整骨院で採用活動をする方法のひとつに、採用サイトの運用が挙げられます。多くの求職者が採用サイトを重要な情報源として捉えています。そのため、人材獲得の難航が予想される整骨院業界において、採用サイトを活用した差別化が欠かせません。
採用サイトの作成が予算的に厳しい場合は、すでに作成済みのホームページに採用ページを加えるだけでも有効です。
この記事では、採用サイトの重要性や掲載する項目、制作の流れとともに、制作を依頼する場合の注意点やポイントについて解説します。整骨院における採用サイトの作り方が理解できるため、ぜひ最後までご覧ください。
求職者は企業の採用サイトを見ている
多くの求職者が採用サイトを見ていることから、求職者にとって重要な情報源であることがわかります。そのため企業側も採用サイトを有効活用すると、自社の認知度を高めたり、職場の魅力を他社と差別化して伝えたりできます。
柔道整復師の有効求人倍率が高く、業界の過当競争も進み、整骨院における採用活動の難航が予想さるなかで、採用サイトの重要性はさらに高まるでしょう。
求職者にとって採用サイトは重要な情報源
株式会社ONEの調査によると、84.8%の求職者が企業のホームページで企業研究を実施しており、83.9%が採用サイトを重要な情報と捉えていることがわかりました。
さらに、62.4%の求職者が採用サイトがある企業に対してポジティブな印象を持つことも明らかになりました。
整骨院業界の採用活動は難航
厚生労働省運営のjobtag(※2025年1月時点)によると、柔道整復師の有効求人倍率は3.58倍と高い状況です。「令和4年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」では、柔道整復の施術所(接骨院や整骨院)は、増加傾向が続いており、採用活動が難しくなることが予想できます。
特に整骨院の場合、専門職であるため、業務内容で競合と差をつけることは困難です。そのため、自社の特色を存分に伝える必要がありますが、求人情報サイトには、フォーマット通りの情報しか掲載できません。
しかし、企業独自のホームページであれば、自由にコンテンツを作成できるため、競合との差別化が可能です。たとえば昨今の整骨院の採用サイトには独立支援や教育研修制度、キャリアマップについて詳細に記載されているものが目立ちます。採用サイトを通して、独自の支援制度や教育制度を伝え、柔道整復師の求人への応募意欲を高めているようです。
採用サイトか採用ページかは予算に応じて選択する
自社でホームページを作成して応募を集める方法には、採用サイトと採用ページの2つがあります。採用サイトは採用に特化したウェブサイトで、企業のホームページから独立しており、情報をカテゴリー別に分けて整理しやすい特徴があります。
一方、採用ページは企業のホームページ内の1つのページとして作成します。設定できるカテゴリーが限られるため、情報量が多くなると整理困難になるものの、新規でサイトを立ち上げる必要がないため、予算を抑えられることがメリットです。
予算の都合で採用サイトの作成が難しい小規模整骨院の場合、採用ページでも構いません。他の求人サイトやリファラル採用など、複数の採用チャネルと併用すると、より効果的な採用活動になります。
まずは自社の状況に合わせて、適切な方法を選択することが大切です。
整骨院の採用サイト・ページに掲載したいコンテンツ
採用サイトや採用ページに掲載したいコンテンツとして、以下のものが挙げられます。
- 理念や価値観
- 仕事内容や院の特徴
- 企業情報(沿革や歴史など)
- 待遇や職場環境(給与や福利厚生、ボーナス、働き方、設備など)
- 求める人物像
- 教育方法
- 採用フロー
- 問い合わせ先
ここでは、それぞれのコンテンツについて解説します。
理念や価値観
採用サイトの最初に目にする理念や価値観は、整骨院の「存在意義」を伝える重要な要素です。求職者がその院で働く意義を感じられるように、整骨院の運営にかける思いを具体的に示しましょう。
たとえば院長の想いや、患者様の笑顔のための取り組みなど、具体的なエピソードを紹介すれば、求職者からの共感を得られる可能性があります。
仕事内容や院の特徴
施術内容や患者様との関わり方を具体的に記載すれば、求職者は自分が働く姿をイメージしやすくなります。たとえば「スポーツ障害に特化した施術」や「地域密着型でアットホームな環境」といった情報を盛り込むと特徴がわかりやすくなります。
患者様の症状改善例や、スタッフの1日のスケジュール、使用している施術機器なども掲載するとよいでしょう。整骨院ならではの特徴や強みを明確に示すことで、他院との違いが伝わります。
株式会社giversでは、職種ごとに施術内容を掲載するとともに、採用サイトのトップページで選ばれる理由を掲載し、自社の特徴をアピールしています。
