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求人広告の費用相場はいくら?料金体系・掲載料金の比較一覧と費用対効果を高める方法

求人広告を利用するときに気になるのが、「実際にいくらかかるのか」という費用です。しかし、求人広告には掲載課金型・クリック課金型・応募課金型・採用成果報酬型など複数の料金体系があり、媒体や採用人数によって必要な費用は大きく異なります。

「求人広告の費用相場を知りたい」
「求人媒体ごとの掲載料金を比較したい」
「費用をかけても採用できなかった、という事態は避けたい」

このような方に向けて、本記事では2026年時点の調査や各サービスの公式情報をもとに、求人広告の費用相場、料金体系、主要な求人サイトの掲載料金を比較します。美容・ヘルスケア業界で採用する際の媒体選びや、求人広告の費用対効果を高める方法も紹介するので、採用予算を決める際の参考にしてください。

求人広告の費用相場はいくら?

求人広告の費用には一律の相場があるわけではありません。無料で利用できる媒体がある一方、掲載期間や表示順位によって数十万円以上かかる求人サイトもあります。また、応募数や採用人数に応じて費用が発生するサービスもあります。

まずは、企業が求人広告にどの程度の費用をかけているのか、最新の調査をもとに確認しましょう。

中途採用の求人広告費

マイナビ「中途採用状況調査2026年版(2025年実績)」によると、中途採用で利用する求人広告の年間予算と実績の平均は以下のとおりです。

区分

年間予算の平均

年間実績の平均

2025年全体

206.0万円

125.1万円

従業員数3~50名

44.9万円

47.7万円

サービス・レジャー

202.5万円

142.3万円

医療・福祉・介護

277.1万円

111.9万円

全体では年間の求人広告予算が平均206.0万円、実際に使った金額が平均125.1万円でした。ただし、従業員数3~50名の企業では実績平均47.7万円となっており、企業規模によって費用には大きな差があります。

また、上記は1年間に求人広告へ支払った費用の平均です。採用人数や募集職種、利用媒体によって必要な金額は変わるため、自社に近い企業規模や業種を目安として考えましょう。

新卒・アルバイト採用の費用目安

新卒採用やアルバイト採用でも、利用するサービスによって費用は大きく異なります。

例えば、新卒向けの総合求人サイトでは料金が個別見積もりとなるサービスがある一方、医療・介護・福祉系のGUPPYでは、新卒求人を1シーズン10万円(税抜)から掲載できます。

アルバイト採用では、マイナビバイトに4週間1万円からの掲載プランや、1応募8,000円からの応募課金型プランがあります。バイトルもエリアやプランによって料金が異なり、掲載課金型のプランが用意されています。

さらに、Indeedや求人ボックス、Airワーク 採用管理など、無料掲載から始められるサービスもあります。採用人数や緊急度だけでなく、「掲載した時点で費用を払うのか」「クリック・応募・採用のどの段階で費用が発生するのか」まで比較することが重要です。

1人採用するのにかかる求人広告費

求人広告の費用を比較するときは、掲載料金だけではなく「1人採用するためにいくらかかったか」という採用単価を見ることも大切です。

マイナビ「中途採用状況調査2026年版(2025年実績)」では、2025年の職種別「1人あたりの転職サイト求人広告費」は以下の結果となっています。

職種

平均

中央値

美容・ブライダル・ホテル・交通

14.3万円

8.0万円

医療・福祉

30.9万円

15.0万円

平均値と中央値にも差があることから、採用難易度や募集条件によって1人あたりの費用が大きく変わることがわかります。

そのため、単純に掲載料金が安い媒体を選ぶのではなく、「自社が採用したい人材に届くか」「応募から採用までつながるか」まで含めて費用対効果を判断しましょう。

求人広告の料金体系は5種類

求人広告の主な料金体系には、以下の5種類があります。

  • 完全無料型
  • 掲載課金型
  • クリック課金型
  • 応募課金型
  • 採用課金(採用成果報酬)型

料金が発生するタイミングによって、企業側が負うリスクや向いている採用方法が異なります。それぞれの特徴を確認しましょう。

完全無料型

完全無料型は、求人掲載から採用まで費用が発生しない料金モデルです。代表的なサービスとしてハローワークが挙げられます。

民間サービスにも無料で求人を掲載できるものがあります。ただし、無料掲載に加えて有料オプションを提供しているサービスもあるため、「完全無料なのか」「有料掲載を利用するとどの段階で課金されるのか」を確認しましょう。

