応募したくなる求人広告を作るためには、まずは構想を練るところからはじめ、ターゲットを意識したタイトルや文章を考える必要があります。さらに求人広告や求人媒体の選定も求人広告の良し悪しを決める重要な要素です。
本記事では、応募したくなる求人広告文の書き方について解説します。さらに応募数を増やすためのポイントや実際に掲載された求人広告のなかから参考になるフレーズや文章、内容を具体的に紹介します。
求人広告を通して求職者の応募数を増やしたい場合は、ぜひ最後までご覧ください。
応募したくなる求人広告の書き方
ここでは応募したくなる求人広告の書き方について、以下3つのカテゴリーに分けて解説します。
- 求人広告の構想を練る
- タイトルや文章を考える
- 求人広告を見直す
なお本項の内容は、下記に示すリジョブのホワイトペーパーを参考に書かれています。さらに詳細を知りたい場合は、ぜひダウンロードしてご覧ください。
求人広告の構想を練る
求人広告の構想を練る際は、次の3ステップで考えるとよいでしょう。
- ターゲットを設定する
- ターゲットに伝えたいメッセージを考える
- ターゲットのニーズを把握する
ターゲットを設定する
ターゲットを設定する際は、下記の4つについて検討するとよいです。
- 価値観・志向:どんな思いを持っている⼈が⾃社に合いそうかを考える
- 人柄・性格:顧客や今いるスタッフと相性が良い人をイメージする
- 能力・役割:求める能力や採用することで取り入れたい経験やノウハウを考える
- 勤務条件・働き方:自社に合ったもしくは柔軟に対応できる勤務条件や働き方を考える
ターゲットに伝えたいメッセージを考える
ターゲットに伝えたいメッセージを考える場合は、自社の価値観や志向と狙うターゲット像を整理しましょう。さらにそれぞれの接点を確認して、強みや魅力としてアピールできるメッセージを考えてください。
▼ターゲットに伝えたいメッセージの考え方
ターゲットのニーズを把握する
最後にターゲットのニーズを把握して、広告文のなかにどのようなキーワードを入れると興味を持ってもらえるか考えてみてください。
たとえば待遇や福利厚生についてアピールする場合は、次のようなキーワードが考えられます。
- 社会保険完備
- 交通費支給
- 副業・WワークOK
- ボーナス・賞与あり
他にも業種や年齢層などによってニーズのあるキーワードは変わってきます。リクナビNEXTやdoda(デューダ)、求人ボックスの各社が人気の検索キーワードを掲載しているので、それを参考にするのもおすすめです。
- リクナビNEXT:みんなが検索したキーワードランキング
- doda:人気の検索キーワードランキング
- 求人ボックス:人気の職種・キーワードランキング
なお美容ヘルスケア業界で人気のキーワードを知りたい場合は、以下より資料をダウンロードしてご覧ください。
タイトルや文章を考える
タイトルや文章を考えるポイントを3つ紹介するので、参考にしてください。
- 検索キーワードを意識する
- キャッチーなタイトルを考える
- 求人票で魅力を伝える
それぞれについて解説します。
なお、本項で解説する内容は下記の資料の一部を抜粋しました。詳細については、ぜひダウンロードしてご覧ください。
検索キーワードを意識する
求職者に検索されやすいキーワードを意識して、タイトルや文章に含めると求職者が自分の希望通りの職場であることをアピールできるため、検索結果で求人票がクリックされやすくなります。
リジョブの調査によると、美容ヘルスケア業界における全職種の人気キーワードTOP3は次の通りでした。
- 無資格OK
- オープニング
- ドライヘッドスパ
たとえば、無資格者も採用ターゲットに含める場合は、タイトルや文章に積極的に「無資格OK」と入れると求人票の閲覧数を増やしたり、応募数を増やしたりできるでしょう。
キャッチーなタイトルを考える
タイトルがキャッチーになることを目指すにあたって、以下を意識しましょう。
- 具体性を持たせる
- 限られた文字数で企業の想いを伝える
- 数字や企業を活用し想いを強調する
要点を2つほどに絞り、数字や記号を入れて求職者の興味をひくタイトルをつけましょう。
▼タイトル例 急募 横浜エリアで⼈気サロン♪⼝コミも多くリピート率80%以上! 【定着率90%↑】デビューまで2年なので幅広い年代の⽅が活躍★ |
タイトルは、求人サイトの検索結果にはじめに表示されることもあり、求職者の目に触れることの多い部分です。
▼検索結果に表示された求人票(リジョブ)
タイトルの良し悪しは、求人票の閲覧数に大きな影響を与えるため、簡潔に自社で働く魅力を伝えてアピールすることが大切です。実際に検索結果に表示された自社の求人票を確認し、他社と比べて魅力的に見えるかどうかチェックするとよいでしょう。
求人票で魅力を伝える
求人票で魅力を伝える際にも具体性を意識することが大切です。たとえば求職者がとくに気になる情報のひとつに給与が挙げられます。給与を求人票に記入する際は、以下を意識して労働条件についての魅力を伝えましょう。
ポイント |
書き方の例 |
未経験・経験者の詳細な給与を記載する |
未経験1年⽬:⽉収25万円(内訳:基本給20万円+歩合) 経験者3年⽬:⽉収35万円(内訳:基本給25万円+歩合) |
