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ハローワークに求人掲載する方法|出し方・費用・掲載期間・注意点を解説サムネイル画像

ハローワークに求人掲載する方法|出し方・費用・掲載期間・注意点を解説

  1. ハローワークの求人掲載は無料|方法・期間を一覧で確認
  2. ハローワークに求人掲載する3つの方法
  3. ハローワークの求人掲載に必要な書類・準備情報
  4. ハローワークに求人が掲載されるまでの流れ4ステップ
    1. 1.事業所情報を登録する
    2. 2.求人情報を入力する
    3. 3.ハローワークが登録内容を確認する
    4. 4.求人情報が公開される
  5. ハローワークの求人は申し込み後いつ掲載される?
  6. 求人公開後から採用までの流れ3ステップ
    1. 1.求職者から応募を受け付ける
    2. 2.選考を行う
    3. 3.採否を決定して結果を連絡する
  7. ハローワークに求人を出す費用・掲載料
  8. ハローワーク求人の掲載期間と更新方法
  9. ハローワークに求人掲載するメリット
    1. 無料で求人を掲載できる
    2. 幅広い求職者に求人情報を届けられる
    3. 職業訓練の受講者・修了者にアプローチできる
  10. ハローワークに求人掲載する際の注意点
    1. 原則として管轄のハローワークへ申し込む
    2. 職種や就業場所などが異なる求人は分けて申し込む
    3. 労働条件を正確かつ具体的に記載する
    4. 求人情報と事業所情報の公開範囲を確認する
    5. オンライン自主応募はハローワーク紹介と異なる
  11. ハローワークでの求人掲載を成功させるコツ
    1. 職種名と仕事内容を具体的に書く
    2. 賃金・勤務時間・休日をわかりやすく示す
    3. 会社や店舗で働く魅力を具体化する
    4. 美容・ヘルスケア職ならではの条件を明記する
    5. 職業訓練修了者の採用も検討する
    6. 競合求人と比較して内容を見直す
  12. ハローワークだけで応募が集まらない場合の対策
  13. ハローワークの求人掲載に関するよくある質問
    1. 個人事業主でもハローワークに求人を掲載できますか?
    2. 求人者マイページだけで求人掲載の手続きは完了しますか?
    3. ハローワークの求人内容は掲載後に変更できますか?
    4. 求人者マイページで過去の求人を再利用できますか?
    5. 採用が決まったら求人を取り消す必要がありますか?
    6. ハローワークに求人を出しても応募がない場合はどうすればよいですか?

ハローワークには、求人を無料で掲載できます。求人の申し込みは、会社のパソコンなどから求人者マイページを利用する方法、ハローワーク内の端末から入力する方法、紙の申込書を提出する方法の3つです。

ただし、求人を掲載するには事業所情報と求人情報を登録し、ハローワークによる内容確認を受ける必要があります。また、求人の掲載期間には有効期限があるため、募集を継続する場合は期限に合わせた更新対応も必要です。

この記事では、ハローワークに求人掲載する方法を、必要書類や準備情報、申し込みから公開・採用までの流れに沿って解説します。掲載料、掲載期間、公開までの考え方、求人票を作成するときの注意点、応募を集めるためのコツもまとめました。

ハローワークの公式情報をもとに整理しているため、これから求人を出したい経営者や採用担当者は参考にしてください。

 

ハローワークの求人掲載は無料|方法・期間を一覧で確認

ハローワークの求人掲載に関する基本情報は、次のとおりです。

掲載料・費用

無料。求人の申し込み、公開、職業紹介、採用決定時の成功報酬もかかりません。

申し込み方法

求人者マイページ、ハローワーク内の端末、事業所登録シート・求人申込書の3つです。

主な準備情報

法人番号、雇用保険適用事業所番号、所在地・事業内容、仕事内容、賃金、勤務時間、休日、選考方法などです。

公開される時期

ハローワークが求人内容を確認し、受理した後に公開されます。全国一律の所要日数は示されていないため、急ぐ場合は管轄のハローワークへ確認してください。

掲載期間

原則として、求人が受理された日の翌々月末までです。

求人の申し込み先は、原則として事業所の所在地を管轄するハローワークです。初めて求人を出す場合は事業所登録も必要になるため、必要な情報を整理してから手続きを始めるとスムーズです。