採用予算を抑えられることがメリットですが、無料であることだけを理由に媒体を選ぶのではなく、自社が求める職種や地域の求職者へ届くかも確認する必要があります。

掲載課金型

掲載課金型は、求人広告を一定期間掲載することに対して費用を支払う料金モデルです。マイナビ転職、doda、エン転職、女の転職typeなどで採用されています。

採用人数にかかわらず掲載料金が一定であるため、一度の掲載で複数人を採用できれば、1人あたりの採用単価を抑えやすくなります。

一方、応募や採用が発生しなかった場合でも料金がかかります。掲載順位や原稿量によって料金が変わる媒体もあるため、予算だけでなく採用難易度も考慮してプランを選びましょう。

クリック課金型

クリック課金型は、求職者が求人広告をクリックした時点で費用が発生する料金モデルです。広告が表示されただけでは費用が発生せず、実際に求人へ興味を持った求職者の行動に対して料金を支払います。

Indeedのスポンサー求人やIndeed PLUS、求人ボックスの有料オプションなどが代表例です。あらかじめ予算を設定できるサービスも多く、採用状況を見ながら広告費を調整しやすい点が特徴です。

ただし、クリックされた後に応募や採用へ至るとは限りません。求人原稿の内容や応募条件を改善し、クリック後の応募率まで確認することが大切です。

応募課金型

応募課金型は、求職者から応募があった時点で費用が発生する料金モデルです。ワークゲートや、マイナビバイトの一部プランなどが該当します。

求人が閲覧されるだけでは費用がかからないため、掲載課金型よりも成果に近い段階で費用を支払えます。一方、応募者が採用条件に合わなかった場合でも応募があれば料金が発生します。

応募数を増やしたい場合には利用しやすい料金体系ですが、採用要件を求人原稿で明確にしておくことが重要です。

採用課金(採用成果報酬)型

採用課金型は、求人掲載時ではなく、採用が決定した時点で費用が発生する料金モデルです。ジョブメドレーなどで採用されています。

採用できなかった場合の掛け捨てを避けやすく、採用難易度が高い職種を長期間募集したい企業にも向いています。ただし、採用人数が多くなるほど成果報酬の総額も増えるため、複数人採用では掲載課金型の方が採用単価を抑えられる場合もあります。

なお、媒体によっては複数の料金体系を組み合わせています。リジョブでは「掲載費+採用成果報酬」のプランに加え、掲載費0円の採用成果報酬型プランも用意されています。料金体系だけでなく、掲載期間やスカウト機能、露出量などを含めて比較しましょう。

求人広告サービスの掲載料金を比較【2026年最新】

求人広告には、総合型求人サイト、業界特化型求人サイト、新卒向けサイト、アルバイト向けサイト、求人検索エンジンなどさまざまな種類があります。

ここでは、2026年8月時点で確認できる各社の公式情報をもとに、主な求人広告サービスの料金体系と掲載料金を比較します。

※料金は各社公式情報をもとに整理しています。地域・職種・掲載期間・プラン・キャンペーンなどによって変動する場合があります。契約前に各サービスの最新情報をご確認ください。

求人サイトの料金モデル・料金一覧表

求人広告サービスは、大きく以下のように分けられます。

  • 中途採用向け・総合型求人サイト
  • 美容・ヘルスケアなど業界特化型求人サイト
  • 新卒採用向け求人サイト
  • アルバイト・パート向け求人サイト
  • 求人検索エンジン・その他の求人サービス

総合型・中途採用向け求人サイト一覧表

サービス名

料金モデル

掲載費・広告費

成果報酬費

マイナビ転職

掲載課金型

20万円~120万円(4週間)