企業情報
企業情報では、開院からの歩みや、これまでの実績を紹介します。長い歴史がある整骨院なら、実績や事例、地域密着度をアピールできます。開院後数年の比較的新しい整骨院であれば、スタッフと共に成長していける環境であることを伝えられるでしょう。
ぷらす鍼灸整骨院では「数字で見るわたしたち」というページを設け、1日の施術人数や1院当たりの人数、離職率などの自社の情報を、数字を活用してわかりやすく伝えています。
待遇や職場環境
給与や福利厚生、賞与の有無などの待遇やキャリアアップについての情報も掲載しましょう。また、働き方や社内の設備、スタッフのインタビューなど職場環境をイメージしやすい情報を掲載すれば、働く姿の解像度が上がります。
おはな整骨院では、7段階のキャリアアップ制度があることを伝えるとともに、入社1年目~5年目までのスタッフのメッセージを掲載し、キャリアごとの声を届けています。
求める人物像
どのような人材を求めているのかを具体的に記載することにより、採用のミスマッチ防止につながります。スキルや経験に加え「患者様に寄り添える方」「意欲がある方」など、院の価値観に合った特性なども掲載するとよいでしょう。
株式会社マーサメディカルでは、マッチ度を診断できる「ぴったり度診断」ページを設けています。質問に答えていくことにより、どのような人材を求めているのかがわかる仕組みです。
教育方法
新人教育の方針や、スキルアップのための支援体制も紹介しましょう。技術向上に向けた取り組みを具体的に示すことにより、成長できる環境であることが伝わります。ただし、特別な教育制度を掲載する必要はありません。
院長による直接指導や、外部セミナーへの参加支援などの情報があるだけでも、スタッフを育てる意思があることが伝わります。ぷらす鍼灸整骨院では、「研修制度のページ」で研修の様子を写真付きで伝えるとともに、研修を受けたスタッフの声をインタビュー形式で伝え、解像度が上がる工夫を凝らしています。
採用フロー
応募から内定までの採用フローを具体的に掲載すれば、求職者は今後の動きが理解でき、応募に踏み切れる可能性が上がります。たとえば、以下のようなフローを掲載するとよいでしょう。
- 採用ページの「お問い合わせ」からエントリーしてください
- エントリー後に当院から連絡します
- ご都合のよい日に面接および院内見学を実施します(履歴書をご持参ください)
- 面接後、採用結果を連絡します
面接や見学の日程調整方法、必要書類などのほか、スケジュールも掲載すれば、より具体的なものになります。ぷらす鍼灸整骨院では「よくある質問」ページを設け、採用フローや見学の可否、入社時期などの回答を掲載することにより、求職者が欲しい情報を網羅しています。
問い合わせ先
求職者が求めている情報を掲載していても、問い合わせ先がわかりにくければ、応募に至らないケースがあります。そのため、問い合わせの導線を作っておくことが重要です。応募するまでの手数が少なく、シンプルであれば、求職者は行動に移しやすくなるでしょう。
電話よりもメール、メールよりも問い合わせフォームのほうが、行動に移すまでのハードルが下がります。近年ではLINEを活用しているところもあり、やまだ鍼灸整骨院では、採用公式LINEで見学の申し込みや問い合わせができるため、連絡に対するハードルを下げています。
整骨院の採用サイト・ページの作り方
採用サイトや採用ページを制作する基本的な手順は以下のとおりです。
- 採用の目的とターゲットを明確にする
- 競合を分析する
- 掲載する情報を整理する
- 制作方法を決める
- 効果検証する
ここでは、それぞれの手順について解説します。
1.採用の目的とターゲットを明確にする
採用する目的によって掲載すべき情報やデザインは異なります。たとえば、スポーツ系の施術を希望している柔道整復師をターゲットにする場合、あるスポーツチームのトレーナーをしていることを掲載すれば、求職者にとって魅力的な情報になるでしょう。
反対に、高齢者の利用が多いことを掲載すると、応募が集まらない可能性があります。なんのために採用するのか、どのような人材を求めているのかを明確にしたうえで、ターゲットが求める情報を掲載することが大切です。
リジョブでは、採用ターゲットを明確にするためのノウハウを提供しています。手順を詳しく知りたい場合は、無料でダウンロードできる下記の資料をご覧ください。
2.競合を分析する
整骨院は、地域を限定して就職先を探している人が多い傾向にあります。地域の中にある複数の候補を比較したうえで応募先を決めるため、近隣の整骨院がどのような条件や福利厚生を提示しているのかを分析しておくことが重要です。
具体的には「整骨院+地域名」で検索して求人サイトや採用ページの内容を確認したり、リジョブやジョブメドレーなどの求人サイトに掲載されている整骨院の求人情報を確認したりするとよいでしょう。
