、応募したいと思える求人票を作成しなくてはなりません。
この記事ではエステティシャンの声をもとに、求人票の掲載先としておすすめの媒体を解説します。
求人掲載しても採用に至らず悩んでいるサロンオーナーや担当者は、ぜひ参考にしてください。
エステティシャンの求人掲載に利用できる媒体
エステティシャンを採用するための求人掲載にはオンライン、オフラインなどさまざまな媒体があります。
求人掲載は欲しい人材が利用する媒体で行わなければ、応募どころか自社の求人情報を届けることも難しいでしょう。
ホットペッパービューティーアカデミーによると、エステティシャンが復職時に使う媒体と、その割合は下記の通りでした。各媒体の特徴や実態について詳しく解説します。
仕事探し方法 |
割合 |
---|---|
ハローワーク |
27.9% |
各サロンのホームページ(求人欄) |
19.3% |
フリーペーパー(無料求人情報誌) |
17.3% |
その他求人サイト(美容系専門以外) |
12.2% |
美容系専門の求人サイト |
11.7% |
※ホットペッパービューティーアカデミーの調査をもとに、求人掲載できる媒体のみを抽出して作表
なおネイリストの求人掲載におすすめの媒体については、次の記事をご覧ください。
ハローワーク
エステティシャンが復職時に使った仕事探しの方法でもっとも多かったのが、ハローワークでした。
厚生労働省職業安定局がまとめたデータによると、ハローワークの新規求職申込者は20歳代から40歳代で20%を超えており、現役のエステティシャンとして活躍する世代と重なっています。(ホットペッパービューティーアカデミー調査)
※上記調査は求職申込みをした求職者のうち、情報提供を許可した者5,000人に対して行った
ハローワークを利用する理由として「求人企業の詳しい情報を知ることができる」「提供されている求人情報が信頼できる」という声が多く上がっており、ハローワークに対する信頼度がわかります。(参考:採用における人材サービスの 利用に関するアンケート調査 結果の概要)
ただ、ハローワークは就職が決まった経路としては16%に留まっており、実際にハローワークで人材確保に至るかは別物です。
求職者の多くは民間職業紹介事業者やインターネットの求人情報サイトなど、他媒体でも求人をチェックしています。
ハローワークへ求人掲載を行う場合は、他媒体への掲載も並行して行うのがよいでしょう。
ハローワークへ求人掲載を行う際の費用や注意点については、下記サイトで解説しています。
自社ホームページ
昨今多くの企業が自社サイト内に採用ページを設けて、人材獲得に励んでいます。
その背景として、若年層を中心に多くの就職希望者が企業の採用ページを情報源として活用していることが挙げられます。
株式会社ニュートラルワークスの調査によると、過去3年以内に就職活動を行ったことがある若手社員、または現役就職活動生のうち約7割が企業ホームページ(採用サイト等)を就職活動中に利用したことがわかりました。
就職情報サイトの次に企業のホームページが利用されていることを考えると、就職情報サイトで気になる企業を見つけたあとに、企業のホームページを訪問し、エントリーするかを検討していると推測されます。
企業のホームページには、企業の活動内容や運営方針、代表メッセージなどを掲載するのが一般的です。それらをチェックすると、求職者は具体的な働き方についてイメージできるでしょう。
さらにホームページ内に採用ページを設置して、そこに従業員インタビューやキャリアマップを掲載しておくと、自社で働く魅力を求職中のエステティシャンに伝えやすくなります。
ただ企業の採用サイトを見ても求めている情報が足りず、残念に感じたという人が少なくないようです。
自社のホームページに採用サイトを設ける際は、応募者が働くイメージを描けるように採用情報を充実させましょう。
紙媒体の求人情報誌
紙媒体の求人情報誌はインターネット社会となった昨今でも、駅やコンビニなどで見かけます。
早急に転職を検討していない人でも、表紙の特集キャッチコピーに目を惹かれて思わず手に取ってしまうなど、紙媒体特有の強みがあります。
求人情報誌のメリットは主に下記の3つです。
- 地域密着の求人に強い
- 自社の求人情報を見てもらえる確率が高い
- 掲載終了後も応募が来る可能性がある