-

doda

掲載課金型

25万円~150万円(4週間)

-

リクナビNEXT

クリック課金型など

Indeed PLUS経由の場合は予算設定制・クリック時課金

-

エン転職

掲載課金型

24万円~120万円(4週間・地域により異なる)

-

女の転職type

掲載課金型

25万円~90万円(4週間)

-

中途採用向け・総合型求人サイト

マイナビ転職

マイナビ転職は、中途採用向けの総合求人サイトです。

通常企画は4週間掲載で、MT-Dの20万円からMT-Sの120万円まで5種類のプランがあります。上位プランほど表示順位や求人原稿の情報量が充実する仕組みです。

採用人数にかかわらず掲載料金が決まるため、一度の掲載で複数人を採用できれば、1人あたりの採用費を抑えられる可能性があります。

doda

dodaは、中途採用向けの総合求人サービスです。求人広告だけでなく、人材紹介など複数の採用サービスを展開しています。

求人広告はA~Eの5タイプがあり、最低掲載料金は25万円からです。上位のEタイプは150万円で、募集人数や採用難易度、予算に合わせて原稿サイズや露出量を選べます。

幅広い職種を採用したい企業や、求人広告とほかの採用手法を組み合わせたい企業に向いています。

リクナビNEXT

リクナビNEXTは、中途採用向けの総合求人サイトです。

求人広告を取り巻く仕組みは旧来の固定掲載料金だけでは説明できなくなっています。現在、リクナビNEXTはIndeed PLUSの連携求人サイトの一つとなっており、Airワーク 採用管理からIndeed PLUSを利用した場合、求人内容や応募状況などに応じて連携求人サイトへ自動配信され、クリックに応じて設定予算から広告費が消化されます。

配信先は自動で最適化されるため、必ずリクナビNEXTへ掲載されるわけではありません。利用方法によって料金体系が異なる可能性があるため、最新の掲載条件を確認しましょう。

エン転職

エン転職は、中途採用向けの総合求人サイトです。

4週間の掲載料金は、勤務地とプランによって24万円~120万円です。全国・関東版、関西・東海版、九州・その他地域版で料金が異なり、上位プランではスカウト機能なども利用できます。

求人原稿だけでなく、求職者への直接アプローチも活用したい企業は、プランに含まれる機能まで比較するとよいでしょう。

女の転職type

女の転職typeは、女性の採用に特化した求人サイトです。

4週間掲載の基本料金は、L(ライト)プラン25万円、R(レギュラー)45万円、P(プリンセス)65万円、Q(クイーン)90万円です。上位プランではスカウトメールや自動マッチングなどの機能も利用できます。

女性の正社員・契約社員などを採用したい企業にとって、ターゲットを絞って募集できる点が特徴です。

美容・ヘルスケアなど業界特化型求人サイト一覧表

サービス名

料金モデル

掲載費

採用時の費用

リジョブ

掲載+採用成果報酬型/採用成果報酬型

掲載費0円プランあり。有料プランは要問合せ

職種・条件等により異なる

美容師求人ナビ

要問合せ

要問合せ

要問合せ

ジョブメドレー

採用成果報酬型

0円

1人7.2万円~

リクエストQJナビ

掲載型

0円~

採用時の追加料金0円

業界特化型求人サイト

業界特化型求人サイトは、特定の職種や業界に興味がある求職者が集まりやすいことが特徴です。

総合型サイトの登録者数が多くても、自社が採用したい職種の求職者が少なければ、十分な費用対効果を得られない可能性があります。美容師やエステティシャン、セラピストなど専門性のある職種では、業界特化型求人サイトも比較しましょう。

リジョブ

リジョブ基本画面

リジョブは、美容・ヘルスケア業界に特化した求人サイトです。美容師、エステティシャン、ネイリスト、セラピスト、アイリストなど、業界で働きたい求職者へ求人情報を届けられます。