ハローワークに求人掲載する3つの方法

ハローワークに求人を出す方法は、次の3つです。

掲載方法

申し込み方

向いているケース

求人者マイページ

会社のパソコンなどからハローワークインターネットサービスへアクセスし、事業所情報・求人情報を入力する

オンラインで入力・管理したい場合や、過去の求人情報を転用したい場合

ハローワーク内の端末

管轄のハローワークに出向き、検索・登録用端末から事業所情報・求人情報を入力する

担当者に相談しながら、自分で入力を進めたい場合

紙の申込書

事業所登録シートと求人申込書に記入して提出する。郵送対応の可否は管轄のハローワークへ確認する

パソコンでの入力が難しい場合や、紙で内容を確認しながら作成したい場合

いずれの方法でも、入力・提出した内容はハローワークで確認されます。初めて求人を申し込む事業所では、必要に応じて電話や訪問による確認が行われることもあります。

また、過去にハローワークへ求人を申し込んだことがある事業所が求人者マイページを開設する場合は、過去の求人情報を活用できるよう、管轄のハローワークで手続きを行うよう案内されています。

詳しい手続きは、公式の「求人申込み手続きの流れ|ハローワークインターネットサービス」でも確認できます。

ハローワークの求人掲載に必要な書類・準備情報

求人掲載に必要なものは、申し込み方法や事業所の登録状況によって異なります。初めて求人を申し込む場合は、次の書類や情報を準備しておきましょう。

書類・情報

確認する内容

事業所登録シート

紙で申し込む場合に使用します。以下の項目を記載します。

  • 法人名
  • 所在地
  • 代表者名
  • 事業内容
  • 加入保険
  • 定年制度
  • 事業所の特徴など

求人申込書

紙で申し込む場合に使用します。以下の項目を記載します。

  • 職種
  • 仕事内容
  • 雇用形態
  • 賃金
  • 勤務時間
  • 休日
  • 必要資格
  • 選考方法など

法人番号

法人の場合は13桁の法人番号を確認します。個人事業主の場合、法人番号は不要です。

雇用保険適用事業所番号

雇用保険適用事業所の場合に必要です。「雇用保険適用事業所設置届(事業主控え)」などで確認できます。

事業内容・所在地の確認資料

雇用保険に加入していない場合や、支店・営業所の雇用保険手続きを本社で行っている場合などに、以下の資料を求められる場合があります。

  • 営業許可証
  • 契約書・請求書・領収書
  • 賃貸契約書など

求人条件に関する情報

以下の情報を整理します。

  • 仕事内容
  • 雇用形態
  • 契約期間
  • 試用期間
  • 就業場所
  • 賃金
  • 固定残業代
  • 勤務時間
  • 休日
  • 保険
  • 必要資格
  • 選考方法など

必要な確認資料は、事業内容や雇用保険の加入状況、管轄のハローワークによって異なる可能性があります。特に初めて申し込む場合や、支店・営業所から求人を出す場合は、事前に管轄のハローワークへ確認してください。

※参考元:初めての求人申込みについて|ハローワーク広島事業主が行う求人申込手続き|東京ハローワーク

ハローワークに求人が掲載されるまでの流れ4ステップ

ハローワークへ求人を申し込み、求人情報が公開されるまでの基本的な流れは次のとおりです。

  1. 事業所情報を登録する
  2. 求人情報を入力する
  3. ハローワークが登録内容を確認する
  4. 求人情報が公開される

ここからは、それぞれの手順を詳しく解説します。

1.事業所情報を登録する

初めてハローワークに求人を申し込む場合は、会社や店舗などの事業所情報を登録します。過去に求人を申し込んだことがあり、事業所番号を持っている場合は、既存情報を利用できることがあります。