紙媒体の求人情報誌は地域ごとに発刊されており、情報誌の設置場所を生活圏とする人からの応募が期待できます。生活圏内にある職場で働くメリットとして、通勤のしやすさが挙げられます。
ホットペッパービューティーアカデミーの調査でも「通勤のしやすさ」は復職先の条件で上位にあがっており、地域密着の採用に求人情報誌は有効といえるでしょう。
復職先サロンの最低条件 |
割合 |
---|---|
働く人の人柄が良い(自分に合っている) |
18.3% |
通勤がしやすい |
17.3% |
サロンの雰囲気やテイストが自分に合っている |
14.7% |
福利厚生が充実している |
11.7% |
給与が良い |
11.2% |
※ホットペッパービューティーアカデミーの調査を元に作表
特にエステティシャンを採用する場合、地域密着の求人情報誌を活用すると、通勤のしやすさを重視する子育て中の人材を採用しやすくなります。通勤時間が短いことで、子育てと仕事を両立しやすくなるようです。
それと、徒歩通勤も大きかったです。コロナ禍で電車通勤は避けたかったのと、子どもたちに何かあったときにすぐに迎えに行けるところがよかったので。最初はその条件で自宅から徒歩圏内を探していたのですが、全然なくて。範囲を広げて、いろいろなところに応募して、落ち続けて。ゼロに戻って譲れない条件を改めて考えたときに、家から近いことも優先順位は高いなと気づきました。
またWebのように条件を絞って検索して情報を見るのとは違い、求人情報誌の場合は始めから順に見ていく人が多いため、求職者の目に留まる可能性も高いです。さらに手元に残しておけるため、掲載終了後も応募してもらえる可能性があります。
SNS
SNSでの求人掲載は特にZ世代の採用におすすめです。
Z世代はSNSを就職活動のツールとして使用しています。Z世代向け調査やSNSマーケティングを行うトガル株式会社の調査でも、Z世代の約6割が就職活動にSNSを活用していることがわかりました。
出典:トガル株式会社
同調査によるとZ世代はインターン情報を得るためや業界研究、気になった企業をさらに深掘りして調べる際にSNSを使用する人が多いようです。
Z世代はデジタルツールに慣れており、仕事を探す際にも紙よりデジタルを好む傾向にあります。
――昨今の美容室採用の傾向としても、SNSが中心になってきていますね。
とくに学生だと、専門学校に置かれている求人票などのいわゆる紙媒体は、あまり見ていない印象があります。(中略)紙よりもウェブになれている世代ですから、求人票よりもSNSの投稿の方が親しみやすいのかなという感触はあります。中途の場合も、SNSと採用エージェントからの申し込みが半々くらいの印象ですね。
ただZ世代に限らず、SNSは検索ツールとして多くの人が利用しています。求人掲載の媒体として活用するほか、人材獲得につなげるための自社の情報発信ツールとしての活用がおすすめです。
求人サイト
求人件数が多く、手軽に利用できることを理由として利用者が多い媒体が求人サイトです。
厚生労働省が求職者に対して行った調査でも、求職者の約5割が利用しており、実際に就職が決まった経路としてもっとも多かったのもインターネットの求人情報サイトでした。
ただ、求人サイトと一言でいっても総合型や特化型など数多くあり、求人サイトごとの強みも異なります。自社に合った求人サイトを見つけることが、自社に合う人材を獲得への近道です。
また求人掲載する求人サイトを決める際は、求職者が求人サイトを選ぶポイントも考慮しましょう。
「知名度があるから」「知り合いのエステサロンが採用媒体に使っているから」という理由だけで決めてしまうと、求人掲載しているのに応募がない……ということになりかねません。
リジョブ調査によると美容・ヘルスケアの求職者は「求人情報が充実していてイメージしやすい」点や「使いやすい(検索しやすい・情報が見やすい等)」点を重視して求人サイトを選んでいます。
たとえば施術メニューや勤務体制、客層、サロンの特徴(立地やサロン規模など)といったように、エステ関連の絞り込み検索が充実していると求職者の満足度が高くなります。
求人サイトの選び方
求人サイトを選ぶ際は求職者が求職サイトを選ぶ際に重視する項目と合わせて、下記の点を意識するようにしましょう。