求職者が納得できる背景を伝える |
メインの客層は40代以上と年齢層が⾼く単価が9000円です。80%がリピーターとなるのでスタッフの給与に還元しております。 |
給与について求職者に魅力を印象付けるためには、平均給与以上になるように努めることも大切です。資料には、美容ヘルスケア業界の平均給与について職種別・エリア別に紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
求人広告を見直す
完成した求人広告を見直して、不適切な表現が用いられていないかどうか確認しましょう。
厚生労働省によると年齢や経験の有無を制限して求人広告を掲載することは不適切とされているため、特に注意しましょう。その例を挙げると次の通りです。
不適切な表現の例 |
理由 |
35歳未満の方歓迎 20代の方歓迎 |
「歓迎」とする表現は、他の年齢層と比較して特定の年齢層を優遇していると解釈される可能性があり、法の趣旨に照らして適当ではない。ただし、「60歳以上歓迎」については高年齢者の雇用促進という観点から適法。 |
スタッフ全員が20代 20代が主役の会社 |
あくまで事実を伝えるものであるため年齢制限には該当しないが、20代でなければ応募できないと誤解される可能性があるため注意が必要。 「当社では幅広い年齢層が活躍しています」といった表現を付け加えることで誤解を防ぐことが推奨されている。 |
経験者優遇 資格があれば尚可 |
長期勤続によるキャリア形成を目的とした趣旨に反するため不適切。 「未経験者歓迎」「入社後の研修制度あり」といった表現を用いることが推奨されている。 |
求人広告への応募を増やすためのポイント
求人広告への応募を増やすためには、以下のポイントを意識しましょう。
- ターゲットに適した媒体を選ぶ
- 定期的に文言を変える
- スカウトで積極的にアプローチする
それぞれについて解説します。
ターゲットに適した媒体を選ぶ
採用ターゲットが見る媒体を選ばなければ、求人広告が良くても応募が集まりません。さまざまな施策を実行しても応募が増えない場合は、媒体選びから再検討することも大切です。
とくに求人サイトの選び方には注意しましょう。さまざまな職種に対応した総合型と、特定の職種に限定して求職者を集める特化型の求人サイトがあります。
他にも、SNSの活用や人材紹介会社への依頼など、ターゲットごとに有利な媒体が異なるため、さまざまな媒体の特徴を把握して選ぶことが大切です。
各媒体の特徴や選び方については、次の記事を参考にしてください。
定期的に文言を変える
求人広告を出す際は、定期的に文言を変えて、常に新しい情報を提供して、求職者の目に留まりやすくすることが大切です。特に、求人検索エンジンでは新しい情報が上位に表示される傾向があるため、定期的な更新は効果的です。
「どのようは職場なのか?」「求職者が実際に働くことでどのようなメリットがあるのか?」などがわかるように、求職者のニーズに合った質の高い情報について最新の状態を保ちましょう。
スカウトで積極的にアプローチする
スカウトメールで積極的にアプローチする際には、候補者に特別感を与えることが重要です。件名や本文に候補者の名前を使用し「あなたにだけ送っている」という特別感を伝えると、関心を引きやすくなります。
さらに候補者の経歴やスキルに触れ、それらを具体的に評価していることを示すことで、より効果的なアプローチが可能です。
応募したくなる求人広告の具体例
ここでは、下記のカテゴリーに分けて応募したくなる求人広告の具体例を紹介します。
- タイトルの具体例
- 文章の具体例
- 内容の具体例
リジョブに掲載されている求人広告のなかから、おすすめの具体例を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
タイトルの具体例
アピールの内容別に具体的なタイトルを示すと次の通りです。
アピールの内容 |
具体例 |
労働条件をアピールする |
|
スキルアップできることをアピールする |
|
働きやすさをアピールする |
|
労働条件について、仕事が終わる時間や休日に日数について具体的な数字を入れる点がポイントです。また、特に専門職や技術職の場合、スキルアップに貪欲な求職者が多いものです。
スキルアップできることをアピールすると、モチベーションの高い人材からの応募が期待できます。未経験者もターゲットに加える場合は、研修制度があることをアピールするのも効果的です。
文章の具体例
求職者から以下のように思ってもらうことを意識して文章を書くと、応募したくなる求人広告に近づくでしょう。
- 「私でも⼤丈夫なんだ!」と思わせる文章
- 「⾃分のことだ!」と思わせる文章
- 「成⻑できそう!」と思わせる文章
なお、ここで紹介する具体例は下記の資料から一部を紹介します。さらに多くの具体例を知りたい場合は、下記を参考にしてください。
「私でも⼤丈夫なんだ!」と思わせる文章
具体的に次のような書き方をすると、私でも大丈夫と思ってもらえるでしょう。
⻑時間労働は難しい・仕事と家庭の両⽴したい・年齢的に採⽤されない…そう思っている⽅でも⼤丈夫★
30~50代の美容師歴の⻑いスタッフが多いので、夜遅くまで⻑時間練習するといったことはありません!