ハローワーク内の端末・紙で登録する場合

管轄のハローワークに出向き、施設内の端末から事業所情報を入力します。端末での入力が難しい場合は、事業所登録シートに記入して窓口へ提出する方法もあります。

▼事業所登録シートの記入例

事業所登録シートの記入例

引用:求人申込み手続きの流れ|ハローワークインターネットサービス

申込書の様式は更新されることがあるため、実際に提出する際はハローワークで配布される書類や公式サイトの最新版を確認してください。

求人者マイページから登録する場合

オンラインで申し込む場合は、ハローワークインターネットサービスで求人者マイページを開設し、事業所情報を入力します。

主な入力項目は次のとおりです。

情報の種類

主な入力項目

企業基本情報

法人番号、本社所在地、資本金など

事業所基本情報

所在地、最寄り駅、雇用保険適用事業所番号など

事業所詳細情報

事業内容、会社の特長、加入保険、退職金制度、定年制、育児・介護休業取得実績、就業規則など

就業場所情報

就業場所の名称・所在地・最寄り駅など

事業所PR情報

福利厚生、研修制度、仕事と家庭の両立支援、事業所画像など

※参考元:事業所情報の入力方法について|ハローワークインターネットサービス

2.求人情報を入力する

事業所情報を登録したら、募集する職種や仕事内容、賃金、勤務時間、選考方法などの求人情報を入力します。

ハローワーク内の端末・紙で申し込む場合

ハローワーク内の端末から求人情報を入力します。端末を利用できない場合は、求人申込書に記入して窓口へ提出する方法もあります。

▼求人申込書の記入例

求人申込書の記入例

引用:求人申込み手続きの流れ|ハローワークインターネットサービス

求人者マイページから申し込む場合

求人者マイページにログインし、「新規求人情報を登録」から必要事項を入力します。過去に申し込んだ求人がある場合は、既存の求人情報を転用して作成することも可能です。

求人情報の主な入力項目は次のとおりです。

情報の種類

主な入力項目

求人区分など

求人区分、求人情報・事業所名の公開範囲、オンライン自主応募の受付可否など

仕事内容

職種、具体的な仕事の内容、雇用形態、雇用期間、試用期間、就業場所、業務・就業場所の変更範囲、必要な経験・資格など

賃金・手当

賃金形態、基本給、各種手当、固定残業代、昇給、賞与、賃金締切日・支払日など

労働時間

就業時間、時間外労働、休憩時間、休日、年間休日、年次有給休暇など

保険・年金・定年

加入保険、退職金制度、定年制、再雇用制度、託児施設など

求人PR情報

事業所からのメッセージ、福利厚生、研修制度、職場環境、事業所画像など

選考方法

採用人数、選考方法、選考結果の通知時期、応募書類、担当者情報、求人に関する特記事項など

2024年4月以降は、業務内容と就業場所の変更範囲、有期労働契約を更新する場合の基準についても明示が必要です。変更予定がない場合も、仕事内容欄などに「変更範囲:変更なし」と記載します。

※参考元:求人情報の入力方法について|ハローワークインターネットサービス令和6年4月より、募集時等に明示すべき事項が追加されます|厚生労働省

3.ハローワークが登録内容を確認する

入力・提出した事業所情報と求人情報は、ハローワークで確認されます。法令に違反する内容や、労働条件が不明確な記載がある場合は、修正や追加確認を求められることがあります。

初めて申し込む事業所では、事業内容や所在地などを確認するため、電話連絡や事業所訪問が行われる場合もあります。確認が完了すると求人が受理され、公開手続きへ進みます。

4.求人情報が公開される

求人が受理されると、ハローワーク内の端末や職員による職業相談・紹介に利用されます。申し込み時に公開範囲を設定すれば、ハローワークインターネットサービスにも掲載できます。

公開範囲によっては、民間の職業紹介事業者や地方自治体などへ求人情報が提供される場合もあります。公開したくない事業所情報がある場合は、申し込み時に公開範囲を確認しましょう。

ハローワークの求人は申し込み後いつ掲載される?