総会員数は80万人を超え、取引実績は5万社以上です。業界に特化した検索項目やスカウト機能を利用できるため、経験や希望条件を踏まえて求職者へアプローチできます。

料金は「掲載費+採用成果報酬」のプランに加え、掲載費0円の完全採用成果報酬型プランも用意されています。掲載時の負担を抑えたい場合と、露出やスカウトを強化して採用スピードを高めたい場合で、採用状況に合わせて検討できます。

また、有料プランには最大30日の返金保証が用意されています。単純な掲載料金の安さだけでなく、長期的に求人を改善しながら採用につなげたい企業・店舗に適した求人媒体です。

美容師求人ナビ

美容師求人ナビは、美容師の求人に特化した求人サイトです。

美容師スタイリストやアシスタントなどの求人を掲載し、美容業界で働きたい求職者へ情報を届けられます。求職者はLINEから応募することも可能です。

企業向けの料金は契約条件によって確認が必要なため、掲載を検討する場合は最新の料金・サービス内容を問い合わせましょう。

ジョブメドレー

ジョブメドレーは、医療・介護・福祉・ヘルスケア・美容領域の求人を扱う求人サイトです。

求人掲載費と月額利用料は0円で、採用した場合に資格や雇用形態に応じた採用費が発生します。採用費は1人あたり7.2万円からです。

掲載期間に制限がないため、求人を長期間掲載しながら採用を進めたい企業にも利用しやすい料金体系です。採用した求職者が30日以内に退職した場合には、在籍日数に応じた返金制度もあります。

リクエストQJナビ

リクエストQJナビは、美容師採用に特化した求人サイトです。スタイリスト、アシスタント、カラーリストなど美容師の求人情報を扱っています。

企業向け公式ページでは会員数10万人超、美容師割合90%と案内されており、美容師を採用したいサロンが求職者へアプローチしやすい点が特徴です。

掲載費0円から利用でき、採用時の追加料金は0円とされています。掲載内容や利用するサービスによって条件が異なる場合があるため、詳細は公式ページで確認しましょう。

美容・ヘルスケア業界で求人掲載を検討している方は、リジョブのサービス資料・料金表から、自社に合う掲載方法をご確認いただけます。

新卒採用向け求人サイト一覧表

サービス名

料金モデル

掲載費

成果報酬費

リクナビ

要問合せ

要問合せ

要問合せ

マイナビ

掲載型など

要問合せ

要問合せ

GUPPY新卒

掲載課金型

1シーズン10万円(税抜)~

-

新卒採用向け求人サイト

リクナビ

リクナビは、新卒学生向けの就職情報サービスです。

2027年卒以降を対象としたリクナビはサービスがリニューアルされ、学年を問わず学生がキャリアや企業について調べられる仕組みとなっています。

旧記事の「リクナビ2025」の情報は現在のサービスと異なるため、掲載料金や利用条件については、採用年度に合わせて最新情報を確認しましょう。

マイナビ

マイナビは、新卒採用で利用されている就職情報サービスです。企業情報の掲載だけでなく、採用広報や母集団形成、選考・内定まで新卒採用を支援する複数のサービスを展開しています。

採用年度や利用する企画によって料金が異なるため、企業規模や採用人数に応じた見積もりを確認しましょう。

GUPPY新卒

GUPPYは、医療・介護・福祉などの求人に特化したサービスです。新卒向けの求人サイトも提供しています。

新卒求人は1シーズン10万円(税抜)から全職種を掲載できます。業界や職種が明確な場合は、このような特化型求人サイトを利用することで、採用ターゲットへ効率よく情報を届けられる可能性があります。

アルバイト・パート向け求人サイト一覧表

サービス名

料金モデル

掲載費・広告費

成果報酬費

バイトル

掲載課金型

2.2万円~(14日、エリア・プランにより異なる)

-

タウンワーク

クリック課金型など

Indeed PLUS経由の場合は予算設定制・クリック時課金

-

フロム・エー ナビ

クリック課金型など

Indeed PLUS経由の場合は予算設定制・クリック時課金

-

マイナビバイト

掲載課金型/応募課金型

1万円~(4週間)/1応募8,000円~

-

アルバイト・パート向け求人サイト

バイトル

バイトルは、アルバイト・パート採用を中心とした求人サイトです。

掲載料金はエリアや掲載順位、期間によって異なります。公式料金表では、エリアによってCプランが14日2.2万円から用意されているほか、急募や大量募集向けの上位プランもあります。