給与や福利厚生、キャリアアップの支援内容、勤務環境の違いなど、コンテンツとの差別化ポイントを整理します。競合のコンテンツを分析し、それに対する自社の強みを打ち出すことにより、求職者に「ここで働きたい」と感じてもらえます。
3.掲載する情報を整理する
採用サイトやページを作る前に、掲載する情報を整理しましょう。前述したように、採用サイトやページに必要な項目には理念や仕事内容、待遇、求める人物などが挙げられます。これらの項目の情報を整理するとともに、サイトの見た目も考慮する必要があります。
ただし、情報が多ければよいわけではありません。たとえば、スポーツ系の施術を希望している柔道整復師をターゲットにする場合に、美容系の施術にも取り組んでいることを掲載しても、ターゲットには刺さらないでしょう。
ターゲットが求めている情報を整理したうえで、掲載する情報を決める必要があります。また、サイトやページのデザインを決めることも重要です。院やターゲットに適した色彩やフォント、画像を選択することにより、視覚的にも求職者の興味を引けるでしょう。
4.制作方法を決める
採用サイトの制作方法には、自社で作る方法と外部に依頼する方法があります。自社で作る場合、費用を抑えられる半面、SEOやUI/UX設計のほか、ウェブサイトの制作・運営に関わる法的な知識が必要です。
日々の業務に負荷をかける可能性もあるため、人的リソースの割り振りに注意が必要です。一方、制作会社に依頼する場合は、専門家による質の高いサイトの制作が期待できる反面、自社で制作するよりも費用がかかります。Web幹事によると、整骨院のホームページ制作相場は、29.8万円でした。
フリーランスに依頼すれば、制作会社よりも費用は抑えられる可能性が高いものの、信頼できる人に依頼する必要があります。
制作会社やフリーランスに依頼すれば、専門家による質の高いサイトが期待できます。ただし、自社で制作する場合でもWordPressやWix、JimdoなどのCMSを使えば、質の高いサイトの制作が可能です。ウォンテッドリーのようなプラットフォームを活用する方法もあります。
目的と予算から自社に適した制作方法を決めましょう。
サイト制作の流れ
制作会社やフリーランスに依頼する場合の基本的な流れは以下のとおりです。
- 要件定義
- サイト設計
- デザイン
- 開発
- テスト
- サイト公開
この中でも、要件定義は制作側が依頼主にヒアリングし、サイトのデザインや掲載する項目を決める重要な工程です。要件定義後に追加項目が発生した場合、戻り作業が発生したり追加費用が大きくなったりするケースがあります。そのため、要件定義時には自社の採用目的やターゲット、掲載する情報を整理しておくことが大切です。
5.効果検証する
採用サイトやページは一度作ったら終わりではありません。公開後も定期的に見直し、必要に応じて更新する必要があります。効果検証をすることにより、求職者の反応を把握し、より良いサイトに改善できます。
具体的には、応募数やサイトへのアクセス数、離脱率の分析が必要です。また、SEOやコンテンツの見直し、ユーザーからのフィードバックをもとに改善を行いましょう。採用サイトを育てることを意識することにより、長期的に効果を発揮する魅力的なサイトとなります。
整骨院の採用サイト・ページの制作を依頼する場合の注意点
整骨院の採用サイトや採用ページの制作を依頼する場合の注意点として、以下のものが挙げられます。
- 具体的な予算と納期を決める
- 作業範囲やデザインを明確にする
- 複数の制作会社から見積もりをとる
- 補助金・助成金を活用する
ここでは、それぞれの注意点について解説します。
具体的な予算と納期を決める
制作を成功させるには、予算と納期を明確にすることが必要です。特に予算については上限を事前に伝えれば、予算内に収められるような提案をしてもらえるでしょう。納期を設定しておけば、納期から逆算して計画を立てられます。
また、採用サイトは1度制作すれば終わりではありません。新しいコンテンツを追加したり、最新情報にアップデートしたりと継続的な運用が必要です。そのため、運用費用も予算に含めて考えましょう。
作業範囲やデザインを明確にする
外部に依頼する場合、作業範囲やデザインを明確にする必要があります。作業範囲が明確でない場合、制作途中で作業量が増加し、費用が上がったりトラブルが発生したりする可能性があります。事前に作業範囲を明確にし、契約内容として記載しておきましょう。
デザインについても、完成イメージを具体的に伝えることが重要です。理想に近い競合サイトを参考例として伝えると、イメージの共有がスムーズです。CMSを活用した場合、カスタマイズには限界があります。どこまでのレベル感を求めているのかも、明確にしておきましょう。