ハローワークの求人は、申し込み後すぐに自動公開されるわけではありません。管轄のハローワークが事業所情報と求人内容を確認し、求人を受理した後に公開されます。

ハローワークインターネットサービスの公式FAQでは、求人が受理・公開されるタイミングについて、事業所所在地を管轄するハローワークへ問い合わせるよう案内されています。全国一律の所要日数は示されていません。

特に初めて求人者マイページから申し込む場合や、求人内容に確認・修正が必要な場合は、公開までに時間がかかる可能性があります。採用開始日が決まっている場合は、余裕を持って申し込みましょう。

また、求人を申し込んだ後に検索しても表示されない場合は、ハローワークでの確認中である可能性があります。受理後も見つからない場合は、求人番号や事業所番号を指定して検索するか、管轄のハローワークへ確認してください。

※参考元:よくあるご質問(事業主の方)|ハローワークインターネットサービス

求人公開後から採用までの流れ3ステップ

求人が公開された後は、応募受付、選考、採否連絡へと進みます。

  1. 求職者から応募を受け付ける
  2. 選考を行う
  3. 採否を決定して結果を連絡する

1.求職者から応募を受け付ける

応募経路は、主に次の3つです。

  • ハローワークの窓口での紹介
  • オンラインハローワーク紹介
  • オンライン自主応募

ハローワークの窓口での紹介

ハローワークの窓口で求職者から応募希望があった場合、職員から求人者へ連絡が入ります。応募条件や面接日時などを確認し、紹介状を持参した求職者の選考を行います。

オンラインハローワーク紹介

ハローワークから求職者マイページへ求人情報が送られ、求職者が応募すると、求人者マイページに紹介状が発行され、応募があったことを知らせる通知が届きます。応募書類を確認し、求職者と面接日時などを調整します。

オンライン自主応募

オンライン自主応募を受け付ける設定にしている場合、求職者はハローワーク職員の紹介を受けずに直接応募できます。

オンライン自主応募はハローワークによる職業紹介には該当しません。ハローワーク等の紹介を要件とする助成金の対象にならない場合があるため、助成金の利用を検討している事業者は、事前に支給要件を確認してください。

また、オンライン自主応募では、ハローワークが求人条件と求職者の適合性を確認していません。募集条件に合わない人から応募が入る可能性や、応募に伴うトラブルは当事者間での対応が基本となる点も理解しておきましょう。

2.選考を行う

応募書類の確認や面接など、求人票に記載した方法で選考を行います。選考方法や面接回数、結果通知までの日数は、求職者が応募を判断する材料になるため、実際の運用に合わせて明確に記載しましょう。

3.採否を決定して結果を連絡する

採用・不採用を決定したら、応募者へ速やかに結果を連絡します。ハローワークから紹介を受けた応募者については、ハローワークにも採否結果を連絡してください。求人者マイページを利用している場合は、マイページ上で結果を登録できます。

採用人数を満たした場合や募集を中止する場合は、求人の取り消し手続きも行いましょう。

ハローワークに求人を出す費用・掲載料

ハローワークへの求人掲載料は無料です。求人の申し込み、求人情報の公開、求職者の紹介、採用が決まった場合の成功報酬もかかりません。

厚生労働省が運営する公共職業安定所であり、全国のハローワークとハローワークインターネットサービスを通じて求人情報を提供できる点が特徴です。

ただし、求人票の作成、応募者への連絡、面接、採否連絡などには社内の作業時間がかかります。掲載料が無料でも採用業務そのものが不要になるわけではないため、担当者と対応フローを決めておきましょう。 

ハローワーク以外の無料で利用できる求人方法については、 無料でできる求人方法おすすめ6選!9つの求人サイトを比較! で詳しく紹介しています。採用コストを抑えながら複数の方法を比較したい方は、あわせて参考にしてください。 

※参考元:事業主の方へ|厚生労働省

ハローワーク求人の掲載期間と更新方法

ハローワーク求人の有効期限は、原則として求人が受理された日の翌々月末までです。

たとえば、5月15日に受理された求人は、7月31日まで有効となります。申し込み日ではなく、ハローワークが求人を受理した日を基準にする点に注意してください。

有効期限後も募集を続けたい場合は、求人内容を見直したうえで更新または再申し込みを行います。求人者マイページでは、有効期限まで14日以内になった求人について、更新予約ができる機能も用意されています。