- 「勤務地」「給与」「福利厚生」などどこまで絞って検索可能か
- 掲載されているサロンの規模や掲載サロン数
- 求職者の登録数
- 転職成功率
- 掲載料金
また求職者が一番使っている求人サイトを選んだ理由については、下記ホワイトペーパー5ページ目にまとめています。(ダウンロード無料)
エステティシャン採用におすすめの特化型求人サイト5選
求人サイトには総合型と特化型があります。総合型の求人サイトには幅広い職種の企業が求人掲載しているため、専門的な職種を希望する人材の登録や利用は少ない傾向です。
エステティシャンのような専門的な人材を採用するには、特化型の求人サイトへの掲載をおすすめします。
各求人サイトの特徴や強みについてまとめたので、求人掲載サイトを決める際の参考にしてください。
リジョブ
リジョブは美容系の求人に特化した求人サイトで、13万人超のエステティシャン志望の人が会員登録しています。
2024年10月のサイト月間訪問数は110万4000回、エステティシャンの求人掲載数(東京都・エステティシャンで検索の場合)は705件(2024年12月5日の時点)と、多くのサロンとエステティシャンに利用されています。
画像付きでサロンやスタッフの雰囲気をアピールでき、求職者が気になる仕事内容や給与面についても細かく明記した求人票を作成可能です。
さらにサロン側から登録者へスカウトできる機能もあり、実際にリジョブを使って転職した人からは98%と高い満足度を得ています。(※リジョブを使って転職した人1242人への自社調査)
安価な掲載料金と成功報酬の組み合わせで、納得のいく人材を低コストで獲得できます。
ご利用企業様の声や問い合わせはこちらをご覧ください。
関連リンク
ホットペッパービューティーワーク
ホットペッパービューティーワークは、株式会社リクルート運営の求人サイトです。
2024年10月のサイト月間訪問数は31万3786回、求人掲載数は1825件(東京都・エステティシャンで検索の場合)(2024年12月5日時点)です。
店舗の規模や客層、立地などがキーワードで表示されており、サロンの特徴がひと目でわかる工夫がされています。福利厚生や仕事内容も詳しく明記することが可能です。
求職者の応募や見学申し込みにはリクルートIDが必須で、もっていない人は作成する必要があります。
ホットペッパービューティーワーク|美容業界の求人・転職・採用情報サイト
サロンdeジョブ
サロンdeジョブは美容業界の転職、就職活動をサポートする求人サイトです。
2024年10月の月間訪問数は4万9438回、求人掲載数は693件(東京都・エステティシャンで検索の場合)(2024年12月5日時点)です。
サイト登録者の就業決定率は76.8%(2019年度実績)で多くのエステティシャンとサロンの橋渡しを担っています。
オープニングスタッフや未経験者歓迎など、求職者が気になるキーワードがアイコン表示されており、閲覧してもらえるように工夫されています。
大阪府のエステ・エステティシャンの求人・転職 | サロンdeジョブ
キレイジョブ
キレイジョブは大手サロンも多数掲載している、エステティシャンや美容師など美容業の求人に特化した求人サイトです。
2024年10月の月間訪問数は1万4374回、求人掲載数は143件(東京都・エステティシャンで検索の場合)(2024年12月5日時点)です。
地域PRやインタビューページで自社の強みをアピールし、他社との差別化を図れます。また、気になる人材にスカウトメールを送る機能もオプションで追加可能です。※地域PRも別途料金が必要
美容の求人サイト キレイジョブ|エステ、美容師、ネイリスト、セラピスト、マッサージ、整体、ヨガ
キレイビズ
キレイビズは美容業界専門の求人サイトで、エステティシャン、アイリストのほか、美容師はスタイリスト、アシスタント、カラーリストといった細かい求人検索に対応しています。
新卒生求人のタブも設けており、これから活躍する若い層の獲得にも力を入れています。
2024年10月の月間訪問数は6万5732回、求人掲載数は142件(東京都・エステティシャンで検索の場合)(2024年12月5日時点)です。
キレイビズは成功報酬型のため、採用が決まるまで費用がかかりません。また採用した人材が求職者都合で短期間で辞めた場合の返金保証もあります。