複数の制作会社から見積もりをとる
同じ依頼内容でも、制作会社によってサービスの内容や費用は異なります。そのため、複数の制作会社から見積もりをとったうえで、依頼先を決めましょう。ただし、費用が安ければよいわけではありません。
採用サイトの実績が豊富な会社であれば、求職者に響くサイト制作が期待できます。制作会社の強みや実績、評判に加え、担当者との相性も重要な判断材料です。これらの判断材料から総合的に判断することが大切です。
補助金・助成金を活用する
補助金や補助金を活用すれば、制作費の負担を軽減できます。たとえば、以下のような補助金が利用可能です。
- 小規模事業者持続化補助金:Webサイト関連費
- 事業再構築補助金:広告宣伝・販売促進費
- IT導入補助金:ITツール導入費
ただし、これらの補助金の支給には条件があります。申請前に条件を満たしているのか確認したうえで申請しましょう。整骨院経営で使える補助金や助成金については、以下の記事で詳しく解説しています。
整骨院の採用サイト・ページを作る際のポイント
採用サイトや採用ページを制作する際のポイントとして、以下のものが挙げられます。
- デザインやセキュリティ対応を妥協しない
- 正しい情報を見やすく掲載する
- 入社後に働く自分をイメージさせる
- SNSと連動させる
- SEOやMEO対策を意識する
- 強みを言語化する
- 医療類似行為に関する関連法律を把握する
- 応募数にこだわらない
ここでは、それぞれのポイントについて解説します。
デザインやセキュリティ対応を妥協しない
採用サイトや採用ページは、整骨院の顔となる重要な広報ツールです。デザインが古い場合、新しいことに対して積極的ではない印象を感じさせてしまいます。現代ではスマートフォンでのサイト閲覧が浸透しており、スマートフォン表示への対応も欠かせません。スマートフォン表示を意識したデザインにすることにより、より多くの求職者にアプローチできるでしょう。
また、SSL対応をしていない場合、ページを開くとブラウザに警告が表示されます。セキュリティ対策ができていないと疑われるだけではなく、閲覧すらしてもらえない可能性もあります。
デザインやセキュリティ対応は、ページを閲覧してもらうための最初の関門であることを理解し、妥協しないようにしましょう。
正しい情報を見やすく掲載する
採用サイトや採用ページは、正確な情報を見やすく掲載することが重要です。たとえば、残業時間を実際より少なく記載した場合、入社後にミスマッチが発覚したりトラブルが発生したりする可能性があります。
求職者が見やすい形・理解しやすい形を考えながらページを作成しましょう。正しい情報を簡潔かつ明瞭に掲載し、それに共感した人材を採用したほうがトラブル回避や離職防止につながります。
掲載している情報や更新日が古いと、情報自体の信頼度が下がります。そのため、情報を定期的に更新することも重要です。
鍼灸サロン「HariFa」では、働き方がマニュアル化されていることをデメリットとして伝え、自分の考えで施術をしたい鍼灸師とのミスマッチを防いだことにより、離職率の抑制に成功しています。
「HariFa」の採用時には、99%が美容鍼のお客さまなので、体の治療もしたいという人には向いていないということ、施術内容やお客さまに話す内容なども1から10まできっちり決まっているので、自分で施術内容を組み立てたいという人には不向きであることははっきり伝えています。このすり合わせがとても重要だと思っています。
引用:モアリジョブ|美容鍼サロン「HariFa」 代表 御領原圭佑 さん
入社後に働く自分をイメージさせる
求職者が応募を決めるためには、入社後の働く姿をイメージできるような工夫が必要です。そのためには、以下のようなコンテンツを掲載するとよいでしょう。
- 社員のメッセージやインタビュー
- キャリアについて
- 日々の業務風景
写真だけでなく動画も活用すれば、解像度はさらに上がります。やまだ鍼灸整骨院では、新人スタッフや2年目スタッフ、エリアマネージャーの1日の仕事の様子を紹介しており、キャリアごとの働く姿を想像しやすいコンテンツです。
SNSと連動させる
SNSを活用して採用サイトへの流入を促進することも有効です。株式会社ONEの調査によると、22.8%の求職者が企業のSNSアカウントを見ていることが明らかになりました。
SNSで日々の業務風景を発信により自社への興味関心を向上させ、採用サイトへの流入を促しましょう。整体院EVOLでは、サブの集客媒体として、InstagramやYouTubeなどを活用しています。
僕の場合、得意な集客方法をしっかり作ったうえで、サブの集客媒体をたくさん作っていくようにしています。メインはInstagramやYouTubeなどのSNS、サブとしてホットペッパーなどのリスティング広告、Google マイビジネスやGoogleマップ、ホームページのSEOなど…。