求人者マイページから更新予約を申し込むと、求人の状態は「ハローワーク確認中(更新予約)」となり、ハローワークで受理された後に公開されます。

一方、採用人数を満たした場合や募集を終了する場合は、有効期限を待たずにハローワークへ連絡し、求人を取り消しましょう。取り消さないままにすると、募集終了後も応募や問い合わせを受ける可能性があります。

※参考元:求人申込み手続きの流れ|ハローワークインターネットサービス求人者マイページに関するよくあるご質問|ハローワークインターネットサービス

ハローワークに求人掲載するメリット

ハローワークに求人を掲載する主なメリットは、次の3つです。

  • 無料で求人を掲載できる
  • 全国のハローワークとインターネットを通じて求職者に届けられる
  • 公的職業訓練の受講者・修了者へ求人を案内できる場合がある

無料で求人を掲載できる

掲載期間中の料金や採用成功時の手数料がかからないため、採用予算を抑えたい中小企業や店舗でも利用しやすい方法です。

募集条件を見直しながら再掲載する際にも媒体費は発生しません。まず無料で求人を公開し、応募状況を見ながら他の採用手法を組み合わせる使い方もできます。

幅広い求職者に求人情報を届けられる

ハローワークの求人は、窓口で職業相談を受ける求職者に紹介されるほか、公開範囲を設定することでハローワークインターネットサービスにも掲載できます。

地域の求職者と接点を持ちやすく、年齢や経験を問わず幅広く募集したい場合に活用しやすい点がメリットです。求人票の作成方法や募集条件について、窓口で相談できることも公的機関ならではの利点といえます。

職業訓練の受講者・修了者にアプローチできる

ハローワークでは、公的職業訓練の案内や受講あっせん、訓練修了後の就職支援も行っています。地域や訓練内容によっては、一定の知識・技能を学んだ受講者や修了者へ求人情報を案内してもらえる場合があります。

美容・ヘルスケア分野では、地域によって美容、ネイル、介護、医療事務などの訓練が実施されることがあります。対象となる訓練や案内方法は地域ごとに異なるため、管轄のハローワークへ確認しましょう。

ハローワークに求人掲載する際の注意点

求人を申し込む際は、掲載後の修正やトラブルを防ぐため、次の点を確認しておきましょう。

  • 原則として管轄のハローワークへ申し込む
  • 職種・就業場所・雇用形態・就業形態ごとに求人を分ける
  • 労働条件を正確かつ具体的に記載する
  • 求人情報と事業所情報の公開範囲を確認する
  • オンライン自主応募とハローワーク紹介の違いを理解する

原則として管轄のハローワークへ申し込む

求人の申し込みは、原則として事業所の所在地を管轄するハローワークで行います。雇用保険に加入している事業所は、雇用保険適用事業所単位での申し込みが基本です。

複数の店舗や事業所をまとめて募集したい場合は、事業所の登録状況や就業場所によって扱いが異なる可能性があります。自己判断で一つの求人にまとめず、管轄のハローワークへ確認してください。

職種や就業場所などが異なる求人は分けて申し込む

職種、就業場所、雇用形態、フルタイム・パートなどの条件が異なる場合は、原則として求人を分けて申し込みます。

たとえば、同じ店舗で美容師と受付スタッフを募集する場合や、正社員とパートで勤務条件が異なる場合は、別々の求人票を作成します。条件を分けることで、求職者が自分に合う求人を判断しやすくなります。

労働条件を正確かつ具体的に記載する

求人票には、仕事内容、賃金、固定残業代、勤務時間、休日、試用期間、就業場所などを正確に記載する必要があります。

特に固定残業代を設けている場合は、基本給と分けた金額、対象となる時間数、超過分を別途支給する旨を明記します。また、業務内容や就業場所を変更する可能性がある場合は、採用後の変更範囲も記載します。