採用地域や募集人数によって必要な料金が変わるため、自社の募集条件に合うプランを確認しましょう。

タウンワーク

タウンワークは、アルバイト・パートをはじめ幅広い求人を扱う求人サイトです。

現在はIndeed PLUSの連携求人サイトの一つとなっています。Airワーク 採用管理などからIndeed PLUSを利用すると、求人内容や応募状況に応じてタウンワークを含む連携求人サイトの中から配信先が自動で選定されます。

従来の固定掲載料金だけで考えるのではなく、現在の掲載方法と課金方式を確認したうえで利用しましょう。

フロム・エー ナビ

フロム・エー ナビも、Indeed PLUSの連携求人サイトの一つです。

Airワーク 採用管理からIndeed PLUSを利用する場合はクリック課金型となり、設定した予算の範囲で広告が配信されます。タウンワークと同様、必ず特定の連携サイトへ掲載されるわけではなく、求人ごとに配信先が最適化されます。

マイナビバイト

マイナビバイトは、アルバイト・パート採用向けの求人サイトです。

掲載課金型ではADテキストが4週間1万円から用意されているほか、応募時に費用が発生する「エントリー」プランは1応募8,000円から利用できます。

求人を広く露出したい場合と、応募が発生したときだけ費用を支払いたい場合で料金モデルを選べることが特徴です。

求人検索エンジン・その他の求人サービス一覧表

サービス名

料金モデル

主な費用

成果報酬費

ハローワーク

完全無料型

無料

-

げんきワーク

完全無料型

無料

-

Indeed

無料掲載/クリック課金型

無料掲載あり。有料掲載はクリック課金

-

求人ボックス

無料掲載/クリック課金型

無料掲載あり。有料掲載は入札単価25円~1,000円/クリック

-

ジモティー

無料掲載型など

求人広告の無料掲載あり

-

Wantedly

月額定額型

プランにより異なる・要問合せ

なし

はたらこねっと

掲載課金型

2.3万円~(14日、プラン・エリアにより異なる)

-

求人ジャーナルネット

掲載課金型

4,000円~(1週間、エリア・プランにより異なる)

-

ワークゲート

応募課金型

掲載無料。アルバイト・派遣は1応募3,850円~、正社員は1応募7,700円~

-

Airワーク 採用管理

無料/クリック課金型

基本機能0円。Indeed PLUS利用時はクリック課金

-

料金だけを見ると無料サービスが魅力的に感じられますが、重要なのは「自社が採用したい人材に届き、最終的に採用できるか」です。掲載料金だけでなく、求職者層、スカウト機能、運用工数、採用までに必要な期間を含めて比較しましょう。

求人広告とは?掲載するメリット・デメリット

求人広告とは、企業が仕事内容や給与、勤務地、応募条件などの求人情報を掲載し、求職者からの応募を集めるためのものです。

紙の求人情報誌や折込チラシもありますが、現在は求人サイトや求人検索エンジンなどWeb上の求人広告が広く利用されています。また、求人を掲載して応募を待つだけでなく、スカウト機能などを使って企業側から求職者へアプローチできるサービスも増えています。

中途採用では転職サイトがもっとも利用されている

マイナビ「中途採用状況調査2026年版(2025年実績)」によると、2025年の中途採用で企業が利用した主な採用サービス・手法は以下のとおりです。

利用したサービス・手法

2025年全体

従業員数3~50名

サービス・レジャー

転職サイト

47.1%

34.9%

47.0%

求人検索エンジン

44.2%

36.1%

43.9%

企業ホームページ

43.6%

33.2%

48.8%

人材紹介会社

41.4%

25.2%

51.7%

ダイレクトリクルーティング

37.3%

15.1%

38.4%

職業安定所(ハローワーク)