引用:モアリジョブ|整体院EVOL 院長 竹常元太 さん
SEOやMEO対策を意識する
採用サイトを見てもらうためには、SEOやMEO対策が肝心です。整骨院は地域を限定して就職先を探している求職者が多く、「整骨院+地域名」で検索して上位に表示されれば、見てもらえる確率が高くなります。
上位に表示されている記事から必要な情報を分析し、掲載するとよいでしょう。位置情報に基づいた検索にかかるようにするには「Googleビジネス プロフィール」への登録が必要です。Googleビジネスプロフィールに登録し、住所や電話番号、営業時間、画像などの情報を入力するだけで簡単に登録できます。
aivee吉祥寺店のように、Google検索で上位にくることを意識したコラムを充実させることにより、検索結果からの流入を増やす戦略を立てているところも存在します。
ほとんどのサロンがホームページを持っていますが、現状、あまり見られていないですよね。サロン側も放置しているパターンが多い気がします。僕らは、きちんと「見られる」ホームページをつくろうと思ったんです。そこから流入を増やしていけたらなと。
引用:モアリジョブ|「aivee」吉祥寺店 代表 辰野匠 さん&店長 西川友規 さん
強みを言語化する
求職者から選ばれるためには、整骨院の強みを明確に言葉で表現することが大切です。強みが言語化されていれば、求職者に「ここで働きたい」と思ってもらえ、応募につながります。最新の技術や設備などの明確な強みがあれば、それを伝えるとよいでしょう。
柔軟な働き方や融通の利くシフトなど、競合と差別化できるポイントも強みになります。競合を分析したうえで、自社の強みを言語化しましょう。
リジョブでは、企業の価値観を言語化し、ターゲットに伝えるメッセージを作成するためのノウハウを提供しています。手順を詳しく知りたい場合は無料でダウンロードできる下記の資料をご覧ください。
医療類似行為に関する関連法規を把握する
整骨院が採用サイトを運営する際には、関連法規への理解も必要です。国家資格が必要な整骨院は「医業類似行為」に該当するため、以下の法律を理解し、遵守する必要があります。
- 柔道整復師法
- 不当景品類及び不当表示防止法
- 医師法
- 医療法
- 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律
- あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律
これらの法律を遵守しなかった場合、自治体の担当者から指導を受けたり罰金を科されたりする可能性があるため、注意しましょう。
整骨院の関連法規については、以下の記事で詳しく解説しています。
応募数にこだわらない
採用活動では、応募数を増やすことが必ずしもターゲットに近い人材の採用につながるわけではありません。特に小規模な整骨院の場合、採用担当者の業務が増えて、優秀な人材の見極めに十分な時間を割けない可能性も考えられます。
応募人数が1人でも、自社の求める人材が採用できれば採用活動は成功といえます。採用活動の狙いは「自社が求める人材を確保すること」という目的を見失わないことが大切です。
サロン「apish」では、応募数を増やすのではなくマッチ度を高めることが重要と考え、新しい採用方法に取り組んでいます。
今までは500人1000人と、たくさんの応募をいただいていました。時代も変わり、以前と比べて応募数は減りましたし、そもそも10人ほしいなら15人くらいの志望者に受けてもらう方が効率が良いと気づいたことが理由です。
引用:モアリジョブ|「apish」 渡辺梨沙 さん
まとめ
求職者の84.8%が企業のホームページで企業研究を実施しており、83.9%が採用サイトを重要な情報と捉えています。柔道整復の施術所は増加傾向にあり、採用活動の難易度は上がっています。
しかし、整骨院は専門職であるため、業務内容で競合と差をつけることは困難です。そのため、自由なコンテンツを作成できる採用サイトは、自社の魅力を伝えるためにぜひ活用したい採用手法といえます。
採用サイトや採用ページに掲載したいコンテンツには、以下のものが挙げられます。
- 理念や価値観
- 仕事内容や院の特徴
- 企業情報(沿革や歴史など)
- 待遇や職場環境(給与や福利厚生、ボーナス、働き方、設備など)
- 求める人物像
- 教育方法
- 採用フロー
- 問い合わせ先
採用サイトは、取り組み方次第で効果が変わります。自社が求める人材の採用につながるサイトを作るためには、本記事で解説したポイントを押さえることが重要です。自社の状況や予算を把握したうえで、効果のある採用サイトを制作しましょう。

- 執筆者情報
- Bizリジョブ編集部