有期労働契約を更新する可能性がある場合は、更新の判断基準や、通算契約期間・更新回数に上限がある場合の内容も記載しましょう。

実際の労働条件と異なる表示や、求職者に誤解を与える表現は避けましょう。条件が変わった場合は、公開中の求人情報も速やかに修正してください。

求人情報と事業所情報の公開範囲を確認する

求人を申し込む際は、事業所名などを含めて広く公開するか、ハローワークの求職者に限定して公開するか、事業所名などを非公開にするかを選択します。

事業所名、代表者名、法人番号、所在地、電話番号などを公開すると、仕事を探している人以外から問い合わせを受ける可能性もあります。公開範囲ごとのメリット・デメリットを確認し、自社の採用方針に合う設定を選びましょう。

オンライン自主応募はハローワーク紹介と異なる

オンライン自主応募は、求職者がハローワーク職員の紹介を受けずに直接応募する仕組みです。そのため、紹介状は発行されず、ハローワーク等の紹介を支給要件とする助成金の対象外となる場合があります。

助成金の活用を予定している場合は、応募経路を確認し、対象となる制度の最新要件を厚生労働省や都道府県労働局の案内で確認しましょう。

ハローワークでの求人掲載を成功させるコツ

ハローワークに求人を掲載するだけでは、必ず応募が集まるとは限りません。求職者が仕事内容や働く環境を具体的にイメージできる求人票を作成することが大切です。

主なポイントは次のとおりです。

  • 職種名と仕事内容を具体的に書く
  • 賃金・勤務時間・休日をわかりやすく示す
  • 会社や店舗で働く魅力を具体化する
  • 美容・ヘルスケア職ならではの条件を明記する
  • 職業訓練修了者の採用も検討する
  • 競合求人と比較して条件や訴求内容を見直す

職種名と仕事内容を具体的に書く

「スタッフ募集」「店舗業務全般」だけでは、求職者が実際の仕事をイメージしにくくなります。担当業務、1日の流れ、入社後に任せる範囲、顧客対応の有無、使用する設備やシステムなどを具体的に記載しましょう。

労働政策研究・研修機構がハローワーク来所者を対象に行った調査では、求人情報への改善要望として「担当する仕事の具体的内容をもっと詳しく書いてほしい」が46.6%に上りました。調査時期は2008年と古いものの、仕事内容を具体化する重要性は、現在のハローワーク公式案内でも示されています。

ハローワーク求人情報への改善要望

引用:ハローワーク来所者の求職行動に関する調査|労働政策研究・研修機構

ハローワーク公式の「求人を作成する際のポイント」では、職種名や仕事内容を具体的に記載する考え方と参考例が紹介されています。

ハローワーク求人票の仕事内容の記載例

引用:求人を作成する際のポイント|ハローワークインターネットサービス

賃金・勤務時間・休日をわかりやすく示す

求職者が比較しやすいように、基本給と手当の内訳、固定残業代の有無、想定される残業時間、休日の曜日、年間休日などを具体的に示しましょう。

「シフト制」「会社カレンダーによる」とだけ書くのではなく、勤務例や希望休の扱い、土日休みの可否など、実際の運用を記載すると働き方をイメージしやすくなります。

会社や店舗で働く魅力を具体化する

福利厚生や研修制度、資格取得支援、キャリアパス、職場の人数構成、設備、顧客層など、他社と比較する際の判断材料を具体的に記載しましょう。

「アットホームな職場」「働きやすい環境」といった抽象的な表現だけでは、職場の特徴が伝わりにくくなります。たとえば、「入社後1カ月は先輩がマンツーマンで研修する」「月1回の技術研修を勤務時間内に実施する」など、事実に基づいて説明すると説得力が高まります。

求人者マイページでは事業所画像も登録できます。店舗や施術スペース、スタッフの様子など、公開に問題のない画像を活用すると、文字だけでは伝わりにくい職場の雰囲気を補えます。

美容・ヘルスケア職ならではの条件を明記する

美容師、セラピスト、柔道整復師、鍼灸師などの専門職を募集する場合は、一般的な仕事内容だけでなく、資格や技術、施術環境に関する条件も具体的に記載しましょう。

たとえば、次の項目は求職者が職場を比較する際の判断材料になります。

  • 担当する施術・サービスの範囲
  • 1日あたりの入客数や施術人数の目安
  • 指名制度、歩合、各種手当の仕組み
  • 研修期間とデビューまでの流れ
  • 営業時間と実際の勤務時間
  • 使用する商材、設備、施術スペース
  • 必須資格と歓迎する経験・技術
  • 集客方法や顧客層