36.9%

43.3%

37.2%

全体では「転職サイト」が47.1%でもっとも高く、「求人検索エンジン」44.2%、「企業ホームページ」43.6%と続きました。

さらに同調査の「応募者が出たサービス・手法」では、転職サイトが35.3%で最多となり、求人検索エンジン32.5%、人材紹介会社32.1%と続いています。

旧調査で使われていた「求人ニーズが出たらすぐ有料サービスを利用するか」という設問は最新版にはないため、現在の記事では、実際に企業が利用したサービスと応募につながった手法を参考にする方が採用媒体選びに役立ちます。

求人広告のメリット・デメリット

有料の採用サービスには、求人広告のほか、人材紹介などがあります。求人広告は企業が求人情報を掲載して応募を集めることが基本ですが、人材紹介では紹介会社が候補者とのマッチングを支援します。

近年の求人広告にはスカウトや自動アプローチなどの機能もあり、「求人を掲載して待つだけ」とは限りません。サービス内容まで確認したうえで選びましょう。

メリット

デメリット

  • 多くの求職者へ求人情報を届けられる
  • 転職を具体的に検討している人だけでなく、潜在的な求職者にも見てもらえる
  • 掲載課金・クリック課金・応募課金・採用成果報酬など、自社に合った料金体系を選べる
  • スカウトなどを利用して企業側から求職者へアプローチできる媒体もある
  • 掲載課金型では採用できなくても費用が発生する
  • 上位表示や追加機能を利用すると費用が増える場合がある
  • 求人原稿の作成や応募者対応などの運用工数がかかる
  • 媒体と採用ターゲットが合わないと十分な応募が得られない可能性がある

求人広告は、料金の安さだけでなく「採用できる可能性」と「運用に必要な工数」を含めて選ぶことが大切です。

求人広告を選ぶ4つのポイント

求人広告を選ぶ際は、単に利用者数や掲載料金を比較するだけでは不十分です。自社が求める人材を採用できるかという観点から、以下の4点を確認しましょう。

採用したい人材が利用しているか

まず確認したいのは、自社が採用したい人材がその求人媒体を利用しているかです。

例えば、幅広い職種を扱う総合型サイトは多くの求職者へ求人を届けやすい一方、専門職では業界特化型サイトの方が採用ターゲットへ届きやすい場合があります。

以下のような項目を確認しましょう。

  • 自社が募集する職種・地域の求人が十分に掲載されているか
  • 採用したい職種の会員数や登録者属性が公開されているか
  • 経験年数や資格など、必要な条件で求職者を絞り込めるか
  • 自社が採用したい層に対してスカウトを送れるか

単純なサイト全体の会員数だけではなく、「美容師の経験者」「特定資格を持つ人」「希望勤務地が一致する人」など、自社が実際に採用したい層がいるかを見ることが重要です。

料金体系が採用計画に合っているか

求人広告は、採用人数や募集期間に合った料金体系を選びましょう。

例えば、一度に複数人を採用したい場合は、採用人数が増えても掲載料金が変わらない掲載課金型が有利になることがあります。一方、1人の採用に時間がかかる専門職では、掲載費を抑えて長期募集できる成果報酬型が適している場合があります。

また、求人広告に費用をかけなければ必ず採用コストが下がるわけではありません。無料媒体だけで長期間採用できなかった場合、その間の欠員による売上機会の損失や、採用担当者の人件費が増える可能性があります。

掲載料金だけを見るのではなく、「1人採用するまでの総額」で比較しましょう。

自社の求人を届けやすい機能があるか

採用ターゲットが多い媒体でも、自社の求人を見てもらえなければ応募にはつながりません。

求人が届きやすくなる主な機能には以下があります。

  • スカウト機能
  • 希望条件に応じたおすすめ求人表示
  • 細かな職種・資格・経験による検索
  • 求人の上位表示
  • 写真・動画・スタッフ紹介などの情報掲載
  • 求職者への自動アプローチ