エステティシャン採用におすすめの総合求人サイト6選
総合型の求人サイトはさまざまな業界の求人に対応しているため、多くの登録者数を抱えています。
エステティシャン経験者以外の目に留まる可能性もあり、未経験者も含めた採用を検討中のエステサロンにおすすめです。
インディード
インディードは総合求人サイトのトップシェアを誇る求人サイトです。
2024年10月の月間訪問数は約2400万回、東京都内のエステティシャンの求人だけでも1万件以上(2024年12月5日時点)の掲載数を誇ります。
インディードにアカウントを開設し、会社情報や求人概要を入力するだけの簡単ステップで掲載を始められます。また掲載料は無料のため、コストを抑えた求人掲載を考えている方におすすめです。
ただ毎月180万件以上の求人情報が新規掲載されているため、多くの求職者にアピールしたい方には有料のスポンサー求人を推奨しています。
求人ボックス
求人ボックスは2024年オリコン顧客満足度1位を獲得した、人気の総合求人サイトです。
2024年10月の月間訪問数は約897万回、求人掲載数は1万2525件です。(東京都・エステティシャンで検索の場合|2024年12月5日時点)
掲載には無料と有料プランがあり、無料プランはフォーマットに従い項目入力するだけで、5分で登録完了します。最短当日掲載も可能で、すぐに求人掲載を始めたい人に向いています。(求人審査あり)
スタンバイ
スタンバイは約667万回の月間訪問数(2024年10月)を誇る、総合求人サイトです。東京都エリアのエステの求人掲載は9000件を超えています。(2024年12月5日時点)
求職者は会員登録不要で無料で利用できるため、転職を検討し始めた人など多くの人に利用されています。
基本はクリック型課金で少額で求職者にアプローチし、日ごと月ごとの上限額を設定することで予算に合わせた有料配信も可能です。
ジョブメドレー
ジョブメドレーは元々医療を専門とした求人サイトでしたが、エステティシャンなど美容業界の求人掲載においても強みを増しています。
2024年10月の月間訪問数は約867万回、エステ求人掲載数(セラピスト含む)は1951件(2024年12月5日)です。
求人掲載費は無料で掲載期間の制限もありません。採用が決まったら資格と雇用形態に応じて採用費をジョブメドレーへ支払うシステムです。
無料でスカウトメールを毎月200名まで送れて、求人原稿の作成も無料で依頼できます。
【2024年11月最新】 エステティシャン/セラピストの求人・転職・募集 | ジョブメドレー
doda
dodaはメーカーやIT系、建設系など幅広い業種に対応した総合求人サイトです。
2024年10月の月間訪問数は約1599万回で、エステティシャン職だけでなく、店舗運営や管理を任せたい人材を採用したいときに役立つ求人サイトです。
登録の約66%が35歳未満で、即戦力のある人材採用に活用できます。求人掲載は4パターンあり、掲載職種数や選考スピードなど自社に合う採用活動が可能です。
転職ならdoda(デューダ) 求人、転職情報満載の転職サイト
マイナビ転職
マイナビ転職は月間訪問数が約1279万回(2024年10月)の総合求人サイトです。転職に強く、転職や採用活動に関わる多彩なサービスがあり、優秀な人材を獲得したいサロンに向いています。
登録者は転職意欲の高い20〜30代がメインで、約70%が3カ月以内の短期間での転職を希望しています。
スカウト登録者は約497万人おり、応募を待つだけでなく積極的な採用活動ができる求人サイトです。
エステティシャンの転職・求人・中途採用情報 | マイナビ転職
自社にマッチしたエステティシャンを採用するための求人票の書き方
求人掲載する際には、自社にマッチしたエステティシャンの採用につながる求人票を作りましょう。
求人掲載して応募があっても自社に合う人材でなければ、内定辞退や早期退職、サロンの雰囲気の悪化につながりかねません。双方、時間を無駄にしないためにも求職者が知りたい情報を明確にしておくことをおすすめします。
求職者が求人に応募するかどうかを決める際に重視する項目については、下記ホワイトペーパーで解説しています。
仕事内容や施術内容
エステティシャンといえど仕事内容や施術内容はさまざまです。美容複合施設であれば、他業務のフォローに回ることや洗濯などの雑務が含まれる場合もあります。