たとえば「美容師業務全般」とだけ記載するより、次のように具体化すると仕事をイメージしやすくなります。

修正前

美容師業務全般を担当していただきます。

修正例

カット、カラー、シャンプー、受付、会計、店内清掃を担当します。1日の平均入客数は○名程度です。入社後は経験に応じて技術確認を行い、担当できる施術からお任せします。

実際の業務や制度に合わせて数字や内容を調整し、求職者に誤解を与えないように記載してください。

職業訓練修了者の採用も検討する

職業訓練の受講者・修了者を採用したい場合は、求人申し込み時にその意向をハローワークへ伝え、求人票の特記事項欄などへ記載できるか相談しましょう。

石川労働局・ハローワークが公開する案内では、「職業訓練修了者歓迎」と求人票へ記載する方法が紹介されています。

職業訓練修了者歓迎の求人票への記載例

引用:職業訓練修了者の採用を検討しませんか|石川労働局・ハローワーク

具体的な案内方法は地域や訓練によって異なるため、管轄のハローワークへ確認してください。

厚生労働省が公開する美容分野の求職者支援訓練の受講者の声では、ネイルに関する技術・知識やサロンの実務について学べたこと、わかりやすい授業を通じて知識と技術を身につけられたことが紹介されています。

また、モアリジョブのインタビューでは、職業訓練を通じてアロマの専門スクールに通い、短期間で実践的な全身手技を学んだ経験が紹介されています。

※参考元:「美容等その他の分野」の求職者支援訓練 受講者の方々の声|厚生労働省モアリジョブ

競合求人と比較して内容を見直す

同じ地域・職種の求人と比べて、賃金、休日、勤務時間、福利厚生、研修制度などに大きな差がないか確認しましょう。

条件をすぐに変えられない場合でも、実際の仕事内容や教育体制、スタッフの働き方、キャリア形成など、既にある魅力を具体的に伝える余地はあります。事実と異なる表現でよく見せるのではなく、求職者が比較したい情報を不足なく示すことが重要です。

ハローワークだけで応募が集まらない場合の対策

ハローワークは無料で利用できる有効な採用手段ですが、求職者が利用するサービスは一つではありません。職種や年齢層、地域によっては、ハローワークだけでは十分な応募数を確保できない場合があります。

マイナビキャリアリサーチLabが2025年に転職した人の利用状況をまとめた調査では、情報収集段階で利用したサービスは「転職サイト」37.1%、「人材紹介会社」20.6%、「ハローワーク」17.6%でした。実際の応募段階でも、「転職サイト」32.8%、「人材紹介会社」19.2%、「ハローワーク」14.5%と、複数の採用サービスが利用されています。

※参考元:転職活動におけるサービス利用実態の推移|マイナビキャリアリサーチLab

求職者との接点を増やすには、ハローワークへの掲載を続けながら、次のような方法を組み合わせることが有効です。

  • 自社採用サイトや店舗サイトに求人情報を掲載する
  • 総合型または業界特化型の求人サイトを利用する
  • スカウト機能で条件に合う求職者へ直接アプローチする
  • SNSやスタッフ紹介を活用する
  • 求人票の条件・仕事内容・写真・訴求内容を見直す

特に美容・ヘルスケア業界では、資格や施術経験、得意分野、勤務形態など、採用したい人材の条件が明確なケースが多くあります。業界特化型の求人媒体を併用すると、その分野で仕事を探す求職者に求人を届けやすくなります。

リジョブは、美容・ヘルスケア業界に特化した求人サイトです。求人掲載に加えて、条件に合う求職者へ直接アプローチできるスカウト機能も利用できます。

ハローワークに掲載しても応募が集まらない場合や、経験者・有資格者の採用を強化したい場合は、リジョブの求人掲載について相談することもご検討ください。

ハローワークの求人掲載に関するよくある質問

個人事業主でもハローワークに求人を掲載できますか?