求人件数が多い媒体ほど競合求人も増えます。追加費用をかけて露出を増やす方法だけでなく、自社に合った人へ求人を届ける機能があるかを確認しましょう。

運用工数・サポートが適切か

求人広告は、掲載して終わりではありません。求人原稿を改善したり、スカウトを送ったり、応募者へ連絡したりすることで採用成果が変わります。

しかし、店舗オーナーが施術や店舗運営と採用を兼任している場合など、採用活動に使える時間が限られているケースもあります。

そのため、媒体を選ぶ際は以下も確認しましょう。

  • 求人原稿を簡単に修正できるか
  • 応募通知をすぐに確認できるか
  • スカウト対象を探しやすいか
  • 応募者を管理する機能があるか
  • 求人作成や運用についてサポートを受けられるか

費用を抑えても運用に多くの時間がかかれば、人件費を含めた採用コストは高くなる可能性があります。料金と運用負担の両方を比較しましょう。

求人広告の費用対効果を高める4つの方法

求人広告の費用対効果を高めるには、安い求人媒体を探すだけではなく、掲載後の運用を改善することが重要です。

ここでは、求人広告から採用へつなげるために取り組みたい4つのポイントを紹介します。

求人原稿を改善する

求人広告の費用対効果を高めるには、求職者が知りたい情報を求人原稿で具体的に伝えることが大切です。

美容・ヘルスケア業界では、年代によって仕事選びで重視する項目も異なります。

株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミーの「美容サロン就業実態調査(2026年)」の解説によると、「働くにあたって最も重要なこと」では、20代・30代は「働いているスタッフの人柄」が1位となり、40代・50代では「給与」が1位でした。

  • 20代:「働いているスタッフの人柄」15.8%
  • 30代:「働いているスタッフの人柄」17.0%
  • 40代:「給与」18.1%
  • 50代:「給与」17.5%

また、「通勤のしやすさ」は年代を問わず上位となっています。

若手を採用したい場合には、給与や休日だけでなく、スタッフ紹介や店舗の雰囲気、教育環境などを伝えることが有効です。一方、経験者や年齢層の高い人材を採用したい場合は、給与・評価制度・働き続けやすさなどを具体的に示すことが重要になります。

自社で働くスタッフに「入社前に何を知りたかったか」「この店舗を選んだ理由」を聞き、求人原稿へ反映するのも効果的です。

スカウトを活用する

求人を掲載して応募を待つだけでなく、スカウトを活用して企業側から採用ターゲットへアプローチする方法もあります。

マイナビ「中途採用状況調査2026年版(2025年実績)」では、2025年にダイレクトリクルーティングを利用した企業は37.3%でした。また、実際に応募者が出たサービス・手法としても27.9%がダイレクトリクルーティングを挙げています。

スカウトを送る際は、すべての求職者へ同じ文章を送るのではなく、経験やプロフィールを確認し、「なぜ自社から声をかけたのか」が伝わる内容にしましょう。

美容・ヘルスケア業界の場合、資格だけでなく、経験年数、得意な施術、働き方、希望勤務地などを確認できる媒体であれば、自社との相性がよい求職者へ直接アプローチしやすくなります。

応募後~面接の対応を早くする

求人広告で応募を獲得しても、面接へ進む前に求職者が辞退してしまえば、広告費を採用成果につなげられません。

リジョブの応募データ(2021年3月~2022年2月)では、企業との相性による主な選考辞退理由は以下のとおりでした。

  1. 目指す方向の不一致:34.5%
  2. 給与等、条件面での不一致:26.6%
  3. 連絡が遅い:24.4%
  4. 求人と条件(給与・待遇)が違った:16.6%
  5. 求人と実際の雰囲気が違った:10.4%
  6. 面接対応が悪い:4.8%
  7. 電話対応が悪い:3.3%

特に「連絡が遅い」は企業側で改善しやすい項目です。

また、リジョブの応募データ(2018年3月~2018年12月)では、24時間以内に連絡した場合の採用率は、24時間以降に連絡した場合と比べて1.27倍、3時間以内に連絡した場合は1.39倍でした。

応募が届いたらできるだけ早く連絡できるよう、通知設定や担当者を決めておきましょう。店舗オーナーが施術中で対応できない場合は、ほかのスタッフが一次連絡できる体制を整える方法もあります。