また施術内容も脱毛や痩身エステ、フェイシャルエステ、エステ機器の使用有無など、サロンによって異なります。細かく記載しておくことで、求職者は自分の過去の経験が生かせるかどうか、挑戦したい分野があるかなどを明確に知ることができます。
入社してからステップアップで担当する仕事や施術が変わるのであれば、それについても記載しましょう。
雇用形態や働き方
求職者が重要とする求人情報の項目のひとつが、雇用形態や働き方です。ライフワークバランスが重要視されるようになった昨今、雇用形態や働き方の選択肢が増えています。
プライベート時間を優先しながらエステティシャンを続けたいという人は多く、選べる働き方やライフステージに合わせて雇用形態を変えられる柔軟性が求められています。
プライベート時間を充実させるための有給休暇取得や、残業時間の軽減に向けた働きも求職者にとって重要ポイントです。
エステティシャンってなかなか長期の休暇を取るのが難しい職業ですが、うちのスタッフは有給と定休日を合わせて1週間近い休暇にして、海外旅行に行っている子もいます。それとは別にお盆と年末年始はお店自体がお休みになるので、サービス業にしては比較的休みが取りやすい会社かなと思います。
実際に働いているスタッフや店の雰囲気
求職者は職場の雰囲気やどんな人が働いているのか、自分が馴染める職場なのかを事前にチェックしています。
エン・ジャパン株式会社が行った職場の人間関係に関する調査では、約半数の人が転職にあたって職場の人間関係を確認すると回答しました。さらに確認方法としては、口コミや面接時の職場見学に次いで多かったのが「求人情報から読み取る」でした。
求人情報誌や求人サイトなど多くの求人媒体では、職場の雰囲気がわかる写真を掲載しています。
可能であれば写真と合わせて、動画があるとより雰囲気が伝わりやすいです。
YoutubeやInstagram、自社の採用サイトなどを活用し、実際に働いているスタッフや店の雰囲気を発信しましょう。
給与やボーナスなど金銭面
好きな仕事でも給与が低いと生活が成り立たず、エステティシャンを続けていけません。
ホットペッパービューティーアカデミーの調査でも、給与は「働くにあたりもっとも重要だと思うこと」のトップにあがっています。
求人掲載の際には安心してエステティシャンとして働ける給与や給与形態(基本給+歩合など)、ボーナス額を明示しておくことで優秀な人材の確保につながるでしょう。
リジョブでは、エステティシャンとして従事する20〜30代を対象に給与に関する調査を実施し、まとめました。ダウンロードは無料です。ぜひ求人票作成の参考にしてください。
福利厚生
福利厚生は従業員が安心して、心身ともに健康的に働くためにあると嬉しい制度です。
エステティシャンはほとんどが女性で、結婚や妊娠、出産、介護などさまざまなライフイベントがあり、その度に求める働き方が異なります。
ライフステージに合わせた柔軟な働き方ができる環境は、これから結婚や出産を考えている求職者にとって不可欠な要素です。産休育休の取得率や時短勤務の実績などを求人票に明示しておきましょう。
立地や客層など
立地や客層はサロンで働く人やサロンの雰囲気と同様に、求職者にとって気になるポイントです。
たとえば繁華街やターミナル駅近くのサロンであれば、流動客が多く新規顧客の割合が高くなるでしょう。一方で住宅地やオフィス街であればリピート顧客の割合が高く、長い付き合いの接客が必要となります。
また、男性や若い層への接客を苦手とするエステティシャンもいます。サロンの顧客の年齢構成や男性女性比率なども明示しておくと、求職者が安心して応募に進めるでしょう。
まとめ
- エステティシャンの求人掲載をする際は、求職中のエステティシャンが何を基準に転職活動を進めているのかを知る。
- 自社の求める人材に合った求人媒体を利用する。
- 求人票には求職者が知りたい情報を正しく明確に記載する。
エステティシャンは離職率が高く、多くのエステサロンが人手不足に悩んでいます。ただ、条件が合えば復職したいと願っている元エステティシャンが多いのも事実です。
求職者の実態を知り、自社に合う求人掲載を行えば良い人材の採用につながるでしょう。
- 執筆者情報
- Bizリジョブ編集部