お客様もご近所の主婦や常連のファミリー層が多いので、楽しくお話ししながらのびのびと働くことができます。
勤務時間が長くならないことが伝わるように書かれており、プライベートと仕事を両立できることがアピールされています。
「⾃分のことだ!」と思わせる文章
次のような書き方で、求職者に「⾃分のことだ!」と思わせると、求職者の応募意欲を高められます。
「経験者」であっても、使う技術も違うし、想いもバラバラ。だけど、それでいいと思うんです!
当店ではみなさんのスキルに合わせたメニューを考え、得意なことで勝負できる仕組みを作っています。
「培った経験や技術がお店のせいで使いものにならなくなる」なんてことになったら本当にもったいないです!⾃分なりの⽅法でお客様の悩みを解決していきましょう♪
スキルへのこだわりや、能力への自信がある求職者が自分の技術を活かせる職場であることをアピールして、応募意欲を高めています。
「成⻑できそう!」と思わせる文章
研修内容について具体的に書いて、どのように成長できるか明確に示すと、求職者に「成長できそう!」と思ってもらえます。
2か⽉に1回全店舗メンバーが集合しセミナーを開催しています☆今⽉は、売上№1のスタッフが講師となり「思わず回数券を買いたくなる接客&カウンセリング」についてセミナーを⾏いました!
さらに、1年に4回は専⾨の講師の⽅をお招きし、技術についての勉強会を⾏っています!
実際にどのような研修が行われているか想像できるような書き方をして、成長意欲の高い求職者の興味を惹きつけています。
内容の具体例
以下の内容を詳しく書くと他者との差別化になります。
- 給与体系を記載する
- スタッフのコメントを入れる
- オーナーの実体験を伝える
以上は求職者が気にしている項目に当たるので、しっかりと自社の魅力をアピールしましょう。
給与体系を記載する
給与については勤務年数を添えつつ、実際の事例をもとに伝えると、求職者が将来性についてイメージしやすくなります。
<給与例>
▼⼊社3ヶ⽉ Jr.スタイリストAさんの場合
基本給 21.5万 + 歩合 3万 + 店販 0.5万
= ⽉収 25万 + 交通費
▼⼊社6年 30代後半スタイリスト・店⻑候補Bさんの場合
基本給 30万 + 歩合 8万 + 店販 2万 + 講師⼿当 1万
= ⽉収 41万 + 交通費
歩合給がある場合は、基本給と歩合給を分けて内訳を示すことも大切です。
スタッフのコメントを入れる
スタッフのコメントを入れると、職場の雰囲気や働き方が求職者に伝わりやすくなります。
僕は数年のブランクの後、このお店に⼊店しました。
⾃分のお客様がいなかったので不安でしたが、新規、⽉間200名前後は集客できているので、まったく⼼配いらなかったです!
近い状況の求職者に安心感を与えられるので、応募につながる可能性があります。
オーナーの実体験を伝える
オーナーの実体験やコメントを入れると、オーナーの人間性が求職者に伝わりやすくなります。
⾃分が新卒で⼊った店舗は、同期全員が1年以内に辞めてしまいました。確かに、集客数は多く⼒が付きましたが働きやすい状態ではなくわたし⾃⾝も、「辞めてしまおう
か」と悩み続ける⽇々でした。
⾃問⾃答を繰り返しなんとか乗り越えた修業時代の経験を胸に、はたらきやすい職場づくりを⼀番に考え、店舗運営をしています!
求職者の安心感にもつながるので、オーナー自身が考えてコメントを記載することをおすすめします。
まとめ
本記事をまとめると、次の通りです。
- 求人広告はターゲットの設定、メッセージの作成、ターゲットのニーズ把握という3つのステップで構成を練り、伝えたい魅力を具体的にアピールすることが重要
- タイトルは具体性とキャッチーさを意識し、求職者に魅力を伝えながら、検索キーワードを入れ、給与や研修内容などについて具体性を持たせると効果的
- 完成後は広告文の表現が適切かどうかを確認することが大切
- ターゲットに合った媒体の選択や広告文の定期更新、スカウトを活用した積極的アプローチを意識するとよい
以上をもとに求職者が応募したくなる求人広告を目指しましょう。リジョブは、美容ヘルスケア業界に特化した求人サイトです。オーナーの想いやこだわり、スタッフの声などを記載できる項目があり、求職者が応募したくなる求人内容を掲載できます。
採用成功率を高めるためのサポート体制も整えていますので、なかなか応募が集まらずにお困りの場合は、ぜひご相談ください。

- 執筆者情報
- Bizリジョブ編集部