面接では、応募者の希望や価値観を確認すると同時に、求人広告と実際の条件にズレがないようにすることも重要です。応募から面接までを改善することで、同じ広告費でも採用につながる確率を高められます。

求人は改善しながら長期で継続する

採用活動は、一度求人広告を作成して終わりではありません。同じ職種を募集しても、給与、働き方、求人原稿の見せ方、スカウト文面などによって応募状況は変わります。

そのため、求人広告を継続しながら、以下のような数字を確認して改善することが大切です。

  • 求人の閲覧数
  • 応募数
  • 応募から面接へ進んだ割合
  • 面接から採用へ進んだ割合
  • 1人採用するまでにかかった費用
  • 入社後の定着状況

例えば、求人を見られているのに応募が少ない場合は、求人原稿や条件に改善の余地がある可能性があります。応募はあるものの採用につながらない場合は、採用ターゲットや選考方法を見直す必要があるでしょう。

短期間だけ求人を掲載して結果を判断するのではなく、採用ターゲットの反応を見ながら改善を続けることで、自社に合った採用方法のノウハウが蓄積されます。

求人広告の費用対効果を高めるには、「できるだけ広告費を使わないこと」ではなく、「必要な人材を適切な費用で採用し、長く活躍してもらうこと」を目指しましょう。

美容・ヘルスケア業界の求人広告ならリジョブ

美容師やエステティシャン、ネイリスト、セラピスト、アイリストなどの採用では、総合求人サイトだけでなく、業界に特化した求人媒体を利用する方法があります。

リジョブは、美容・ヘルスケア業界に特化した求人サイトです。総会員数は80万人を超え、5万社以上の取引実績があります。

美容・ヘルスケア業界で働きたい求職者が集まるため、単純に多くの人へ求人を見せるのではなく、採用したい職種や経験を持つ人へアプローチしやすい点が特徴です。

料金面でも、採用状況に合わせて以下のような方法を選べます。

  • 掲載費をかけて求人の露出やスカウトを強化する「掲載費+採用成果報酬プラン」
  • 掲載時の固定費を抑え、採用できたときに費用を支払う「掲載費0円の完全採用成果報酬型プラン」

「掲載料金が安い媒体を選ぶ」という考え方ではなく、採用したい人材へ継続的に求人を届け、応募・採用・定着まで含めて採用コストを考えることが重要です。

特に、人材不足が続く美容・ヘルスケア業界では、求人が必要になってから短期間だけ募集するのではなく、採用ターゲットとの接点を持ちながら長期的に採用活動を続けることが、将来の人手不足を防ぐことにもつながります。

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まとめ

求人広告の費用は、利用する媒体や料金体系、採用人数によって大きく異なります。

掲載課金型では数十万円以上かかるサービスもある一方、無料掲載やクリック課金、応募課金、採用成果報酬など、費用が発生するタイミングを調整できるサービスもあります。

求人広告を比較するときは、掲載料金だけでなく、以下の点まで確認しましょう。

  • 自社が採用したい人材が利用しているか
  • 採用人数や募集期間に料金体系が合っているか
  • 求人やスカウトを採用ターゲットへ届けやすいか
  • 求人改善や応募対応を無理なく続けられるか
  • 最終的な1人あたりの採用費はいくらになるか

特に美容・ヘルスケア業界では、資格や経験、働き方など求職者と企業双方の条件を合わせることが重要です。広告費の安さだけではなく、「必要な人材を採用し、長く活躍してもらえるか」という視点で求人媒体を選びましょう。

高橋祐哉(Takahashi Yuya) プロフィール画像
執筆者情報
高橋祐哉(Takahashi Yuya)
BtoB・BtoC双方の商社で、営業・経営企画・企業HP運用・採用・社員教育・総務など企業の根幹を支える業務に計11年従事。幅広い実務経験を活かし、人材確保や店舗経営に役立つ実践的な情報をメディア記事として発信中。Bizリジョブ編集部では記事執筆のほか、一部編集・ディレクションを担当。