個人事業主もハローワークへ求人を申し込めます。事業所登録シートでは、法人番号は個人事業主の場合には不要とされています。

ただし、事業の実態や所在地を確認する資料を求められる場合があります。初めて申し込む場合は、営業許可証、契約書、請求書、賃貸契約書など、事業内容と所在地を確認できる資料が必要かを管轄のハローワークへ確認してください。

求人者マイページだけで求人掲載の手続きは完了しますか?

会社のパソコンなどから、求人者マイページの開設、事業所情報の仮登録、求人情報の仮登録を行えます。

ただし、入力した内容は管轄のハローワークで確認されます。初めて申し込む場合などには、電話や事業所訪問による確認が行われることもあるため、必ずしもオンライン操作だけで確認作業まで完結するとは限りません。

ハローワークの求人内容は掲載後に変更できますか?

有効中の求人は、求人者マイページから変更を申し込めます。変更内容はハローワークで確認された後に公開情報へ反映されます。

ただし、求人区分、雇用形態、職種、就業場所などを変更する場合は、既存求人の編集ではなく、新たな求人申し込みが必要です。

※参考元:求人者マイページからの求人申込み、求人内容の変更、求人の募集停止等について|ハローワークインターネットサービス

求人者マイページで過去の求人を再利用できますか?

過去に申し込んだ求人情報を転用し、変更が必要な項目を編集して新しい求人を作成できます。無効になった求人も、一定期間は求人者マイページに表示され、転用登録が可能です。

ただし、転用時もすべての求人項目を確認し、現在の労働条件や法令に合う内容へ更新してください。有効中の求人を転用する場合は、同じ求人を重複して申し込まないよう注意が必要です。

採用が決まったら求人を取り消す必要がありますか?

採用人数を満たした場合や募集を中止する場合は、求人の取り消し手続きを行います。求人者マイページを利用している場合は、マイページから取り消しを申し込めます。

求人を公開したままにすると、募集終了後も求職者から応募や問い合わせを受ける可能性があります。採否結果の連絡とあわせて、速やかに対応しましょう。

ハローワークに求人を出しても応募がない場合はどうすればよいですか?

まずは同じ地域・職種の求人と比較し、仕事内容、賃金、休日、勤務時間、必要資格、福利厚生などを見直しましょう。抽象的な表現を具体化し、事業所画像を追加する方法もあります。

ハローワークでは、見込まれる応募者数を踏まえた条件設定などについて相談できます。それでも十分な応募が得られない場合は、自社採用サイト、求人検索エンジン、業界特化型求人サイト、スカウトなどを併用し、求職者との接点を増やすことが大切です。

まとめ

本記事の内容を総括すると、次のとおりです。

  • ハローワークには、求人者マイページ、ハローワーク内の端末、紙の申込書から無料で求人を掲載できる
  • 初めて求人を出す場合は、事業所情報と求人情報を登録し、ハローワークによる内容確認を受ける必要がある
  • 求人の有効期限は原則として受理日の翌々月末までで、募集を続ける場合は更新または再申し込みが必要になる
  • 応募が集まりにくい場合は、求人内容を見直したうえで、求人サイトやスカウトなどの採用手法を併用することが効果的

ハローワークは、無料で求人を掲載できる有効な採用手段です。ただし、応募を集めるには仕事内容や条件を具体的に記載することが欠かせません。

十分な応募が得られない場合は、民間の求人サイトやスカウトも併用しましょう。美容・ヘルスケア業界の採用には、業界特化型求人サイト「リジョブ」の活用もおすすめです。

高橋祐哉(Takahashi Yuya) プロフィール画像
執筆者情報
高橋祐哉(Takahashi Yuya)
BtoB・BtoC双方の商社で、営業・経営企画・企業HP運用・採用・社員教育・総務など企業の根幹を支える業務に計11年従事。幅広い実務経験を活かし、人材確保や店舗経営に役立つ実践的な情報をメディア記事として発信中。Bizリジョブ編集部では記事執筆のほか、一部編集・ディレクションを担当。